
最新セール・クーポン情報等(7/19更新)
・(FANATEC公式)プロモコード「 MASK 」で5%OFF (←プロモコードの使い方の説明)
・(ZENKAIRACING)割引あり!バンドル製品のページ
・(FANATEC公式)CSLDD (8Nm)が3万円(在庫限り)←買い方のアドバイス
・(FANATEC公式)期間限定で3点セットを自分で選んで構成したら10%OFF(いつまで継続か不明なのと難易度高いかも)
・PimaxのVR、アンケート回答&紹介コード→「 MASK 」入力で、35000円以上割引実施中(Crystal Superが、27.8万円になる方法)
・Pimax Dream Air紹介コード「 MASK 」入力でついに2%OFF適用へ。(その他セール会場)
※Pimax Japan様よりPimax Dream Air Lighthouse版を無償貸与いただきレビューしています。
私はこれまで、
- Crystal Light
- Crystal Super 50PPD
- Crystal Super Ultrawide
- Crystal Super Micro-OLED
など、複数のPimax製品をレビューしてきました。
Pimaxといえば、
「高解像度」
「広視野角」
というイメージが強いメーカーです。
その一方で、
「大きい」・「重厚」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際、私自身もCrystal Superシリーズを使い、
画質には非常に満足しているものの、
約1kg近い重量は決して無視できない要素だと感じていました。
今回のDream Airは、そのPimaxが軽量化に取り組んだ製品です。
今回送っていただいたDream Air Lighthouse版は、
- Micro-OLED
- 3840×3552(片目)
- 約110°水平視野角
- SteamVR Lighthouse対応
- 約170〜200g級の超軽量設計
というモデルです。
簡単に言うと、
Crystal Super 8K Micro-OLEDを極限まで軽量化したモデル
という理解でいいと思います。
ちなみにCrystal Super 8K Micro-OLEDモデルは、送っていただいたPimax VRの中で一番の僕のお気に入りです。(一番高級でしたしw)

中国から直送。到着まで少し時間がかかった
今回のDream Airは中国から直接発送されました。(公式サイトで購入するとどうなのでしょう?)
税関で確認が入ったようで、途中で運送会社から電話がかかってきました。その電話を取れなかったり、国内配送会社の再配達の日程調整をしたりなんかしていました。
その影響もあり、当初の予定より少し到着が遅れ、このタイミングでのレビューとなりました。
個人輸入や海外メーカー製品に慣れている方なら珍しくないと思いますが、初めての方は少し驚くかもしれません。
Pimax Dream Airの箱の中身

内容物は以下の通りです。
- Dream Air本体
- DisplayPortケーブル
- USBケーブル
- 電源アダプター
- メガネ拭き
- レンズスペーサー
- 説明書
内容物は非常にシンプルです。


余計な付属品はなく、必要なものだけが入っています。

Pimax Dream Air Lighthouse版の注意点
Pimax Dream AirにはSLAM版とLighthouse版があります。
最高レベルのトラッキング精度を追求したいならLighthouse版
それぞれの製品ページがあるわけではなく、Dream Airのページ内で選択する方式です。

個人的には、Dream Airには高級な方のDraeam Air、廉価版のDream Air SEがあったりと、初見の方にとっては結構選びにくいのでは?と感じるわけで。(今回貸していただいたのは、高級な方のLighthouse版)
SLAM版には、本体にトラッキング用の4つのカメラが内蔵され、コントローラーが付属しています。
一方、Lighthouse版にはコントローラーは同封されていません。さらにトラッキング用カメラは非内蔵のため、ベースステーションと呼ばれる、VRとコントローラーの位置を補足する機器を別途購入する必要があります。
総じて、Pimaxで販売されている価格を見ると、SLAM版の方がLighthouse版より高価です。一方、上記説明の通りLighthouse版は、ベースステーションとコントローラーの追加購入が必要となるので、総額費用としてはSLAM版の方が安価かつスタートしやすいと思います。
今回貸与されたのは、玄人向けのDream Air Lighthouse版。
つまり
- ベースステーション
- コントローラー
が必要となります。今回は以下のを追加で送ってもらいました。(記憶が正しければAmazonから届きました)

