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MOZA FSR2 Formula Wheelレビュー|MASK|ブログ

2025年1月16日に発売されたMOZAの新型ステアリングホイール「FSR2フォーミュラホイール」をレビューします。本記事では、旧型FSRと新型FSR2の違いを中心に、新機能や改善点について解説していきます。

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

以下の動画の内容をブログ記事としてまとめました。

今回、この記事はMOZA Racingさんより商品を提供してもらい、作成しています。この記事の対価はこの商品です。ある程度高額なものなので、動画・文章をそれなりの文量で書こうとはしていますが、内容についてはあまり忖度せずに書こうとしています。そんな感じのモチベーションで書かれた記事です。

また、以下の公式HPのリンクから購入していただけると僕に広告収入が入るようになっています。公式HPからだと、メーカーの直接保証が受けられ、発送は中国からになります。お値段や保証の内容等比較してみてください。

FSR2 Formula Wheel | MOZA Racing
Unleash the full potential of your sim racing with the MOZA FSR2 Formula Wheel. Featuring a 280mm formula-style design, ...

MOZA FSR2ステアリングの旧型からの主な改良点

スペックを確認したり実際に使用してみて、私が主に認識しているのは以下の通り。さらに知りたい方は公式ページも読みあさってください。

  1. タッチスクリーンの搭載
    新型では4.3インチのHDディスプレイがタッチスクリーン化され、直感的な操作が可能になりました。このディスプレイはカスタマイズ可能なUIを備えており、個々のニーズに合わせた設定が可能です。
  2. UI編集機能の追加
  3. パドル数の増加
    旧型は4つだったパドルが新型ではパドルが6つに増えています。上の4枚はマグネティックパドル。下の2枚はアナログパドルです。これにより、より多くの機能を指先で操作できるようになりました。
  4. 旗用の左右LEDの追加
  1. ロゴの質感
    旧型では白一色だったロゴが、新型ではメッキ仕上げに変更されています。
  2. 左右のスティックの仕様変更
    左右のぐりぐりスティックがアナログスティックから十字キー化。十字キーになったからどうかということはないと思う。クリック感があるスティックです。

目で見て感じるのは以上です。

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

その他の質感だとか操作性は、旧型と大きな変わりはありませんので、以下の旧型を送られてきた時のレビューが参考になるかもしれません。(最近いろんな商品を手にしてきて、感動しづらくなってきてしまっているのでw、まだあまりいろんな商品を知らない頃の旧型のレビューも読んでみてください)


MOZA FSR2ステアリングの使用感と品質

新型FSR2ステアリングは、アルミをメインとしたフレームが使われ、表面には東レのカーボンファイバーが使用され、剛性が十分あるように感じられました。

重量感については、旧型とほぼ同じで、結構重量級の作りです。パワフルなホイールベースを使用している場合は、上質なFFBが発生した印象になるかも。一方、トルクが低めのFFBだと、FFBが手に伝わりにくいかもしれません。

グリップ部分にはしっかりとした革が使用されています。握り心地は旧型から大きな変更は感じませんが、グリップした感じも良いと思います。

消音パッドを貼ったパドル部分の使用感を新旧で比較すると特に大きな違いはありません。旧型は、必要なら自分で付属のパッドを貼るようになっていましたが、新型の消音パッドについては、工場出荷時から貼られているようです。(旧型ではパッドを貼るのは結構手間でした。)消音効果について言及すると、「金属同士がぶつかるのに比べたら静かになってはいるが、めちゃくちゃ静かではない」という感じですね。気になる方は、手間ですがさらにゴム等を挟む等工夫することも可能だと思うので、大きなネガティブではない気がします。

ディスプレイについては、タッチスクリーンになったのがいいですね。旧型だと、ステアリングのある特定の2つのボタン(変更不可)を操作するとページを変更することができましたが、久しぶりに使用すると、どのボタンで液晶の表示を変えられるか忘れてました。いつも使う人にとっては覚えるのでしょうが、僕みたいに複数のステアリングがあったり、たまにしかSIMをしない人にとっては忘れやすいかも)
また、一度アップデートでその液晶ページ変更用のボタンの組み合わせが変わっていたこともありました。(その組み合わせはMOZA側で指定されているので、ユーザー側では変えられません)タッチスクリーンだと、直感的に操作できるので、そういうストレスはなくなります。

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

MOZA FSR2ステアリングの互換性と接続性

FSR2のクイックリリースですが、クイックリリースシステムを採用しており、必要十分な固定力があると思います。MOZAの全てのホイールベースに装着可能。(購入前は念の為適合表をご確認ください)

ハンコン業界内ではいろいろなクイックリリースがあり、MOZAのクイックリリースに関しては球10個とバネです。他社の「面」でホイールベース側と接触し結合しているタイプのクイックリリースに比べると、接触面が少なく、”かなりの”無理な力を加えると、わずかにガタを感じるというデメリットもありますが、普通に使う分には必要十分だと思います。

