ZOTAC GAMINGのGeForce RTX 5070 Ti SOLID OCを購入しました。なんとお値段、178800円。

元々5070Ti狙いでした。というのも、5080になると25万円ぐらいするわけで、もう頭おかしい人しか買わない値段だと思います笑
Amazon(価格の参考用)
RTX5060 RTX5060ti RTX5070ti RTX5080 RTX5090
読んでみてもらえればわかると思いますが、僕はPCの細かいところまでは手が回らず、深い研究活動をしているわけではなく、「いい感じに使えればいい」程度に選定、使用しています。そのためこの情報は参考程度の暇つぶしの読み物だと思って楽しんでいただければと思います。
取り付けについての記録。
今まで使っていたのはRTX2070Super
元々2070superは約5.4万円で新品を購入しています。当時はそれで結構グラフィックの表現の幅もあると感じていました。この時は1画面やVRのOculus Quest2利用でした。しかし、3画面にして少しでも画質を上げようものなら、FPSが60を下回ったりするわけです。

そこで2022年11月頃にRyzen5900Xと3070Tiを導入しました。3070Tiについてはメーカー整備済み品を一度購入し、2070superから入れ替えたのですが、すぐお亡くなりになり、返品処理してもらった経緯が。(メーカー整備済み品とは思えないぐらい、ホコリついたままだった)
今考えると2070sから3070Tiで1世代ぐらいしか変わらないので、劇的な変化は見られませんでした。
そして、「3070Tiってこんなもんなのか。でも3080とか3090でグラボに10万以上出すのは無いよなー。」と思い、2070superで耐え忍んでいたわけです。
本来なら、10万円弱ぐらいの値段でいい感じに動くグラボが欲しいわけですが、そうこうしているうちに調子に乗ったアメリカ企業が値上げし、中間業者も絡み、どんどん値上がりしていきます。
2020年のiRacingを始めて以降、iRacingはどんどん変化していき、夜中の表現ができるようになったり、雨を降らせ始めたり、路面に砂利を撒けるようになったりと、どんどんPCに負荷を与えてきます。
なのに、僕のグラボは2070superのまんま。
RTX4000番台ぐらいになった時から、グラフィック設定を落として、2070superをどうにか動かすことにストレスを毎回感じてきました。
ということで、5000番台が出たら絶対買ってやる!!と思っていたわけです。
なかなか購入できなかったRTX5070Ti
2025年の1月末でしょうか。5000番台が出てから、毎回主要な抽選には申し込んだんですが、在庫極僅少ですぐに手に入らず。
3月中旬になり、ツクモのXの投稿で再販開始のお知らせがあったので、そこをクリック。多数のメーカーの5070Tiが並んでおり、結構選べる状態でした。
5070Tiだと15-16万円〜ぐらいで売られていたでしょうか。OC(オーバークロック)モデルだともう少し高い値段からスタートだったか?16万円ぐらい〜?
「OC(オーバークロック)」の機能がついていた方が強くなりそうだったので、(実際オーバークロックでちょっと性能増せるはず)、2070superの時に選定したメーカーであるZotacのOCモデルを選んだわけです。
もともとZotacは小さめのグラボを提供していることで有名?ですが、今回のモデルは、めちゃ分厚く、長いいモデルでした。
そして、RTX 5070 Ti SOLID OCという名前のSOLIDというのは剛性感があるという意味のよう。
造りもある程度しっかりしているのでしょう。
Zotacから5070Tiは3種類
改めて、Zotacだけの中でスペックを簡単に比較してみました。こう比較してみると、今回購入したモデル、オーバークロックもされてて、無駄にめちゃくちゃ光る機能はついてない分、(一番高いやつと比べて)少し安くて悪くない選択肢だったのかと思っています。(クソ高いけど)
Zotacの5070Ti、現行品の3つをさらりと見てみました。
①Zotacの中で一番安い。SFFというのは薄型という意味らしい。冷却の関係なのか、クロック数が僅かに他の2つより低く、電源も2口のPCIeコネクタから供給。他は3口のPCIeコネクタから供給という違いがある。(エンジンクロック:2482MHz)
②今回購入したやつ。(エンジンクロック:2512MHz)
③いっぱい光るバージョン。(エンジンクロック:2512MHz)
おそらく、パッと見る限り、今回僕が購入したのと比べて光る以外の違いってなさそう???(あるかもしれないが)
なぜ同じ5070Tiなのに、メーカーごとに値段が異なるのか?
初めてグラボを買ったときは、なんでいろんなメーカーが同じ品番のグラボを出しているんだろうか?と思ったわけです。GPUと呼ばれるチップは、1つの会社(NVIDIA)から提供されているけど、冷却形や回路を工夫を凝らして作っているみたいなイメージだと認識しています。
だから、回路がしっかりしているか、冷却能力がしっかりしているかというのも大事な要素になるわけです。
今回の売り出しでは、争奪戦?の中、そこまで吟味する余裕はないわけなので、最安のメーカーに比べ少し高いですが、自分が以前購入したメーカーのものを178800円を投入して、購入したというわけです。
人間って、購入した後になって、調べて不安になるわけですよね笑
3.5スロットってなんなんだ?!(PCの背面の横長の長方形の部分3.5個分ってこと)とか、自分の4年前に1万円ぐらいで買ったAsrock B450M Steel Legendっていうそんなに高価でなかったマザボで使えるのか?!とか。(使えました)
Zotac 5070Ti Solid OC装着
まず悩んだのが電源です。
今回購入したグラボへの補助電源は、PCIeの8ピンを3本用意しないといけません。
Antecの750W電源(NE750GOLD)を使用していたわけですが、マザボに挿す以外に、電源から伸びているPCIe端子が4つあります。

