本サイト維持やネタ収集、SIM研究のため、広告を含むページがあります。

FANATECから15Nm/12Nmのダイレクトドライブ、ClubSport DD+/DDが予約発売されていたのでまとめてみた | MASK | ブログ

2023年10月13日、↓FANATECのホイールベースのページにClubSport DDの文字が!
価格は92900円。

ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

予約受付中で、11月7日に発送されるようです。

そして、翌朝起きてみると、Clubsport DD+発売のお知らせメールが来ていました。
プレイステーションに対応し、最大トルク15Nmで、133600円とのこと。

FANATECはプレイステーションに対応した最大トルク5Nmまたは8NmのダイレクトドライブのGT DD PROという製品を2021年に発売しています。

昔の私の記事ですが、元々2021年より前から8Nmを発するCSL DDと、Podium DD1/2の中間のトルクを持つ製品の構想があったようです。

FANATECは基本的に全てのホイールベースでXBOXに対応するステアリングを使用するとXBOX対応になります。なので、予算に応じてGT DD PROかClubsport DD+さえ買っておいたら、プレステもXBOXもPCもカバーするダイレクトドライブのハンコンになるわけです。

これで、FANATECは、現行のCSL DD 5Nm, (8Nm), DD1 20Nm, DD2 25Nmから、
5, 8, 12, 15, 20, 25Nm体制となります。

現状、Podium DD1/DD2については、発売が2019年と結構時間が経っているため、これについても、もうそろそろ何かのテコ入れがあってもおかしくありません。実際、Podium DD1については、2023年10月の現状、新型のクイックリリースがついて、さらに26300円の割引がされています。その結果20Nmでありながら、Clubsport DD+と同じ133600円という価格になっています。(プレステは公式対応していませんが)

Fanatec

FANATEC Clubsport DDのページに並ぶ挑戦的なキャッチフレーズ

FANATEC Clubsport DDは「正しいダイレクトドライブ」

FANATECはハンコンメーカーの老舗なわけか、商品紹介について振興メーカーとの違いを意識した内容となっています。今回の製品の説明を見る限り、かなり自信があるようです。

すべてのダイレクトドライブシステムが同じように作られているわけではありません。数十年にわたるフォースフィードバックテクノロジーの経験が、ClubSport DDの多くの構造的および電子制御の最適化に貢献し、そのクラスで業界をリードする性能を実現しています。

FANATEC Clubsport DD公式ページより

FANATEC Clubsport DDの「スムーズな操作」

ローターをオフセットセグメントに分割することで、コギングトルクが自然に低減します。これに、効率とスムーズさを高める特許取得済みのFluxBarrierテクノロジーを組み合わせることで、あらゆる運転状況でクリアなフォースフィードバック情報が得られます。

FANATEC Clubsport DD公式ページより

まず、コギングトルクとは、モーターの軸部分のローター(磁石が使われている)を回した時に、ローターとフレームについているステーター(鉄芯)間の磁力が断続的に働くことによって、引っかかりを感じることです。これは特に停止中に感じることができると思います。

FANATECから、何も情報を得られていないので、以下は私の推測です。
上の写真を見ると、真ん中のモーターの回転する軸(ローター側)の太いキラキラしているところが3分割されています。そして、少し角度がずれて配置されています。これによって、停止時も磁力を分散させ、スムーズに軸が回転するようにしているのでしょう。どのハンコンも、FFB発生中はFFBに比べるとコギングトルクは無視できるぐらい小さくなります。停止中等のFFBが発生しない時にもそのひっっかりが無く、ステアリングがスムーズに回ると、ユーザーとしてはそのハンコンの質感が高いと感じると思います。

「FluxBarrierテクノロジー」について詳細な説明がFANATECサイト内で書かれていないので、現在いろいろな文献調査中。どうもローター(回転部分)の内部形状の設計方法に関する特許のようです。結局はハンコンを触ってみて、スムーズに長時間安定して制御されていたらいいと思います。

