2024年3/18発送予定だったFANATECのGT DD Extremeですが、3/18発送予定だったのが、4/10頃からの発送になる旨のメールが、3/20に届きました。ちなみに、GT DD Extremeとは、プレステ対応の15Nmのトルクを発生するFANATECの最新ダイレクトドライブです。
結局、数日遅れましたがGT DD Extreme(Clubsport DD+)は我が家に届き、メインハンコンとして使っています。
お客様へ、
Gran Turismo® DD Extreme のご注文に関する最新情報をお知らせいたします。
弊社の物流チームより、お客様の商品を含むコンテナの配送が10.04.2024まで遅延するとの連絡が入りました。
ご注文いただいた全ての商品が揃い次第、一括での発送となりますので、一部の商品のみの発送は行っておりません。ご注文の処理開始時には、改めてお知らせいたします。
配送の遅れにつきましては、心よりお詫び申し上げます。他に更新情報がございましたら、連絡いたします。
ご理解いただき、誠にありがとうございます。
ありがとう
チーム・ファナテック
2024/3/20のメール
僕は、それの約半分の出力のFANATECのプレステ対応のGT DD PROも持っていますし、訳あって部屋中にエントリーレベルから、フラッグシップレベルまでのハンコンが転がっている頭がおかしい人なので、ハンコンの到着が多少遅れてもダメージが無いわけですが、普通のまともな方は、家にハンコンは一台までのはず。(意外とXのフォローさせていただいている方だと、2台です!という人はゴロゴロいそうですが・・・)
なので、GT DD Extremeが初ハンコンの方もいるでしょうし、G29等のベルトドライブからの大幅アップグレードの方もいたりして、到着を心待ちにしていた方も多かったと思います。せっかく待ってたのに納品が遅れたのって、なんか辛かったですよね。このまま先細りしていきそうな日本のマーケットで、直売で買えるだけありがたいと思いましょう。
お値段のことを言うと、円安に伴ってじわじわ値上げされていきますよね。
最近発売されたClubsport DDやGT DD Extremeなんかは、そのままの価格でしたが、ちょっと前に発売されていたような商品の価格は軒並み上がっています。
現在でも、FANATECの製品は日本では手に入りにくいモデルがあったり、販売されないモデルがあることが多いです。またブラックフライーデー等の割り当ては本国があるEU圏と比べて少なさそうに感じます。このまま円安になっていき、FANATECハンコンの価格も上がっていき、日本人が買えなくなってきたら、正規品についてはより機種を絞った販売になったりするということも考えられるかも。
オーストラリアの人口が2500万人ぐらいでもFANATECの倉庫がオーストラリアにあるようです。なので、まだまだ日本のマーケットからは撤退、と言うことにはならないような気はしています。
しかし、FANATECに限らず海外メーカーが日本で魅力的な製品を販売し続けるには、人口のボリュームゾーンを占める団塊の世代の方がいかにハンコンを買い支えるかにかかっているんだと思いますw
違いを体感するために、FANATEC GT DD PROを使い尽くしておく
GT DD Extremeが来たら、ダンボールが部屋を占領してきているわけで、そろそろGT DD PROをどこかに売却予定です。(もいかしたら、気軽にグランツーリスモを勉強用机の上でサクッと遊ぶ用にするかもしれませんが)
それまでに、GT DD PROの感覚をしっかり体に刻み込んでおいて、記事にしていこうと思っています。
少し前のMOZAさんのトラックステアリングホイールの記事・動画を作成した後からGT DD PROと下の動画のHeusinkveldペダルに載せ替え、iRacingで遊んでいました。
iRacingでの感想は次の項目で書くとして、この上の動画、適当なナレーションで作ったつもりだったんですが、後で見直すとまぁまぁテンポ良く作られているいい動画だなと思っていますw(登録者数1000人に満たない弱小チャンネルなので、見なくてもいいので登録だけでもしていただければ、とても嬉しいです)
上の動画を見てもらったら、イメージしていただけるかもしれませんが、ハンコンやペダルの載せ替えって結構大変なんですよね。なので、1つのハンコンと1つのペダルをしっかり載せておいて、走りに集中したいなと思いつつ、頼まれごとは引き受けてしまい、その結果ハンコンをちょこちょこ入れ替えていて、なかなか走りが上手くならないという言い訳をここでしっかりと書いておこうと思います。
「第二弾!FANATEC GT DD Extremeが来る前に、GT DD PROとグランツーリスモの良さを再確認しておく」
これは、iRacingの画面のREVインジケーターと、FANATECステアリングのLEDのインジケーターを同期できたので、その後に撮った動画でした。こんなマニアックな動画ばかり、たまにしか上げないので全然登録者数が増えないわけですw
iRacingで遊んでいる動画↑
ライトの同期をしたい方はこちらの記事を見てみてください↓
FANATEC GT DD PROは付属のケーブルを使うように!