このBase Stationを使って、ヘッドセットの位置や向きを検出します。
※Dream Air SLAM版だと、他のCrystal SuperやCrystal Lightのように本体の4つのカメラで位置・向きをトラッキングします。Meta社のOculus Quest 3とかなんかもこの方式のはず。
目の前の近くに画面があったりステアリングがあるレースSIM環境は、こういうカメラによるトラッキングを考慮に入れると、手間ですがこのBase Station方式の方が有利という話もあるようです。(が実際はどうなのか、この記事で試しています。)
もう一つはコントローラーです。SWORDコントローラー。


他にも少なくとも、HTC VIVEコントローラー、Indexコントローラーが対応しているようです。

また、Dream Airの公式ページの下部のFAQを見ると、
Dream Air Lighthouse版と互換性のあるコントローラーはどれですか?
という項目もあります。
補足として、モーションSIMを使用する場合は、今回のLighthouse版の方が有利なようです。
このvive trackerをモーションコクピットに固定することで、モーションの動きを補正するように設定でき、モーションSIMでも大きく画像がブレないようにできるようです。
モーションSIMを導入することは難しいですが、何かの機会があればネタとして試してみたいものです。
Pimax Dream Airはかなり小さい

まず驚いたのはサイズ感です。
写真では上からDream Air、Crystal Super、Crystal Lightの順ですが、
横幅・高さともに明らかにDream Airの方が小さく、全体的に非常にコンパクトです。
巨大なVRヘッドセットを見慣れた人が見ると、「これで性能を出せるのか?」と気になることでしょう。
Crystal Superとの画質比較
画質比較の前に、まずスペックのおさらいです。水平視野角順に並べてみました。
| モデル | パネル | 片目解像度 | 水平視野角(HFOV) |
|---|---|---|---|
| Dream Air SE | Micro-OLED | 2560 × 2560 | 105° |
| Crystal Super 57PPD | QLED | 3840 × 3840 | 106° |
| Dream Air | Micro-OLED | 3840 × 3552 | 110° |
| Crystal Light | QLED | 2880 × 2880 | 115° |
| Crystal Super Micro-OLED | Micro-OLED | 3840 × 3840 | 116° |
| Crystal Super 50PPD | QLED | 3840 × 3840 | 127° |
| Crystal Super Ultrawide | QLED | 3840 × 3840 | 140° |
パネルのQLEDは一般的な液晶画面。一方、Micro-OLEDは有機ELとか言われたり黒表現が得意な素子。
片目解像度は、その液晶にどれぐらいのドットが存在しているのか。多ければ多いほど細かく表現ができるが、単純に考えるとその分PC負荷は大きくなる。
そして、悩ましいのが水平視野角。首を動かさずにどれぐらい広く周りを見ることができるかというもの。
Dream Airの水平視野角110°というのは、僕のお気に入りの8K Micro-OLEDよりも6°狭く、液晶が使われているモデルの中で一番綺麗な57PPDモデルよりも4°広いです。
また、Crystal Lightと比べると5°狭い。
それぞれ使用してみた結論から言うと、
総合的な画質だけならCrystal Super 8K Micro-OLEDに軍配です。
理由は単純。
Crystal Super 8K Micro-OLEDの方が
- FOVが広い
- 没入感が強い
からです。
ただしDream Airも使用しているのが同じ有機ELなわけだから、同じだけ綺麗です。Dream Airは軽量な分、横方向の視野が少し犠牲になっているという感じ。
Micro-OLED特有の
- 黒の沈み込み
- コントラスト
- 夜間走行
は非常に優秀。
特に夕方、早朝の路面が暗かったり、朝日や夕日の表現は素晴らしいです。
シムレーサー視点で見ると
Pimax公式ストアに掲載されている現行ラインナップを基準にすると、シムレーサー向けに比較しやすい表はこんな感じです。
| モデル | 特徴 |
|---|---|
| Crystal Super Ultrawide | FOV最強。サイドミラー確認が他のものに比べ楽 |
| Crystal Super 50PPD | Ultrawideと57PPDに対し、FOVと画質の中間点 |
| Crystal Super 57PPD | Ultrawide/50PPD/57PPDのCrystal Superの中での解像感特化特化。複数台レースが少ないタイムアタックをよくする人なんかは、Ultrawideよりこっちかも。 |
| Crystal Super 8K Micro-OLED | 有機EL採用。黒表現・コントラスト重視。個人的には、57PPDモデルやUtrawideよりもこっちの方が好き。しかし、少し価格が上がる。 |
| Dream Air SLAM | 有機EL採用。8K Micro-OLED版がとても軽くなって、左右の視野が少し減った感じ。コントローラー付き。トラッキングは本体付属のカメラにより実施のため、Lighthouse版より手軽。 |
| Dream Air Lighthouse | 有機EL採用。8K Micro-OLED版がとても軽くなって、左右の視野が少し減った感じ。コントローラー別売り。本体にカメラが内蔵されていないので、トラッキングのためベースステーションの購入・設置がさらに必要。自身で拡張性をカスタマイズ。ベースステーションをうまく設置すればトラッキング最強。(将来のモーションSIM導入時に有利か) |
| Crystal Light | コスパ重視 |
| Dream Air SE | 軽量・低価格路線 |
本体カラーは白