FANATEC Clubsport DDの「本物のトルク」

これも、挑戦的な文章です笑 何か言いたいことがありそうですね。

多くの大衆向けのダイレクトドライブシステムは、時間の経過とともに宣伝されているトルク値を保持できず、過熱を避けるためにモーターの性能が徐々に低下します。ClubSport DDの効率的なモーターと熱的に最適化されたレイアウトは、最も過酷な状況でも、例えば最大のフォースフィードバック設定でエンデュランスレースを実行する場合でも、真の12 Nmのトルクを保持します。

FANATEC Clubsport DD公式ページより

他社含めいろいろなDDを触ったことがありますが、確かにモーターは負荷をかければかなり熱くなります。

現状弱小レビュワーの僕は、何かの測定器を持っているわけではないので、それがトルクに与える影響まで確認できていません。他社製品も、FANATECの過去の製品も含め、レビューの時はそのような視点でもみてみたいなと思いました。

FANATEC Clubsport DDの「グリップを感じる。」

挑戦的なグラフが掲載されています笑
自社製品と他社の製品に12Nmのトルクをかけ続けた時の耐久力を比較したグラフです。

縦軸がトルクで、横が時間です。縦軸が0〜12Nm表示の普通のグラフだと仮定してお話しします。
Clubsport DDはずっと12Nmかけ続けておいても、1時間はずっと12Nmを保ち続けることを示しています。

赤、白、青の点ですが、おそらく他社製品の12Nmまたはそれ以上出す製品をテストした結果だと思いますが、青については15分程度からトルクが落ち始め、30分後には6Nm未満となります。赤は30分は耐えるけども、それ以降、6Nm未満に急落。白については30分はしっかり耐えるんですが、何かのモードで動かなくなると推測されます。

これは、15分間以上、最大トルク12Nmをかけ続けなければわからないので、普通に使っていたら気づきにくい違いにはなるかと思います。鈴鹿が一周2分程度だとして7周以上、最大トルクで走り続けて、10周目ぐらいから、クオリティの低いDDハンコンについては、「なんかおかしいな」と感じ取れるレベルだとお考えください。結構な怪力なドライバーでないと気づきにくいかもしれません。

ただ、チームを組み本気を出して準備してきた耐久レースだとこの安定性が安心感につながったり、実は違いがわかったりするのかもしれません。

優れた熱安定性が一貫したパフォーマンスを提供、信頼性のある情報を通じて常にホイールの感覚を確認できます。セッション全体で一貫した性能を発揮し、タイヤグリップやドライビングリミットを実感します。ClubSport DDは筋肉の記憶をトレーニングし、より良いドライバーへと導きます。

FANATEC Clubsport DD公式ページより
ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

FANATEC Clubsport DDのFULLFORCEテクノロジー

背面が黄色のカラーになっているのがClubsport DDで、青が15Nmかつプレステ対応になるDDプラスです。さてFULLFORCE(いっぱい・力)テクノロジーとは何なんでしょう?

FullForceは、特にFANATEC® Direct Drive用に調整された新しいフォースフィードバックプロトコルです。モーターの瞬時の応答と直接駆動技術のゼロバックラッシュを活かしています。FullForceは、新しいレベルの没入型エフェクトのために、高周波振動を生成します。エンジンの回転数や道路の表面のディテールを今までにないように感じてください。

FANATEC Clubsport DD公式ページより

過去のFANATECのDDを使っていると、路面の石ころのような感触が薄く感じるSIMソフトもありました。例えばiRacingで綺麗なアスファルトを走っていると、すごい小刻みにFFBを発生するダイレクトドライブがある一方、あまり発生させないホイールベースもあります。

Clubsport DDのこのアップグレードによって、細かなFFBを発生させることもでき、その辺がパワーアップするのかと思います。

FANATEC Clubsport DDの「精度の高い反応」

再び挑戦的なグラフが出てきました笑

これは、ハンコン(ホイールベース)に「12Nmを出力せよ」という命令を出した際のトルクの推移をグラフ化したもので、縦軸がトルク、横軸が時間になります。

一言で言うと、「SIMソフトから出てきた信号をそのまま再現できる」「他社に比べて波形が綺麗だし、ちゃんと12Nmがそのまま出るんだよ。」と言いたいのだと思います。

卓越したスルーレート性能とパワフルなプロセッサの組み合わせにより、すべてのモーターリアクションは非常に速く、ダイナミックで、同時に完全に安定しています。この挙動は、伝統的なフォースフィードバック信号だけでなく、強化されたFullForce信号(対応するゲームで)にも適しています。

