レースSIMの新商品のサンプル品を送っていただいているMOZAさんが、フライトSIMを発表しました。2024年5/27の22時に予約販売を開始し、4~6週後に発送のよう。価格については文章中に記載。
MOZAさんから資料をいただきましたので、ネタとして日本語でまとめてみようと思います。(公式のHPにも同じようなものが載っています)
この記事は金銭の授受はなく、広告でもなんでもないです。最近ネタ不足なので、記事にしています。別に、いい・悪いとか言うつもりもなく、淡々と得られた情報だとか思っていることを書きます。
アクセス数がありそうなら今後も書いていくでしょうし、あんまり人気なさそうなら書かなくなると思います。
ハンコンほどお勉強ができていないので、間違って書いているかもしれません。読み物と思って軽く流し読みしてもらえれば嬉しいです。
フライトスティック用の9Nmデュアルサーボモーター
コンスタントに9Nm発生可能で、ピークトルクは12Nmとのこと。
いただいた情報によると、日本での予定価格は88,900円。549ドルとのこと。
9Nmの高トルクは、強力でダイレクトなフォースフィードバックを提供し、タキシング、離陸、着陸、乱気流時の機体の反応を正確に再現します。複雑で激しいフライト操作の管理に最適で、愛好家やプロのトレーナーに最適です。
資料の和訳
フライトSIMの世界で、9Nmというものがどれぐらいの強さというものか調べてみました。
他のフライトスティックについては、明確にトルクを表記しているものが少ないのが現状です。1万円から数万円で買えるエントリーレベルのスティックはFFBが無かったりかなり弱いトルクなんだろうと感じました。
いただいた情報によると、日本での予定価格は28,900円。169ドルとのこと。
このエクステンンションキットが12900円。79ドル。
ハンコン(ハンドルコントローラー/ステアリングコントローラー)の世界の9Nmは、大体フルセットで20万円ぐらいの3点セット(ステアリング・ホイールベース・ペダル)についてくるホイールベースが発揮するようなトルク。まぁまぁのある程度玄人向けか、大人の人がある程度不満を持たずに続けられるグレードで揃えると、だいたいそれぐらいのトルクが欲しいかな、と言う程度のものになります。松竹梅の竹ぐらいのグレードでしょうか。ハンコンマニアな人によっては松かもしれませんが笑
この9Nm、フライトシミュレータ界隈ではどれぐらいに位置するものなんでしょう?
調べてみたところ、フライトシミュレーター界隈では、ハンコンでも同じみのロジクールやスラストマスターの他に、BrunnerとSimionicという重めのFFBを発生できる会社があるようです。
そのなかで、ブルナーエレクトロニックAGというスイスの会社の方が様々なラインナップを持っているようですね。価格はこんな感じで、スティックとペダルのセットで約4000ユーロぐらい。(70万円!)
AG とは、Aktiengesellschaft の略で、「株式会社」という意味です。AGと言えば、ハンコン界の買収騒ぎで有名になったFANATECを運営する会社Endor AGのAGです。(ちなみにCORSAIRによる買収の進捗については、6/3のプレスリリース以降新たな発表はありません。)
さて、高トルクのフライトスティックですが、Brunner社のラインナップから見つけたのが、CLS-E MK II Joystick Jet。約2000ユーロで売られています。
Peak forceが6.8Nm、保持トルクが4Nmです。
Travel/Pitch Rollが20.5度です。
CLS-P JOYSTICKになると、ピークが50Nmというものもあります。(価格は見つからず)
そのような製品がある中での、9Nmのフライトスティックとなります。
ハンコンで言うと、MOZAでいうところのR5やR9や、FANATECのCSL DD/GT DD PROグレードのものなのか、それともR12/R16や最近僕が購入したFANATECのCS DD/CS DD+グレードのものかはわかりません。
フライトSIMに詳しい方の見立てとしてはどれぐらいの位置づけのスペックのものなんでしょう?