Dream Airは白を基調としたデザインです。
最近のPimax製品は黒系が多かったので少し新鮮に感じます。
ただ個人的には少し気になる部分もあります。
以前使用していたQuest 2も白を基調としたデザインでしたが、長期間使用しているうちにバンド部分が黄ばんでしまった記憶があります。(まぁ、僕の皮脂が原因なんでしょうけど…)
VRヘッドセットは顔や頭に直接触れる機材です。
見た目の清潔感や先進性という意味では白も良いのですが、長期間使用した際の変色や汚れについては少し気になるところです。
もっとも、バンドは色がどうであれ、適度に洗ったり、消耗品と割り切る必要があると思いますが。
実測重量比較
とりあえず重量も測定してみましたが、その前に公表・Pimax側測定の本体重量を載せておきます。
| 機種 | 本体重量 |
|---|---|
| Crystal Super | 約830gとのこと |
| Dream Air | 170g未満 (本体のみ付属品含まず) |
Dream AirはCrystal Superの約3分の1です。
※Pimax側に事前に記事を見せたら、本体重量だけは強調して欲しいようで、この表の部分だけコメントが入りました。それ以外はレンズ越しの写真を撮って載せて欲しいなとしか言われていません。それ以外の文章は私の裁量で書いています。
装着した瞬間に分かる違い
Dream Air最大の特徴は、有機ELパネルを使用した画質の良さと、軽さです。
Crystal SuperからDream Airへ持ち替えた瞬間、その差は一瞬で分かります。
初めは、多少重くてもやっぱり左右の視野角大事だし、まだ8K Micro-OLEDの方が安いし、普通はこの8K Micro-OLED買うべきだろうと思っていましたが、
Dream Airを1時間以上検証してから、「さて、8K Micro-OLEDの画質と比較してみよう」と、Dream Airを装着すると、無視できない重さの違いをひしひしと感じました。
Dream Airは実測すると約320g。ケーブルを軽く支えた状態で計測しています。

Pimax Crystal Superだと1kg弱。これもケーブルを軽く支えた状態で計測しています。

8K Micro-OLEDだとヘルメットを被ってる感覚になります。
快適さだけ考えると、Dream Air方が圧倒的に快適です。
レーシングシートとの相性について
Dream Airの後頭部ストラップは非常にシンプルです。

Crystal Superに存在する後ろに大型ダイヤルなどの出っ張りがありません。
ただし、後ろから日本のケーブルが出るスタイルなので、これはこれでシートに干渉するとは思います。
有線VR共通に言えることですが、ケーブルを下にそのまま垂らすと、ケーブルの重みで頭が引っ張られるような感覚があるため、うまく、配線を吊るしたりした方がいろいろと快適かと思います。
Pimax Dream Airのセットアップについて
もうこのPimaxでPimaxのVRは6台目になります。もう普通の人は、数年に1回ぐらいしかVRを買い替えないわけで、僕はこの短いスパンでどんどんVRを送っていただき、毎回セットアップしているので、取説を見なくてもなんとなくわかります。
ただし、今回はLighthouse版ということで、少し勝手が違いましたので、ここにまとめておこうと思います。
まず、PimaxのVRで遊ぶには、Pimax PlayというソフトをWindowsのPCにダウンロード・インストールしておく必要があります。まぁ、そこはご自身で。
Pimax Dream AirをPCと電源に接続してみると。
以下のような表示が。