しかし、写真の通り、1束のPCIe配線(赤い部分)からコネクタ2つ分(赤と青い部分)に分岐されて、1束のケーブルから2つの端子出現。それが2系統あるから合計4つの端子があるわけです。

何を言いたいかと言うと、1系統から出てくる端子を2つとも使っちゃうと、分岐する前の源流の導線(赤い部分)には、たくさん電気流れるけど大丈夫?!ってことです。(赤の線にコネクタ2口分の電流が流れてる!!)
なんのことかわからなければ一番上に貼った動画を見ていただけたらと思います。
多数の方からのアドバイスで電源を買い替えることに
やはり、1束のケーブルに多くの電流が流れるような繋ぎ方になるので、あまりよろしくなかったようです。
PCIe端子3本分の端子を含んでいるATX3.1規格のものを選びました。750Wにしようかと思ったりしましたが、16ピンPCI-E 5.1というグラボに挿すケーブルの容量が300W。
一方、850Wのモデルはその容量が450Wであり、将来性も加味して念の為850Wを選ぶことに。5080で360wくらいという情報もあり、これだと結構長く使えるかもしれません。

グラボの重さをどう支えるのか
今回の5070Tiは非常に大きく、重いので、支えが付属していましたが、そもそもその支えは短く、床からの高さが足りません。
なので、初めは電源の上に支えを載せてみましたが、高さ調節ようのネジをしっかり閉めたところ、ネジ穴がネジにより削れてしまい、役立たずに。
どうしよっかなと思ったところ、PCケース内の部品とグラボの間に、その壊れた金具の一部を挟み込むと、丁度グラボを支えることができることに気づいたので、これでいいかなと思っています。

ということで、グラボを物理的に導入することはできました。
やっぱり、グラボはしっかり支えましょう

動画を公開してから3日間までの間に、XやYoutubeのコメント欄で2名の方からこの製品をお薦めされました。
世間では突っ張り棒式のものもありあすが、このステーなら横からボルト固定するので、知らぬ間に倒れて使い物にならないリスクがありません。
一つ前の項目の写真をじっくり見ると、RTC5070Tiの下部を横から支えています。
高価なものではないので、そこは悩まず買っておきます。なんたって2名から、今のままじゃリスクがあるとお薦めされたわけなので、それなりに今挟んでいるものがコロっと転がってしまうことは想定しておくべきです。
ROPが不足している個体があるらしい
よくわかってないですが、以下のようにROPという重要なパラメーターがあるようです。
グラボのROP(Render Output Units / Raster Operation Pipelines)とは、GPU(グラフィックボード)の物理コンポーネントで、データがモニターに出力される前に通過する部分です。GPUのパイプラインの最終段階の1つで、ROPの数が多いほど高速になります
ネットの情報によるとこれが、一部不足している個体があるとのこと。この問題がなければ、ゆっくり週末にでもと思ったのですが、早く故障があるかないかを確認するために、頑張って平日に取り付けたわけです。
GPU-Zというフリーソフトで、ROP値を確認しておきました。
結果は問題なし。
今回使用する3画面は、AOC C32G2ZE/1というモデル。VA液晶、240Hz・1500R。当時1枚2.8万円程度だったようです。240Hz出るようなモニタの中では安かったはず。
その240Hzのリフレッシュレートを誇る液晶パネルを持っていても、2070Superの3画面だと、画質を落として100Hz前後。悪い時だと60Hzを下回ったりするわけです。
さて、今回5070Tiを導入したことによって、どうなるか。
共通の設定
AOCのモニタは、オーバードライブ強、AMD FreeSync:ON、DCR:OFF、HDR MOD:HDRゲームという条件。
Nvidiaの「サラウンド」と呼ばれる機能を使用して、フルHD3枚のモニタを個々にゲームに認識させるのではなく、「解像度5760×1080のモニタ」1枚とゲームに認識させるよう設定しています。
F1 24で試してみた感想
3画面フルHDという条件で、F1のレースSIMでどこまで頑張れるかというところ。
F1 24のゲーム内グラフィックの設定は、GeForce Experienceが自動的に提示してくれるF1 24の推奨値に設定(この項目の下の方まで読んでいただけると、に長い表を貼り付けています)。結構Ultraが多かったですね。