僕の部屋には、提供していただいたハンコン等でいろいろなUSBケーブルやR12ケーブルが転がっています(できる限り整理するようにはしていますが…)
すると、もうどうでもよくなって、GT DD PROとシフターやペダルをつなぐ際に、パソコンの充電用に購入しているUSB-Cケーブルや、MOZAさんのR12ケーブルを使ってみたりするわけです。そうすると、GT DD PROとV1.5シフターを非純正のケーブルで繋いだりすると、グランツーリスモで認識されなかったです。
がんばって、各FANATEC製品の箱の中から純正のケーブルを取り出して使ってみると使えたりするわけです。なので、何か変だなと思ったら純正のケーブルを使用してみてください。
FANATECのハンコンが、なんか上手く動かないな。と思った時のトラブルシューティング集をまとめています。よくありそうなやつをメインでまとめてるので、故障さえしてなかったら大体はここに書いていることを試すと治るのでは?(自己責任でお願いします)
グランツーリスモをGT DD PROで遊ぶにはFANATECのペダルにしないといけない
プレステにGT DD PROをつなげて、遊ぶ場合、GT DD PROにペダルをつなげる必要があります。必要に応じて、シフターやハンドブレーキも直接つなげる必要があります。
今回は昔、一度だけ提供していただいたCSL Elite V2ペダルを装着。
V2ペダルは、元々アクセル、ロードセルブレーキ、クラッチペダルが本体に組み込まれた状態で1つの大きな箱で届きます。マイナーチェンジ前のものは、それぞれバラバラの状態で届いていました。V2は、機械の組み立てに疎い人にも手軽に始められるようにするためか?完成品で届きます。
その箱が結構でかい。
シフターもFANATEC製にする必要があります。
V2ペダルのブレーキはとてもいいけど、ロードセルペダル付きはコクピット必須
V2ペダルのブレーキ、10万円級のHeusinkveldのSPSペダルから変えても、その感触は何の違和感も感じませんでした。
一方、V2ペダルは、Heusinkveldに比べアクセルやクラッチは軽いので、変更直後はアクセルコントロールが難しく感じましたし、ペダルの位置調整を上下と奥行方向にできないため、Heusinkveldに比べてポジションの自由度が低いのは確かです。
また、ロードセルの出力に応じて、その強さのカーブをソフト側で微調整できるようなペダルカーブの機能を用意されてないため、そこは高性能なペダルに劣るところだと思います。
ソフトのアップデートで対応できる気はしますが、なぜFanatecは出さないのでしょうか。(Corsair買収までのゴタゴタで人的リソースが足りていなかった?)