「アクティベーションを確認」をクリックして、購入店舗を入れたりする。僕の場合は無償貸与なので、注文番号は空欄にして送信した。

そしたらようこそ画面が出現。

これだけだと、画面消灯中で何も出てこない。

まずはペアリングです。レースSIMで使えれば良いので、少なくともベースステーション(別売)とヘッドセットをペアリングしたらなんとなく使えないかな?なんて思っていました。しかし、まずコントローラー(別売)とのペアリングをするよう促され、先に進めません。

Lighthouse版でないPimaxであれば、”一度設定すれば”結構コントローラーなしでヘッドセットだけでレースまでできていました。Lighthouse版も同様で初回はコントローラーを用いて設定が必要です。(Lighthouse版も一度設定すれば、以降コントローラーは不要になりました。)

なので送っていただいたSWORDコントロラーを取り出しました。2022年ごろ発売のコントローラーのようなので、最新式というわけではないけど、なんとAmazonで6万円で売られています!!

紺色っぽいコントローラー。こんな感じで入っていました。

中身としては、本体と、充電式電池、充電用のUSB-Cケーブルになります。

付属の充電式の電池をセットし、出てくる画面に従いセットアップを再開してみる。

こんな画面が出てきました。レースSIMで自分自身はほとんど動かないので、右側の「立位のみの設定」を選択しました。

シートに座り、ヘッドセットを手に持ちクリック。

床の位置を決めるために、どこか水平なところに置いて、クリックしないといけない。どこに置こうか。さらに床からの高さも測って入力する必要がある。

ちょうどいい場所がなかったので、少し不安定ですが、ハンコンの上に置きました。メジャーで測ると床からの高さは70cmだったので、その値を入力しています。

そうすると、セットアップ完了。中の人形が動く画面が出てきます。

Pimax Playの画面を見ると、コントローラーとベースステーションが認識されています。(ベースステーションは1機貸与されているので、1個のみ緑色になっています。

ここで、なかなかコントローラーがトラッキングされず、いろいろ試行錯誤していました。後でも書きますが、まずベースステーションの位置がVRとコントローラーに近すぎた、またはコントローラーとVRヘッドセットまでの距離が近すぎたのが原因だったようです。
初見の人が、レースSIMのコクピット環境で設定するのには、スムーズは行きにくそうだなと感じました。
ベースステーションの位置について
今回、Lighthouse版を使ってみて最も重要だと感じたのが、ベースステーションの設置位置です。
ベースステーションからは、2.5mの電源ケーブルがあり、それをコンセントに指す必要があります。PCには有線で接続する必要はありません。

初め、コクピットの左後ろの棚の上に置いてみました。これだと、右側のコントローラーを認識しませんでした。もしかしたらもっと後ろで、コクピットの中央なら認識したかもしれません。でも、そんなところに置くと色々邪魔になるので、やっぱり部屋の角とかに置きたいですよね。

邪魔にならなさそうなところということで、コクピットの正面に設置というか、置いてみました。

このように正面モニターの奥・上部(実はPCケースの上です)へ設置していましたが、左方向へ90度以上首を向けた際に、なぜかSIMの仮想空間内のコックピットで頭の位置が5~10cm程度ずれ、頭をもとに戻すと戻るみたいな現象が発生しました。(右方向に首を捻っても何も起こらないのに)そのため、このPCケース上のなかで左右にベースステーションを移動させたり角度を変えたりしましたが、この傾向は変わらず。
このままトラッキングの問題点を指摘する辛口レビュー記事になってしまうのか、と思ったのですが、記事にする前に念の為「トラッキングがこんな感じなんだけど、スペック上これで仕方ないのか?」等質問をしてみることに。(VRを貸与してもらってるんで、多少気を遣って確認することにしましたw)
すると、Pimaxからは、以下のトラブルシューティングをもとに、ベースステーションをより遠く、より高い位置へ移動するようにとの回答が。
最終的には、部屋のカーテンレールの上へ設置してみました。すると、それまで発生していたトラッキングのずれは大幅に改善し、レースSIMを普通にプレイする分には全く気にならないレベルに安定しました。(写真の左上の位置に移動しました)

