なかなか届かなかった15Nmのトルクを発生するプレステ、XBOX、PC対応のダイレクトドライブ、↓GT DD Extreme(Clubsport DD+)がついに届きましたので、レビューしていきます。
このページは日々更新する予定ですので、ブックマークでもしてたまにみに来てくれたら嬉しいです。画像が多くなり重くなりそうなら、新たに別のページで追記していくかもしれません。その時は、上の方にお知らせで追記します。
最新のレビュー第3弾!!↓
レビュー動画も作りました。結構マニアックな内容も詰め込めた気がします。
心優しい方、Youtubeの登録していただけたら、今後も頑張れます。。。
- 4/13時点での感想・まとめ
- FANATEC GT DD Extremeの開封
- FANATEC GT DD Extreme(Clubsport DD+)のコンセントプラグについて
- FANATEC GT DD Extreme(Clubsport DD+)のアダプタについて
- FANATEC Clubsport DD+ホイールベース(モーター)の重さと大きさと設置について
- Clubsport DD+の互換性について
- FANATEC GT DD Extreme付属のステアリングについて
- FANATEC GT DD Extremeの電源ランプの色は大事
- プレステやXBOXで遊ぶにはFANATEC製のペダルが必要
- シフターやハンドブレーキを追加する場合もFANATEC製
- 今後やってみようかなと思っていること
- 4/13時点での感想の再度まとめ
- FANATEC GT DD Extremeを買いたい方へ
4/13時点での感想・まとめ
速報なので、まだ設定が煮詰めれてなかったり、荒削りな部分もありますので参考程度に。
・GT DD Extreme(Clubsport DD+)の電源はアース端子付きのコンセントなので、変換プラグを事前に準備しておいた方がいい。詳細はこちら
プレステのグランツーリスモ
・GT DD Extremeをプレステで使う場合であっても、まずファームウェアのアップデートをすべき。ファームウェアアップデートには、WindowsのPCが必要。どうも、工場出荷状態で使うとFFBが良く無いらしい。そのため自分で調達するか、Windows PC持ってる知り合いに土下座してお願いして、アップデートして貰ってから使うべき。
・グランツーリスモを遊ぶ際に、GT DD PROとの違いは明確にあった。GT DD PROの場合、路面のフィードバックはギア感がある。ガチャガチャ感がある。(FFBをスムージングする効果のある[INT]というパラメーターを0、1、2と触って調整はしたつもり)それに比べると、GT DD Extremeはそのギア感は無く、ねっとりとズシンとしたフィードバックが来る。トルクの大きさ、FFBの解像度の向上を感じ取れた。グランツーリスモでは、カウンターも早く当たる。そのためオーバーステア傾向になっても、車が自動的に前に行く効果(セルフステア)が強く、安定して走れそう。
PC SIMのiRacing
4/13においてはFormula V2ステアリングで走っています。多少色は違いますが、海外では発売されているこの組み合わせと基本的に同じです。(日本ではまだ購入不可)
・iRacingを走った限りでは、GT DD PROに比べるとグランツーリスモの時と同様、ギア感(路面のギャップ、縁石でガチャガチャする感じ)が無くなった。
・iRacingにおいては、フォーミュラーカーを運転する上で、トルクの強さの恩恵を結構感じた。F3の鈴鹿では、SIM内の架空のドライバーの腕にかかる最大トルクは40Nm程度になる。ドライバーは0〜40NmのFFBを感じている。ただ、GT DD PROは8Nmしか表現できないので、その情報を0〜8Nmの中に圧縮する。なので、情報量は8/40=1/5となる。すると、小さな路面の変化だとか、そういう情報がFFBとして自分の手に伝わりづらい。GT DD Extreme(Clubsport DD+)なら、それが15/40となる。小さいFFBもGT DD PROの時より2倍で手に伝わってくるわけで、路面の状況が伝わりやすい。この効果をすごく感じた。(グランツーリスモのフォーミュラもそうかもしれないが、基本的にGTカーメインだと思うので、iRacingのフォーミュラほど違いを感じられないような気はする)
Podium DD1との比較についてはまだできていないのでもうちょっと待って欲しい。
FANATEC GT DD Extremeの開封
