いろいろ悩みましたが、ついにファナテックの↓BMW GT2 V2にたどり着きました。
昔から、丸形ステアリングを買う買う詐欺をしつつ、一度、2021年11月のブラックフライデーで、2万円弱の廉価版ステアリングを手に入れました。
しかし、このP1ステアリングですが、触ってすぐ、元々所有して気に入っていたFormula V2(マイナーチェンジで2022年現在Formula V2.5になっている)との使い心地の差が気になり、すぐに手放してしまった前科があります。このことから、しっかりと後戻りしないで済む製品をと思い、いろいろ考えてきました。
フォーミュラステアリングを手に入れる際にも、初めはF1 Esportsというグレードの製品を手に入れた後に、Formula V2に買い替えたりと…。結局、行きつく先はハイエンドでした。
今回、このBMW V2ステアリングが丸形ステアリングのほぼハイエンドだと判断して、購入に至りました。
正式な製品名はClubsport Lenkrad BMW GT2 V2と言い、Lenkradは、ドイツ語でハンドルとのことです。
ちなみに、購入する際に様々な自動車用のステアリングと交換できユニバーサルハブという製品と少し迷いましたが、Twitterでの人気投票に任せ、結局BMW GT2 V2を購入。新型クイックリリースシステムが出るのを待てという投票も多かったのですが、すぐに丸形が欲しかったのと、新型クイックリリースシステムが出たとしても、すぐにBMWステアリングと同封してくれるとは限らないと判断し、この投票結果が出てその日のうちに発注してしまいました笑
で、購入。
そしてその日の夕方にFANATECの国内倉庫から都内の郵便局へ到着。そして翌日に到着しました。早朝に注文すれば都内なら翌日、離島でなければ3日後には届くかと思います。
ファナテック BMW GT2 V2にクイックリリースを取り付ける
ステアリング購入時に無料で付いてくるクイックリリースシステムが、別の箱で届きます。昔はステアリングに組付けられて出荷されていましたが、次期クイックリリースの発売が近いのか、別々に梱包されているようです。
次期クイックリリースが出た際には、ユーザーに対して購入時にどちらかを選べるようにするのではないのかな?と予想。
ちなみに現行版クイックリリース、個別に買うと13000円弱かかります。
新型はいくらになるのでしょう。すごく気になりますが、円安傾向や物価の上昇が激しいので、もう買ってしまいました。
箱を開けるとクイックリリース本体とネジ類、対応する六角レンチが入っているので、すぐ取り付けられます。ネジの青色は緩み止めです。
箱の後ろに記入いている通り、クイックリリースをステアリングに装着し、ボルト4本をセットし、付属の六角レンチで締め付けます。
ネジって、結構小さな力ですごく密着するので、腕力で締め付けるというよりかは、手首だけの力で締めて、手首で固いかな?と感じる程度にしておくので十分です。
あとは、ホイールベースに装着。すると、ファームウェア更新のポップアップが自動で出てきますので、更新していきます。
そしてすべてのFANATEC製品が「Up to date」(更新)された状態となりました。
あとは遊ぶだけ。遊んでみた感想を書いていきたいと思います。
ファナテック BMW GT2 V2の太さ
Formula V2と太さを比べてみます。
こんな感じでほぼ同じです。
昔購入したP1ステアリングはもう少し太かったはずです。
ファナテック BMW GT2 V2の大きさ
BMW GT2 V2の直径は320㎜。Formula V2は270mm。同じFFBの入力がされる場合、腕が感じるFFBは、直径が大きい分小さくなります。そういう場合は、Podium DD1なので、FFBを少し増やしてあげればいいだけなんですけどね。現在私はFANATECのPodium DD1(最大20Nm)を、本体でFFBの大きさを35%に設定して運用しています。なので、直径が大きくなってハンコンのパワーが伝わりにくくなりますが、DD1にはFFBが十分余裕があるので、まだまだ調整が効きます。
ファナテック BMW GT2 V2の質感
今まで3つのステアリングを所有してきたので、4つ目のBMW GT2 V2を見ても、大きな感動は無いのですが笑、グリップ部のアルカンタラもしっかり巻いてるし、金属が使用され剛性感もあります。
そして、2021年7月、V2にバージョンアップされ、ステアリングのパドルがマグネティックパドルになったため、パドルについてはカッチリとした操作感になっています。