私の環境(SIMレーサーの方々もそうですが)は少し特殊で、3画面環境に加え、撮影時に部屋の周囲が映り込まないよう黒いボードも設置しています。そのため、モニターやボードがベースステーションからヘッドセットへの見通しを妨げていた可能性があります。
Lighthouse方式は、「とりあえず置けば動く」というものではなく、ヘッドセットからベースステーションがしっかり見える位置を確保することが非常に重要です。特に3画面環境のシムレーサーは、モニターや各種アクセサリーが意外な遮蔽物になりやすいため、設置場所には思っている以上に気を遣う必要があると感じました。
逆に言えば、適切な位置へ設置できれば、Lighthouse版のトラッキング性能は十分実用的であり、当初感じていた不安はかなり解消されました。
そもそもLighthouse版は、体の節とかにトラッカーを貼ったりして体全体の動きをもトラックできる方式。レースSIMの首の動きを左右に振るためだけにここまでやるのは過剰かもしれません。冒頭で少し記載したモーションSIMを将来考えているとか、レースSIMだけでなく様々なVRソフト利用予定の方にとってはLighthouse方式にしておくと将来の拡張性が高いと思います。
iRacingで試してみた
iRacingでPimax Dream Airを起動する最短な方法は以下の通り。
Pimax Playの「全般」のいちばん上でPimax Open XRとなっている・または確認する。

iRacing側では「Show Display Mode in Header」をチェックし、

OpenXR PromptもONとする。(SIM Display Mode Promptももしかしたら必要かも🙄

すると、レースを始める際に、このような画面が出てくるから、Open XRを選択してLaunch Simをクリックすると、ロードが始まります。

RTX 5070Ti環境での感想
iRacingで使用した感想
Racingについては、3タイトルの中で最も「Dream Airの性能を活かせている」と感じました。
iRacingのグラフィック設定をbalanced qualityにして、ミラーを全て表示できるようにすると、一人で走る分にはPimax Dream Airの上限FPSの90にほぼ張り付いていると言っていいぐらいになります。
また、鈴鹿サーキットを20台前後でスタートしても、フレームレートは概ね70~80fps程度を維持していました。60fpsを下回る場面はほとんどなく、レース中もフレームレートの低下がレースに影響するようなことはありませんでした。(60fpsぐらいになったら、今フレームレート下がってるな、とは感じることはできます)
レンズの奥をiphoneで撮影してみました。ゲームを画面上でスクリーンショットしたわけではありません。特殊な環境でピントを合わすのが大変だったり、画像をjpegに変換したりしているので、実際に目で見た時はもうちょっと自然な感じで綺麗かと思います。手の指の辺りの陰影、空の青さがただ青いだけじゃなくて、濃い青から薄い青まで、色調の表現が豊かだと言うことが伝わると思います。また、液晶の格子はほぼ気にならないのでは?と思います。
Crystal Superの57PPD、50PPD、Ultrawideとかだとこの辺の色表現がもうちょっと白っぽくなって単調になる感じ。同じパネルが使用されているCrystal Super 8K Micro-OLEDだと、この写真と同じような画面になります。(設定を煮詰めたら普通のCrystal Superでもどうかわからないけど、とりあえずデフォルトで比較するとそんな感じの感想になります。)

「バランス」の設定にすることでパフォーマンスを優先したためか、車内の陰影表現がかなり簡略化されてしまいました。本来であればコックピット内は暗く見えるはずなのに、なぜか車内全体がかなり明るく表示されます。これは、グラフィックの設定を調整することにより、よりリアルになるのは確認済みです。