そして、F124のグラフィックオプションのベンチマークを使用した結果がこちら。

だいたい100FPS超ぐらいでしょうか。最低2となっていますが、そこは気になりませんでした。
今までF124(25MOD使用)で何件か走った4K動画を投稿しましたので、雰囲気の参考にしてみてください。
遊んでる時のCPUとGPUの使用率はこんな感じ。GPUはフル(90%以上)で頑張ってて、CPUは余裕ある(20%ぐらい)感じですね。それぞれ一番高いところを見てください。(スクショする時は、ゲーム画面が表示されないので、使用率低下。)

GeForce Experienceが自動的に指定してきた設定
ゲーム内設定 | 現在の値 |
---|---|
アンビエントオクルージョン | HBAO+ |
異方性フィルタリング | 16x |
アンチエイリアシング | NVIDIA DLSS |
アンチエイリアシングモード | パフォーマンス |
車およびヘルメットの反射 | ウルトラ高 |
群集 | 超高 |
ディスプレイモード | フルスクリーン |
ダイナミック解像度 | オフ |
ダイナミック解像度最小スケール | 無効 |
ダイナミック解像度プロファイル | 無効 |
ダイナミック解像度ターゲットFPS | 無効 |
フレーム生成 | オフ |
グラウンドカバー | ウルトラ高 |
ハイクオリティな髪の毛 | オン |
ライティングのクオリティ | ウルトラ高 |
ミラー | 高 |
パーティクル | 高 |
ポストプロセッシング | 高 |
Reflex | オン |
解像度 | 5760×1080 |
RTX:レイトレースアンビエントオクルージョン | オン |
RTX:レイトレースダイナミックグローバルイルミネーション | オフ |
RTX:レイトレース反射 | オン |
RTX:レイトレースシャドウ | オン |
RTX:レイトレースされた透明な反射 | オフ |
RTX:レイトレーシングクオリティ | 中 |
スクリーンスペース反射 | ウルトラ高 |
シャドウ | ウルトラ高 |
スキッドマーク | 高 |
スキッドマークブレンディング | オン |
テクスチャストリーミング | 高 |
木 | ウルトラ高 |
可変レートシェーディング | オフ |
VSYNC | オフ |
天候エフェクト | 高 |
Amazon(価格の参考用)
RTX5060 RTX5060ti RTX5070ti RTX5080 RTX5090
5070Ti導入後にF1 24を走ってみた感想
この動画を見る限りは、全体的に絵がきれいに見える。
たまにカクついているようにも見えないこともない。
近づいてじっくり見てみると、一部ポリゴンが目立ったりする場面もありますが、おそらく3つの動画を見てもらっても、気にならないでしょう。スクショを撮るため、1フレームごとに見てみると、300km/hで走っているようなところは、残像が残っている(当たり前か)
といった具合でしょうか。
とか、完璧に実写感を1フレームごとに求めると気になる点は出てきますが、普通にシートに座って走っていると結構臨場感はありますね。
4Kだと、解像度がフルHDの4倍になるわけで、単純に考えると同じような画質で遊ぶとなるとFPSは1/4ぐらいになってしまう(30FPS)ということでしょうか。
言われなくてもわかるとは思いますが、5070Tiで、この画質で4K3画面はキツいということになります。
今後、アセコルEvo等も、いろいろと走ってみてグラフィックの状態を確認していこうと思います。
現在、アセコルEvoはベータ版状態。随時アップデートが行われているため、よりグラボにとっては無駄な演算をさせなくする方向に動くと思います。
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