フライトSIMマニアさん、教えてください。
質感はいいはず(知らんけど)
どの業界でも会社でも出始めの商品は、多かれ少なかれ改善すべき点が出てきてしまいますが、少なくとも、MOZAは初めから材質にはこだわった商品を出してきていました。
一番初めに私にサンプルが送られてきたのは、R5バンドルという、エントリーレベルのハンコンでした。エントリーレベルの商品でも、アルミが多用されていて、しっかりしていたものでした。
コロナ禍に僕よりもいち早く、レースSIMについて発信していた先駆者の先輩方にはR21&GSステアリングのセットのサンプルが送られていたかと思います。(初代のGSステアリングは触っていないので、どれぐらいのクオリティのものかはわかりません)
MOZAのフライトシミュレーターですが、初期のソフトウェアや信頼性については、わかりませんが、少なくとも使用する材料について、アルミがメインであり安っぽいものは使用しないと思います。
ハンコンと同じように、スラストマスターやロジテック等は、初心者にとっては購入しやすい価格です。フライトSIMとは何か?コントローラー、ボタンがついていればいいんでしょ!という認識の方は、初めはそのあたりから始めてもいいとは思いますが、長く遊んでいると、「ここの表現力がもう少し欲しい」となり、強いFFB(=細かい表現力)のものや、高剛性のものが欲しくなるわけです。その際にターゲットとなるスペックや価格帯を狙っているのだと思います。(価格不明ですが)
主要フライトシムゲームと互換性あり
MOZAのシステムは、MSFS2020、X-plane 12/11/10、DCS、IL-2、War Thunderなどの人気フライトシミュレーションタイトルとの互換性あり
資料の和訳
高解像度エンコーダー
高解像度のセンサーが必要なことはわかりますが、高解像度でないものと比べ、どのようにプレイに影響するか、身をもって体感したことはありません。しかし、レースSIMと同様、直進時のスティック中央部の微妙な角度を読み取れるか読み取れないかで、操縦の再現度に影響があるんだろうなと思ったりします。
高度なエンコーダー・チップは、フライト・ダイナミクスを極めて正確に再現するベースの能力を向上させます。つまり、微妙な動きも突然の動きも忠実に変換され、没入感と全体的な満足感を高めます。
資料の和訳
ユニバーサル・フライトスティック互換性
ハンコンのステアリングと同様、スティック部分を変えられるんですね。
MOZAのシステムは、あらゆるサードパーティのフライトスティックに難なく対応し、オプションのアクセサリーがスムーズな統合を保証します。オープンかつ包括的なエコシステムへのMOZAの献身を示すものです。
資料の和訳
複数の設置オプション
金属製のクランプを多数用意するようです。(多分)
このベースは、デスクトップクランプや専用リグへの取り付けなど、柔軟な設置オプションを提供します。この適応性は様々な使用環境やスペースの制約に適しており、ユーザーの個人的な設置の好みに難なく対応します。
資料の和訳
価格は知りません→教えてもらいました。
価格が書かれた資料は見当たりませんでしたが、個人的な予想ではMOZA R9が今6.3万円程度で売られていて、AB9Baseがモーターを2つ搭載していることを考えると、AB9Base新製品価格9万円ぐらい??
→いただいた情報によると、日本での予定価格は88,900円。549ドルとのこと。(かなり近かった)
フライトスティックが、GSステアリングぐらいの価格として、7万円よりちょっと安い?ぐらいなのでは?と思ったり。
→いただいた情報によると日本での予定価格28,900円。169ドル。想像より結構安かった。グリップ部分とボタンの組み合わせだから、MOZAで言うシフターと同じような価格帯にしたのか。
なんかいっぱいボタンがついているスロットルが、中にモーターとかありそうですし、10万円超えるぐらい、ペダルが、CRPペダルが7万円今日なので、7万円ぐらい?
なのかななんて思っていますが、本格的なフライトシミュレーター機材の競合が少ないことから、もうちょっと高かったりするかもしれませんね。
MOZAのフライトシミュレーターまとめ
2024年5/27の22時に予約販売を開始し、4~6週後に発送のよう。
ハンコンにおいても、数年で複数のステアリングと複数のグレードのホイールベースを一気にラインナップに加えた、MOZA。フライトSIMにおいても、一気にエコシステムを揃え、ユーザーの選択肢の一つに躍り出る可能性があります。
MOZA Racingは、ハンコン業界である程度の知名度とある程度のシェアを獲得したように、フライトSIMの世界でも既存のメーカーに対してのライバルになることが予想されます。(僕の予想でしかありませんが)
もし、何かの参考になればいいねや、補足等いただければ、嬉しいです!
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