また、グランドスタンドなどのオブジェクトについても、遠景の描写が省略されていたり、細かな構造物が消えていたりして、「軽量化のためにかなり割り切った描画をしているんだな」というのが分かります。iRacingとPimax VR双方ともに高いポテンシャルを秘めていますが、グラフィックカードのパフォーマンスに応じて、どの設定を削ってどこを活かすのか、といった折衷案を探す作業が必要になります。
このように設定によっては多人数レースでもそれなりに高いフレームレートを維持できるのは確かです。一方、すべてのオブジェクトを表示させて複数台でストレスなく走らせたいのなら、できる限り高いスペックのグラフィックボードを選択した方が良いかと思います。下で言うと、できる限り数字が大きい方ですね。
Amazon(価格の参考用)
RTX5060 RTX5060ti RTX5070ti RTX5080 RTX5090
個人的には3タイトルの中で最も現代VRとの相性が良いと感じたのがiRacingでした。
Assetto Corsaで使用した感想
Assetto Corsaについては、十分成熟したタイトルということもあり、VRでも非常に安定して動作しました。最高画質設定でもフレームレートは全く気にならず、常に快適に走行できます。
画質については、まさに「いつものAssetto Corsaの世界が、そのまま忠実に3D化された」という表現がしっくりきます。Micro-OLEDの明るさも相まって、コースの奥行きや車両の立体感は非常に自然で、改めてVRとの相性の良さを感じました。
ただ、一方で複雑な気持ちにもなります。Assetto Corsa自体は2014年発売のタイトルであり、元々のグラフィックはどうしても時代を感じます。Dream Airほどの最新・高精細なVRヘッドセットを使うと、その古さが逆に目立ってしまい、「ここまで高性能なVRを、こんな昔のSIMのために使うのは少し贅沢すぎるかもしれない」と感じる場面もありました。
あとでプレイ画面をレンズ越しに撮影予定😬
Dream Airの解像感や描写力が高いので、もっと最新世代のグラフィックを持つタイトルで実力を発揮させたくなるヘッドセットだと言えます。
また、今回はGT DD Proでプレイしましたが、改めて感じたのはAssetto CorsaのFFBの完成度の高さです。FullForceには対応していないタイトルですが、路面の細かな情報や荷重移動の表現が非常に豊かで、ハンドルを通じて「クルマを運転している感覚」がしっかり伝わってきます。

Dream Airの軽さと高い没入感もあり、Assetto Corsaという10年以上前のタイトルが、今でも第一線で楽しめるシムであることを改めて実感させられました。(描画はちょっと時代を感じるかもしれないけど、すごい入手しやすいソフトなのでとっかかりにはいいと思う)
Assetto Corsa EVOで使用した感想
Assetto Corsa EVOについては、正直なところ最初は少し苦戦しました。
Dream Airをそのまま接続した状態では、残像のような現象が発生したり、画面が二重に見えたりして、あまり快適とは言えません。そもそも動作が重く、車が実際のスピードで動きません笑
特に画面が二重に見える症状はかなり気になり、最初は「これは少し厳しいかもしれない」というのが率直な第一印象でした。
そこで、AC EVO側のグラフィック設定をLOWまで落としてみたところ、二重に見える現象は解消され、普通に走行できるレベルまで改善しました。
現状のAssetto Corsa EVOは、VRへの最適化がまだ発展途上という印象があります。Dream Air側の問題というよりも、AC EVO自体がまだVR環境に十分煮詰め切れていない部分もありそうです。
ただ、それでもVRでコースへ出た時の没入感はあります。現時点では「最高のVR体験を味わうためのタイトル」というよりは、「今後のアップデートでどこまで完成度が上がっていくのかを見守りたいタイトル」というのが私の率直な感想です。
Dream Airの性能を100%引き出せているとはまだ言い切れず、今後の最適化次第では化ける可能性を十分秘めていると感じています。
あとでプレイ画面をレンズ越しに撮影予定😬
画質はCrystal Super 8K Micro-OLED譲り
Dream Airのコンセプトは黒表現に強い有機EL画面が採用された軽量コンパクトモデル。
すでに同じ有機ELが使用されたCrystal Super 8K Micro-OLEDを貸していただいているので、大体の見え方はイメージできていました。
以下の8K Micro-OLEDのレビュー記事にある通り、液晶と有機EL画面の違いを感じたのは、色の階調表現が細かいということ。