このように10万円級のペダルに比べ多少不便さはありますが、レースSIMに必要なブレーキの良さで言うと、剛性も高く、プレイステーションの用途からPC SIMまでそのまま使い続けられるものだと思います。
FANATEC CSL Elite Pedals V2の取り付けは注意
ブレーキにはロードセルが使われており、硬いエラストマー(ゴムみたいなもの)が嵌められています。
ロードセルは90kgまでの重さを検知することができます。ブレーキを踏んだ圧力をPCにブレーキの信号として伝えるわけです。廉価グレードのペダルの場合は、小さなバネが組み込まれ軽く、ペダルの角度を角度センサーを使って出力します。ブレーキを踏むのに大きな力が必要で、感覚的に踏みやすいということがロードセルペダルの特徴になります。
そのため、床に置いたり、テープで固定したぐらいの状態でブレーキを踏み込んでも、ブレーキはびくともせず、床からズレるか、テープが取れ、使い物になりません。なので、必ず、ボルト等でしっかりと固定できる何かに固定して遊ぶ必要があります。
PCのSIMも将来的にやる可能性があると思う方は、ロードセルペダルの方がいいのでしょうが、コクピットがない方は、ロードセルペダルを用いないCSL Pedalsの方が気軽に使えるため向いているかもしれません。
以下のGT DD PROのセット品についてきます。
追加でロードセルペダルにしたければ、別売りでCSL Pedals専用のロードセルペダルも売っています。そして余った元々のブレーキペダルはクラッチにすることで、3ペダルにすることもできます。
FANATEC GT DD PROでもいいんじゃないか?
GT DD Extreme、ペダル無いのに21万円!高すぎ!!買えない!と思っている、普通の感覚な人に言いたいのは、
GT DD PRO(8Nmのほう)でも十分ですよ、ということを伝えたいと思います。それでも最近値上げで高くなる傾向にありますが…。
今回再度、GT DD PROを使用してみましたが、その前はトラックシミュレーターでのんびりとあまりFFBを感じずに走っていたわけです。
FANATEC GT DD PROでiRacingをやってみて
その、あまりFFBについて鈍感な状態の感覚でGT DD PROに交換して、iRacingで遊んでみると、「あれ、これでも十分じゃ無いか???」と思うわけです。
どういうところが十分なのかというと、まずトルクの重みです。僕のブログでは何度も書いていますが、ステアリングの直径が小さければ小さいほど、モーターから発生させられるFFBは強く、重く感じやすくなります。(てこの原理)
トルクの発生スピードも、結構いいんじゃない?と思うわけです。
これは、何が寄与しているのかというと、ステアリングの径に加えて、ステアリングが軽さです。ステアリングが軽ければ軽いほど、FFBの反応がすぐに手に伝わりやすいです。(F = ma)
僕が持っているFomura V2なんかで走ると、すぐに手が痛くなるぐらい十分なトルクが出てくるわけです。Formula V2の直径は270mmです。重さは約1250gです。
ちなみにGT DD PROの付属の純正ステアリングは280mm、1340g(金属QR1付)なので、両方径が小さく、重さも軽いステアリングになります。
ちなみに、フォーミュラーカーじゃなければ、直径320mmのBMWステアリングとシフターのHパターンでマニュアルで遊んでるわけですが、これを使っていても別にトルクが小さいなと思うようなことはありません。これはシフターに手を伸ばすために、片手運転になる瞬間があるわけで、トルクが大き過ぎたら運転どころじゃなくなると言うのもあるかもしれませんが。
ちょっと最近のステアリングに比べると、ちょっとクラシカルなBMWのステアリングに感じるかもしれません。それがいいと言う人もいるし、もっとLEDキラキラのステアリングがいいのなら、Button Module Rally対応可能なステアリングという手もあります。(高いけど)また、コストはかかりますがPodium Hubを介して、他社製品のステアリングを取り付けると言った手も。
グランツーリスモのマニュアルも、すごくマニュアルの練習になって面白いです。結構、ミスシフトや早すぎるシフトダウンでオーバーレブにしてしまうので、自分はまだまだサーキットで全開にしてはいけないんだなと、再認識できます。