箱の大きさは47x40x高さ44cmです。過去に書いたGT DD PROのレビューによると、箱は41cm x 40.5cm x 38cmでしたので、少し巨大化したみたいです。GT DD Extremeはペダルは入ってないはずなのに、無駄に箱が巨大になっています。
製品の箱を取り出しました。
今、なぜか部屋の中にハンコン用モーターが8個、ステアリングが8本あるわけで、いつでも手放せるように箱も置いているのですが、それが大変なことになっています。
今回のGT DD Extreme導入で、GT DD PROとPodium DD1が不要になるはずですが、それでも箱としては、2個が1個になるだけです。
また、ステアリングもFormulaステアリングと、BMWステアリングを所有しているわけで、GT DD Extreme付属のグランツーリスモ公式ステアリングに付属しているQR2 Liteの検証が終われば、今回のグランツーリスモステアリングも、手放してもいいかなと思っています。十字キーとか、○×□△ボタン、すごく使いやすいんですけどね。
手放した後は、もともと持っているPodium Hubに以下のModule RallyとFANATEC&スパルココラボのフォーミュラステアリングを取り付け、Formula V2のAdvanced Paddle Moduleを移植しようかなんて思っているわけです。
ただ、GT DD Extreme付属のグランツーリスモ公式ステアリングを処分しても、箱の大きさは変わらないわけで、私みたいなミニマリスト?には、Clubsport DD+単品で早く出してくれていたらなという思いが強いです。
さぁ、開封していきましょう。
箱を開けると
True champions emerge when they push themselves to the Extrme.
訳:真のチャンピオンは、自分自身を極限まで追い込むときに現れます。
と書かれています。
FANATECは、在庫の管理とかリリースを「追い込みすぎ」なので、早く経営と物流を改善して真のチャンピオンになってほしいものです。このGT DD Extremeの到着までも結構時間がかかりましたし。
箱を開けると取説とともに、どの製品にも入っているステッカーが同封されています。
GT DD Extremeの取説については下記GT DD Extremeの公式ページの「ダウンロード」タブをクリックするとPDFがダウンロードできます。
注文する前にじっくり読んだり、見切り発車で購入した方は、到着まで熟読しておいたらいいと思います。
取説の段を取り外すと、GT DD Extremeのステアリングが登場します。
後ろはこんな感じ。
そして、最後にホイールベースです。一度、動画で撮った後、写真撮ってない!と思って、元に戻して撮り直したので、実際は白いビニールはもうちょっと綺麗でした。
そして、箱の中にはACアダプタと、電源ケーブル、USBケーブル、Clubsport DD+の溝に入れるためのナットが付属しています。
ナットは、GT DD PROと同じく、Clubsport DD+の底面に3つまたは4つスライドして入れて底面から固定するか、側面に左右2個ずつ計4個挿入して左右から固定するために使います。
左がClubsport DD+の底。右が側面の図です。
FANATEC GT DD Extreme(Clubsport DD+)のコンセントプラグについて
・GT DD Extreme(Clubsport DD+)の電源はアース端子付きのコンセントなので、変換プラグを事前に準備しておいた方がいい。詳細はこちら。
FANATEC GT DD Extreme(Clubsport DD+)のアダプタについて
おかげさまで訳あって、ハンコン用のアダプタがいっぱいあるので、ホイールベースの名称を貼り付けています。
そのアダプタの重量を測ってみました。片側のケーブル込みで約1330グラム、容量は340Wでした。
なお、GT DD PROは約930gです。容量は180Wでした。
FANATEC Clubsport DD+ホイールベース(モーター)の重さと大きさと設置について
GT DD Extreme(Clubsport DD+)の重量は、8600gでした。GT DD PROは約5070gです。GT DD Extreme(Clubsport DD+)の方が約3kg重いです。
裏から見た写真ですが、その重量さの理由がわかります。モーターの長さが違います。横幅おそらく同じだと思います。約15.5~16cmでした。長さについては、Clubsport DD+の溝の部分が12.5cmでした。GT DD PROの溝の部分は8cmです。ちなみに、この溝が掘られている部分のパーツは金属でできています。スライドすることで奥行方向の位置を自由に調整できます。GT DD PROで使用していたナットがそのまま使えました。