今回、画質に対する感想は、8K Micro-OLEDバージョンと同じ以下のような評価になります。左右の視野が少し減っているのですが、それはコンパクト・軽量にしたためと思って割り切りましょう。
この「朝日の色味」が、はっきりと感じ取れたのが8K Micro-OLEDバージョンでした。室内に入ってくる光も、路面に反射している光も、オレンジ色が混じっていることがわかります。
※太陽が低い位置にある朝や夕方は、太陽光が大気中を通過する距離が長くなります。波長の短い青い光は散乱されやすく、散乱されにくい波長の長い赤・オレンジ・黄色の光が残るため、私たちの目にはオレンジ色の光として届きます。
一方、同じ時刻設定で走行しているにもかかわらず、QLEDの57PPDバージョンでは、オレンジ色の光が差し込んでくる感覚はあまり強くありませんでした。光が差し込んでいるというよりは、全体的に明るい感じです。2回ぐらいSIMを再ロードしながら被り比べましたが、この傾向は変わりませんでした。明るい=ちょっと白っぽいんですよね。Micro-OLEDについては、空の青も青々としている感じです。
もちろん、57PPD単体で使用すれば、解像感も高く明るい、非常に良いVRだと感じるはずです。しかし、8K Micro-OLEDバージョンを体験した後に比較すると、8K Micro-OLEDバージョンは、色の再現性という点で、より忠実に表現できているのではないか――そんな印象を受けました。

また有機EL画面は黒表現が得意とのことだったので、暗い中走った際の感想は以下の通り。
では、黒の表現はどうなのか。夜間のサーキットも試してみました。
走行中、ヘッドライトに照らされた進行方向だけを見ている限りでは、じっくり被り比べないと違いを言葉で説明するのは難しいというのが正直なところです。しかし、一度視線を車内に向けてみると、差は分かりやすくなります。
57PPDでは、ダッシュパネルの液晶表示や各種イルミネーションが、やや白っぽく浮いて見える場面があります。それに対してOLEDバージョンでは、不要に白く発光する感じがなく、黒と発光部分の差がしっかり表現された状態で表示されるため、表示全体が引き締まって見えます。結果として、液晶や光り物も輪郭がよりはっきり感じられました。
(もちろん、57PPDも十分くっきりしているのですが)
最大のトレードオフは視野角
すでに何度か記載していますが、Dream Air最大の弱点についても触れておきます。
それは視野角(ゴーグルの枠)です。
本体が非常に小さいため、視界の両端にヘッドセットのフレームが見えます。
ゴーグルを覗いている感覚です。
Crystal Superでは視野に関して言えばヘッドセットの存在を忘れやすいですが、
Dream Airでは常にゴーグルの縁が見えている感覚があります。
シムレーサーなら許容しやすいかも
レーシングカーでは元々、ヘルメットを被り、視界が制限された状態で運転します。
そのためDream Airのゴーグル感は”そういうもの”だと思いながら使えば良いのかもしれません。
逆にオープンカーや一般道ドライブを重視するユーザーは好みが分かれるかも。
結構音が良かった

Dream Airのバンドの左右にはスピーカーが付属しています。
正直Pimax Crystal Superに付属のスピーカーは重低音が弱くシャカシャカ感の音が出る印象がありましたが、Dream Air付属のスピーカーだと重低音も比較的しっかりと出てくるため違和感が少ないと思います。
一番良いのはイヤホンやヘッドフォンを付けてドライビングすればいいのですが、いろいろ頭に取り付けるのが億劫な方でも気軽にまぁまぁの音質で臨場感を楽しめるのでは?と思えました。
Crystal Superについては、別でイヤホン・ヘッドフォンを使うことを推奨します。(そんな高級なものを使う必要なくて、普通にちゃんと重低音が出せるレベルのもの)
本体の熱について
Dream Airを使用していて意外だったのが、本体の発熱の感じ方です。