FANATEC GT DD PROでGT7(グランツーリスモ7)をやってみて
久しぶりにグランツーリスモをやって驚いたのですが、昔走った時の印象と比べて、路面の情報も結構伝わってきますし、なにより8Nmのトルクは重く、片手でステアリングを支えておくのは難しいレベル。
これはグランツーリスモやGT DD PROの絶え間ないアップデートによるものなのか、QR2に変えたからなのか、もしかしたらPCのレースSIMから離れていたからなのか、しっかりとしたコクピットで走っているからなのか、それらの複合的な結果なのでしょうが、久しぶりに乗ると、これ結構いいな。と思うわけです。
何より、専門的な?知識が必要なPCを用意する必要もなく、GT DD PROとプレステを繋げば、セットアップ完了。ということになるわけです。
私のようなレースSIMの世界にまで行ってしまった変態な方は、「グランツーリスモなんて・・・」と思ってしまう方もいるかもしれないのですが、レースSIMへの入り口としてとても入りやすいコンテンツで、新旧のたくさんの日本車・外車・名車が登録され、日本人として誇るべきソフトウェアだと思います。
そりゃ、FANATEC GT DD PROもGT7(グランツーリスモ7)も最強なわけではない
GT DD PROで、フラッグシップのハンコンと比べて足りないものは、FFBの強さもそうですが、FFBの細かさだと思います。
より高級と言われている部類のハンコンは、路面の起伏や縁石に乗った時も常にモーターに電流が流れ続け、軸に常に細かなFFBがかかっているように感じます。一方、GT DD PROだと、強いFFBをかける時、例えば、右回りにガツンとFFBをかけて、一瞬軸がフリーになって、左回りにFFBをかけているように感じることがあります。
高級&最新のハンコンだと、一瞬、軸がフリーに感じる時間がとても短いか感じにくいです。
それがFFBの解像度だとかスルーレートと言われるところで、FFBに雑味やガサツな感じがなくなり上質に感じるようになるんでしょう。個人レベルの感想ですが。
グランツーリスモで残念に思うのは、3画面が使えないことと、ハンコンに出力するFFBの情報量が少ないと言うところでしょうか。そういう出力側の制約もあるので、グランツーリスモするだけならGT DD PROでも十分すぎるかも?思うわけです。
そんなことを言いつつも、GT DD Extremeを触った記事も読んでいただければわかりますが、確かにGT7を遊ぶ際にもGT DD ExtremeはFFBの強さ・解像度・反応速度という点で、明らかにGT DD PROと違いました。
今後PCのSIMも楽しみたいのなら、細かいFFBの情報がPCからハンコンに入力されるわけで、それを再現できるよりよいハンコンを買っておくとより楽しくなるので、プレステもできて、最新式で、となるとGT DD Extremeも有力な選択肢になるわけです。
GT DD PROとグランツーリスモについて、まとめ
動画化もしてみました。もしよければ見てみてください!
GT DD PRO、いいハンコンだと思います。
小さめのステアリングを使用してやれば、8Nmでも十分なトルクとFFBの反応を味わえると思います。ただ、より高級なものと全く違わないか?と聞かれたら、そんなこともないわけです。
予算があるなら初めからGT DD Extreme買っとけばそれ相応の良さは味わえるはずですし、ハンコンに21万とか高すぎ!!と思えば、GT DD PROでも十分幸せになれると思います。
もちろんGT DD PRO高すぎ!というなら、中古品に手を出してみるのもよし(しっかり目利きが必要ですが)、より安い何かを探してそこから始めてもいいかもしれませんね。
使用しているモーターや素材・作りが全然違うので、買えるならGT DD PROのようなダイレクトドライブをオススメしますが、以下のベルトドライブのG29も安くて、気軽にグランツーリスモの楽しさを味わえるとは思います。(昔はリーズナブルでしたが今やG29も安くはないので、やっぱり買うなら初めからダイレクトドライブの方がいい気はしますが…)
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