正面の各ボタンスイッチは他のファナテック製品と同様です。
ファナテック BMW GT2 V2の拡張性
このBMW GT2 V2にはもともとマグネティックパドルが付いているわけですが、それを取り外し、Advanced Paddle Moduleを追加することができます。
私はセット販売の商品を買ったため、Formula V2にAdvanced Paddle Moduleが付いてきました。このBMW GT2 V2ステアリングをメインのハンドルにする場合はFormula V2から付け替えようと思います。ちなみに、「V2」とついていない、初期型の製品はAdvance Paddle Moduleを取り付けることができないので、中古品を買う時等はご注意ください。
私のAdvanced Paddle Module↓
購入した例のセット商品。
将来の新型クイックリリースにも対応可能
この新型であるBMW GT2 V2ステアリングは、もうそろそろ発売されそうな新型クイックリリースシステムへの換装も可能です。Podium DD1/DD2でかなりの高トルクを使用しながら遊んでいると、現行クイックリリースは、ノッキング音を出すことがあります。
グリスアップで収まることもありますが、気になる方は、より強固に固定できる新型クイックリリースシステム発売後に導入してみてください。
私が今回購入したものは対応していますが、「V2」とついていない旧型製品(BMW GT2ステアリング)が、新型クイックリリースシステムに対応するかどうか、現段階では情報はありません。(個人的にはなんか行けそうな気がしますが)なので、中古品購入時は、新型か旧型のステアリングか確かめたうえでのご購入が大切かと思います。
ファナテック BMW GT2 V2なのか?Formula V2(フォーミュラV2)なのか?
それぞれ違いがあるので、一概にどちらかは言えませんが、両方良いところがあります。Formula V2(フォーミュラV2)はスイッチが豊富で、ダイヤルも多く、その分様々な機能をステアリングに割り振ることができるので、耐久レースのように走行しながら車のセッティングを変更するようなことに向いていると思います。また、ステアリングの直径が小さいためFFBがダイレクトに伝わりやすい特徴があります。GT DD PROやCSL DDのようにトルクが控えめ(と言っても、ベルトドライブに比べたら十分強いですが)のホイールベースでも、FFBを強力に感じることができると思います。また、ステアリングの上部が無いため、液晶モニタが見やすくなるという利点もあります。
一方、BMW GT2 V2は、直径が大きく上下にもグリップ部分があることから、ドリフトやラリーのようなステアリングの持ち替えが必要だったり大きく動かすような車種・競技に向いています。汎用性があるのはBMW GT2 V2です。Formulaステアリングの利点も多くあり、おそらくはじめは1つだけ購入しようと考える方が多いと思うので、その時は結構悩むかもしれません。フォーミュラーカーやGTカーの運転したい方でFormulaステアリングが気になる方はFormulaから。ステアリング、何を買えばわからない・どんな車でレースするのか定まっていない、ドリフトやラリーや市販車の運転から始めたい方はBMWステアリングを選んだらいいのではないでしょうか?
ファナテック BMW GT2 V2とFormula V2(フォーミュラV2)の使い分けは?
こういう時はBMW GT2 V2
①シフターを使用するとき
というのも、Forula V2は、Advanced Paddle Moduleも追加して、超豪華装備の状態になっていて、とても使いやすい。ただ、気軽にマニュアルミッションを使いながら運転するのには、Formulaステアリングは少々不便。
②ラリーするとき・峠を走る時
大径のステアリングで、どこでも握ることができる方が、急カーブでのターン等で曲がりやすい。そういう時は丸形ステアリング。
③ドリフトをするとき
これは説明不要。Formulaステアリングではドリフトは無理。
それ以外の時はFormulaステアリングになるんじゃないのかなーと思います。
また、何か感じることがあれば書き足しますので、もしよかったらこのTweetに「いいね」してもらえると、投稿を続けるモチベーションになります(*´ω`*)
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