GT DD Extremeをレビューする前段階では、GT DD PROを取り付けていました。そのGT DD PROで、グランツーリスモを走り込みその感覚を忘れないうちに、GT DD Extremeを取り付けしていきます。僕のレースSIM用のコクピットは3つの穴を用意して、GT DD PROを固定していました。
まだ、GT DD Extremeの公式ページにはアップロードされていないので、参考までにどのような距離感で穴を開ければいいか掲載しておきます。これは、Podium DD1/DD2の穴あけ用のテンプレートですが、中心と左右の穴の距離としては39.2cmとなります。これは、基本的にFANATECのどのホイールベースでも共通のはずで、今まで同じ穴の位置でCSW、GT DD PRO、Podium DD1、GT DD Extreme(Clubsport DD+)を設置することができました。
元のデータは、下記DD2のページの「ダウンロード」>「ドリルテンプレート」で入手可能です。
穴の前後の位置については、3つまたは4つで固定することが求められています。3つの場合は、横一列ではなくて、右の図のように奥行方向はズラしておいた方が無難でしょう。
ということで、取り付けができました。
Clubsport DD+の互換性について
これは、Clubsport DD+の裏面ですが、
左から、シフター1、シフター2、ペダル、ハンドブレーキのRJケーブルを差し込めるようになっています。その下はUSB-Clubsport DDをPCやプレステ、XBOXへと繋ぎます。右下は電源ケーブルを。左下はCANについては、将来的に使えるようになる形式です。シフターや、ペダル、ハンドブレーキをRJケーブルで、このホイールベースに全て繋ぐのではなく、Clubsprot DD+→シフター→ハンドブレーキー→ペダルと繋いだとしても、ホイールベースが全ての機器を認識できるようになるそうです。将来的に。
PCで使用する場合は、ペダルやシフター、ハンドブレーキは、直接PCにUSB接続しても問題ありませんが、プレステやXBOXは、ここに直接繋ぐ必要があります。なので、FANATECのホイールベースでプレステ、XBOXで遊ぼうとする場合は、FANATEC製のペダル、シフター、ハンドブレーキが必要になります。
FANATEC GT DD Extreme付属のステアリングについて
持ち手の材質は”vegan leather” :「ビーガンレザー」と表記されており、本物の動物の革ではなく、人工のものです。
直径は300mm。300mmという直径は、下記のマクラーレンステアリングや、P1ステアリング各種(V2/WRC/BMWステアリング)と同じ直径です。重量は1300グラムでした。
GT DD PROのセットに付属しているグランツーリスモ公式ステアリングは280mmで、重量は1042g(QR1 Lite)、1337g(金属製QR1)です。
GT DD Extremeのグランツーリスモ公式ステアリングは以下の炭素繊維強化プラスチック製のQR2Liteを使用していますので、金属製QR1付きのGTDDPROのステアリングよりは軽くなっているようです。
FANATECのステアリングの直径と重さをまとめたやつ↓
FANATEC GT DD Extremeのステアリングの操作系
合計5つの十字キーがついています。全て押し込みができ、左下の十字キーについてはロータリースイッチになっており、回転することができます。
GT DD PROのものがプラスチック丸出しなのに比べ、メッキっぽい質感になっています。また、そのスティックの周りにはRGB LEDリングがあり、光らせることができます。下の写真のように色も変えられます。
また、中央には回転数に連動して光る横長のLEDライトがあります。
FlagLEDと書かれていますが、左右にある「三」の形をしたものがゲーム中にFlag(旗)が出た時に光るようになっています。
また中央には大型の2.7インチのディスプレイが付属しています。
これは、FANATECの中でも最高級グレードのPodiumシリーズの以下のポルシェステアリングに使用されていたものと同じようなディスプレイを使用していると思われます。中央のディスプレに何を表示できるのか、後日検証します。