MOZAのユニバーサルハブと適切なアダプタを使えば、今回のレビュー動画のように他社製ホイールベース(例: Fanatec)でも使用可能です。このハブはPCへのUSB接続に対応しており、ステアリングやペダルをMOZAのホイールベースを使用せずにPCで直接使うことができます。

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

MOZA FSR2ステアリングの旧型との比較と購入のポイント

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

新型 MOZA FSR2ステアリングは、旧型で気になっていた部分が改善されています。

  • カスタマイズ可能なUI:ディスプレイの表示を自由に設定できる点は、利便性を大きく向上させられる可能性を秘めています。「可能性を秘めている」と書いたのは、ユーザーが自分に合った使い方やカスタマイズをすれば、武器になるかもしれないからです。(デフォルトのままだと不要なパラメーターもあるかもしれないですし、文字が小さくて見にくいとかもあるかも)

本編の動画でも、UIのカスタマイズ方法は説明してますし、以下のCM2 Dashboardの液晶も同等の機能があります。CM2 Dashの動画も参考にしてみてください。

  • パドルの増加:6つのパドルになっているので、痒いところに手が届く状態になっていると思います。

MOZAユーザーで旧型をすでに所有している方は、新型に買い替えてもあまり後悔はしないのでは?と思っています。(無理して買い換える必要はありませんが)超ヘビーユーザーで、旧型のFSRステアリングの握り心地にしっくりきているなら導入はアリだと思います。旧型を予備として保管するのも良いしょうし、フリマに出してもいいでしょう。また、初めてMOZAを購入する方には、新旧どちらかというと、多少高くても最新機能を搭載したFSR2にしておいたら後悔がないと思います。(UIをカスタマイズできるのは大きいと思いますし、パドルが多いのは便利かも。旧型はカスタマイズは不可です)

MOZA FSR2ステアリングの現状の気になるところ

Universal Hubに接続して使用している状態ではありますが、

昔「Experimental Function」内にあったiRacingモードがなくなっていたのが寂しいですね。iRacingモードとは、エンジン回転数用のLEDがiRacingの場合だと、ゲームと同期されるというもので、設定の必要なく、ステアリングのLEDのタイミングが合いました。現在は、LEDの発光タイミングを調整しないと、ゲーム画面内のエンジン回転数LEDとステアリングのLEDの同期が取れていません。(iRacingの複数の車種のLEDとそのタイミングを合わすのって結構大変な作業ですよね。他のSIMもとなると、かなりの労力がかかるのかも。)

液晶のUIのデザインについて、まずデフォルトのものでも結構十分な感じですが、実写と同じようなデザインにしたいとなると、有志の方が作ってくれて公開しているものが欲しくなるはず。その点で言えば、SIM Hubなんかはそういうのが盛んなイメージです。一方、MOZAは近々そのデザインを集積するようなフォーラム・サイトのようなものを作成するとのこと。これは、MOZAのダッシュパネルや液晶付きのステアリングがどれぐらい普及して、どれぐらいのユーザーが自身でデザインを制作し、そこにアップするか賑わうかにかかっています。

MOZA FSR2ステアリングまとめ

FSR2 Formula Wheelの印象

FSR2 Formula Wheel
Discover the MOZA FSR2 Formula Wheel, a 280mm racing wheel featuring a 4.3-inch touchscreen display, customizable dashbo...

旧型と同様、剛性感があります。革が使用され、グリップ部分の耐久性は高そうです。液晶も綺麗です。パドルには、工場出荷時から消音パッドが貼られています。 (パドルからの音は旧型同様、とても”静か”というわけではありませんが、気になる方はDIY等で対応できるとは思います。)新しく追加されたカスタマイズできる液晶についても、タッチスクリーンが導入され直感的に操作できました。カスタマイズについてはMOZAのドライバも兼ねたソフトウェアであるPit Houseで行いますが、もともとあるデザイン上のパラメーターを変更する場合についてはそこまで難しく感じませんでした。
現状、電源を一度落とすと、毎回パドルキャリブレーションの必要性を感じました。今後ファームウェアアップデートで治ることを期待しています。基本的に大体のパラメーターは液晶画面に表示できるものの、カスタマイズで全てのパラメーターを表示できるとは限らない(iRacingでの前後の車のデルタタイム、ゲームでそもそも設定されていないパラメーター等。)ので、強いこだわりがある方は、表示できるパラメーターがどのようなものがあるか確認の上購入されたら良いでしょう。

新型FSR2の価格は日本で99800円の予定。もし旧型が安く売られている場合でも、カスタマイズ性やパドルの進化を考慮すれば、新型を選ぶ価値は十分にあると思います。

新型FSR2の詳しい使用感や動作については、動画も参考にしてください。


このブログ記事が、何かの参考になれば幸いです!質問や感想があれば、動画のコメント欄等に書いていただければ、答えられる分については答えます!

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