FANATEC Clubsport DD公式ページより
ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

他社比較も大事ですが、FANATECの過去の製品で同じテストをしたらどうなるのかは気になるところです。

スルーレート性能というのは、このグラフのように立上り、立下りが激しいステップ状のパルスを入力した時に、どのように出力として出てくるか?というイメージです。

FANATEC Clubsport DDの「最も強力なモーターシャフト」

ハンコン業界は、モーター内部もどんどんシンプルかつ美しくなっていっています。ぱっと見わかりませんが、シャフトの内部は中空となりますが、その厚みが分厚くなったり、そのシャフトを支えるベアリングのベースとなる部分に金属を多用させるようにしているようです。CSL DDと比べると、銅線の巻き方がとても綺麗でよりコストがかかっているモーターのようです。

モーター内部のアルミニウム製シャフトは、これまでに作成した中で最も強力です。スリップリングの電子部品の配置により、シャフトはより厚い壁を持つように製造できます。また、ベアリングの座も完全にアルミニウム製であり、強力な径方向の負荷、回転精度、およびEMIとESDに対するより良いシールドを提供します。

FANATEC Clubsport DD公式ページより

EMI:電磁波干渉
ESD:静電気放電

DDのこのアップグレードによって、その辺がパワーアップするのかと思います。

FANATEC Clubsport DDの「QR2」

もともとQR2が標準となり、QR1に対応させるにはオス側をオプションで購入する必要があるようです。

説明文から推察するに、ネジを4本外せば、この画像の金属部分がカパッと外れ、QR1用のカバーを被せてねじ止めすればすぐにQR1に対応できるようになるようです。

ClubSport DDは、QR2を完全に考慮して設計されました。QRエレクトロニクスモジュールは、シャフトと完全に統合されており、その強度が大幅に向上しています。QR2デザインをQR1に交換する場合、外部の金属フランジが取り外されるだけで、電子的な接続を交換する必要はありません。

FANATEC Clubsport DD公式ページより
ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

FANATECのクイックリリースについて知りたい方は、こちらもご覧ください。

その他参考情報

Clubsport DDが発売されるまでの軌跡

少し前に、下記記事にFANATECが残り3ヶ月で製品大量投入の可能性と書きました。
今回の12NmのClubsport DDはQR2に続き第2弾ということでしょうか?

FANATEC Clubsport DDよりかなり安いFANATEC CSL DD

2023年10月13日現状、CSL DDは5Nmモデルなら3万円、8Nmになるオプション込みで、40000円強で購入できるキャンペーン中です。(ステアリングと、ペダルをセットで購入した場合ですが)

それに比べたら高価にはなりますが、CSL DDやGT DD PROを8Nmにしている人で、もうちょっとトルクがあればなぁと思っている人にとっては15Nm/12NmのClubsportDDは、かゆいところに手が届く存在になると思います。現状ホームページからのみの情報しかありませんが、今までの製品ページに比べて結構自信を持って説明文が書かれているように見えます。

過去の傾向から、予約枠がすぐ埋まり次の発送は数ヶ月後等もあったりするかもしれないので、本当に必要な方はできる限り早く注文するようにした方がいいかも。
またClubsportDDプラスの情報も出次第お伝えしたいと思いますが、こちら公式のホイールベースのページを日々チェックしてみると、ひょこっと予約が開始されているかもしれません。

レーシングホイール/DD ホイールベース
Racing Wheels are bundled products that combine selected Steering Wheels and Wheel Bases. The wheel base is the heart of our ecosystem, combining…

補足情報を教えていただいたり、コメントしていただいたり、いいねいただけたら嬉しいです😄

また、Youtubeも始めましたので、登録だけでいいのでして頂けると、今後の活動の励みになります^ ^

MASK SIM Racing
2020年、僕はiRacingが気になり、まず約30万円を投入してFANATEC製ハンコン、自作PC、自作SIMコクピットを設置しました。その後僕はいろいろ散財し、今まで少なくとも100万円以上はSIM機材に投入していると思います。このような散財の過程を現在に至るまで、ブログでメモやレビューとして残してきました。202...

コメント