使用中、前面の黒いプレート部分を触ってみると、それなりに暖かくなっています。体感としては38℃前後でしょうか。「ずっと触っていられる程度の暖かさ」という印象です。
最初は、この小さな筐体に高性能なMicro-OLEDパネルや各種部品が詰め込まれているため、「顔側までかなり熱くなるのではないか?」と少し心配していました。
しかし、実際に被ってみると、顔に熱さを感じることはほとんどありません。
レンズが曇ったり、顔が蒸れたり、額が熱くて不快になるようなことはなく、走行中に発熱を意識する場面はありませんでした。
本体約200g以下という非常に小型・軽量な筐体でありながら、熱をうまく外側へ逃がしているのかもしれません。少なくともレースSIMをプレイする上では、発熱がネガティブ要素になることはありませんでした。
長時間の連続プレイについては今後も検証を続けていきますが、現時点では「本体は暖かくなるが、装着者はほとんど熱を感じない」という評価です。
Crystal Lightとの違い
Crystal Lightから乗り換える価値は十分あります。
軽量化だけではありません。
画質面でもDream Airは明らかに上位機種らしい印象を受けると思います。
価格差がとても大きいので、簡単にとはいかないかもしれませんが。
Crystal Superユーザーは買い替えるべきか
画質だけならCrystal Superでも十分満足できます。
しかし、
- 重量が気になる
- 首や肩が疲れる
- 長時間レースが多い
- 買い替え費用に糸目はつけない
という人なら話は変わります。
Dream Air最大の価値は、
画質を維持したまま快適性を大幅に向上させたことです。
総評
Pimax Dream Air Lighthouse版は、一言で言えば「軽さを最優先にした高画質VRヘッドセット」という印象です。
実際にCrystal Superから持ち替えると、本体200g以下という軽さの恩恵は想像以上に大きく、首への負担は明らかに少なくなります。特に1時間以上の連続走行も珍しくないレースSIMとの相性は非常に良く、「軽いことは正義だ」と素直に感じさせてくれる製品でした。
一方で、Lighthouse版ならではのハードルもあります。
ベースステーションの設置場所には気を遣う必要があり、私のような3画面環境では、ベースステーションの設置場所によってはトラッキングに影響を与える場面がありました。最終的には問題なく使用できるようになりましたが、開封してすぐに完璧な状態で使えるというタイプの製品ではありません。手軽なのは、SLAM版です。
画質については、Micro-OLED(有機EL)らしい高い解像感とコントラストが魅力です。遠景も見やすく、色の表現レンジも広いため、映像を見ていて不満を感じることはほとんどありませんでした。ただし、その高精細さゆえに、SIMソフトがAssetto Corsaのように古いと、グラフィックの古さが気になったり、iRacing等、グラフィック設定を妥協した際の表現の粗は見えてしまうという、少し面白い側面もあります。
また、Lighthouse版は「究極のトラッキング精度」を目指せるポテンシャルを持っている反面、ベースステーションの最適位置や角度を見つけるのに苦労すると思います。レースSIMという用途だけで考えると、SLAM版の手軽さに大きな魅力を感じます。
そのため、私の現時点での評価としては、以下のとおりです。
Dream Air(SLAM版・Lighthouse版)の画質・機能についての評価として
- 高価かつ視野角に多少制限があるけど、軽さ・高画質を最優先したい
というニーズには適しているでしょう。
Dream Air Lighthouse版についての評価は、
- セットアップの手間は許容できる
- 将来モーションSIMの導入の可能性がある
という人には、十分検討する価値がある製品です。
逆に、
- とにかく手軽に使いたい
- ベースステーションの設置スペースを確保しにくい
- 3画面環境で配線や周辺機材を増やしたくない
という人であれば、SLAM版の方が満足度は高いと思います。
Dream Airは「Crystal Super 8K Micro-OLEDの小型・軽量版」という扱いで良いかと思います。圧倒的な軽さという新しい価値を得る代わりに、多少左右の視野角が犠牲になります。
また、Lighthouse版については、用途や環境によっては運用方法を考える必要がある製品ではありますが、将来の拡張性に期待が持てます。
だいたいのユーザーにとっては、コントローラーとトラッキング機能について深く考えなくても良いSLAM版を購入するのが正解になるかと思います。
現時点では、そのように評価しています。
Pimax Dream Air SLAM版・Lighthouse版購入ページ
割引プロモーションコード:「MASK」にて2%OFF

Pimax製品7月のセールキャンペーン情報
<個人的に一番お得>
PimaxのVR、アンケート回答&紹介コード→MASK入力で、35000円以上割引実施中
・一人で走るなら57PPDが綺麗。
・対人のレース多いならUltrawide。
・お金があって画質にこだわるなら8K-Micro OLED。
※現在、Pimax Crystal Superを期間限定で329,999円から293,000円へ値下げ中。(元の価格に戻る時期は未定)。
そこに、アンケート回答により得られるクーポンをぶつけるとさらに1.5万円引きとなり、支払額が278000円となる。
<次にお得>
決済画面で以下の特別クーポンコード入力で通常2%OFF。
特別クーポンコード→ MASK
Dream Airについて
設定に手間取りたくないのならDream Air SLAM版
将来モーションコクピットを考えているならDream Air Lighthouse版

コメント