総じて、GT DD PROのステアリングに比べて質感が向上しており、グランツーリスモをより心地よくプレイできるようになっています。以下のものがGT DD PROのセットを購入した場合に付属するステアリングです。光るのは、中央の液晶ディスプレイのみですし、4つのカラフルなリングは、光らないプラスチックのリングになります。グリップ部分はゴムです。
FANATEC GT DD Extremeのステアリングの剛性
BMW GT2V2ステアリングは骨格が金属製です。それに比べると、押すと多少たわみます。左右と下には、中央からアームがニョキっと生えていますが、上部の部分は、中心部からアームが出てないわけなので、そこが弱いです。
ただし、グランツーリスモで、GTカーを使用した際、運転に集中していると、たわみは気になりませんでした。
GTカーを運転中は、二時と十時の方向を持っているからかもしれません。ドリフト走行等で、上部を強く持つような運転の仕方をする人は気になるかも。もし、本当にガッチリとしたステアリングが欲しい方は、以下のようなClubsportグレード以上のステアリングやPodium Hubを使用したステアリングを検討してみてください。
FANATEC GT DD Extremeのステアリングは4枚のパドルシフト付き
メインの大型のパドルについては厚さ3 mm、黒色陽極酸化アルミニウムです。最大トルク8NmのGT DD PROは、プラスチックですので、DD Extremeではアルミとなり、質感が向上しています。 さらに、マグネティックシフターとなっています。Clubsport系のステアリングに付属しているマグネティックシフターよりほんのわずかにストロークが長いような気がしますが、GT DD PRO付属のステアリングに比べたらそのクリック感はかなり字向上していると思います。
また、小さなパドルは、4つの切り替え可能なモードを備えた左右計2つのアナログクラッチ パドルが装備されています。(GT DD PROには付いてない)
アナログパドルがあると、レーススタート時に繊細なクラッチ操作を実際のレーシングカーのように手元で操作が可能になります。
また、ブレーキやスロットルとしても使用できるモードがあり、スペース等の関係でペダルを準備できない方、足の不自由な方でもこのステアリングなら、手だけで操作できます。ステアリングは違いますが、参考までに↓
現在は、マクラーレンステアリングや、Advanced Paddle Moduleにアナログパドルが付属しています。それでアクセル&ブレーキとして使用することができるので、アナログパドルが欲しい方はGT DD Extremeが絶対というわけではないです。
あまり購入する人はいないでしょうが、この超高級ステアリングBMWM4GT3ステアリングにもアナログパドルが付属しています。
FANATEC GT DD Extremeのステアリングの標準のクイックリリースはQR2 Lite
GT DD Extremeには、以下のQR2 Liteが使用されています。QR2には、他にも金属製の標準モデルとQR2 PROがありますが、これは、炭素繊維強化プラスチック製です。
公式ページによると、GT DD Extremeのステアリングに限ってはこのQR2 Liteだけでも、ClubSport DD+は15Nmまで発生するようになるとのことです。
基本的にFANATEC製のステアリングは金属製QR2を装着しないと8Nm以上発生するハイトルクモードが制限されるようなプログラムが組まれています。
また、以下のWRCステアリング等のCSL系のステアリングの中には金属製QR2を装着してもハイトルクモードが許可されないものもありますのでのでお気をつけください。(確認方法としては、各ステアリングの公式ページの「特記事項」に書かれています)
FANATEC GT DD Extremeの電源ランプの色は大事
電源ランプの色によってモードが変わります。これは電源ボタンを押すごとにモードを変えられます。プレステで全然動かないじゃん!と思ったら、赤色のPCモードだったりして、それが原因だったりします。電源ボタンをぽちぽち押して、青色にする必要があります。
これも取説(下記リンク先の「ダウンロード」タブ参照)に記載されていますので、ご確認ください。
プレステやXBOXで遊ぶにはFANATEC製のペダルが必要
GT DD Extremeにはペダルは付属していません。PCのみで遊ぶのであれば、ペダルはPCに直接USB接続すれば、どこの会社のペダルでも使えます。なので、PCで遊ぶ時は僕はよりマニアックなHeusinkveldのペダルを使っていました。
しかし、プレステやXBOXで遊ぶには、FANATEC製のペダルをホイールベース(モーターの部分)へ付属のケーブルで直接接続が必要です。
現状、FANATECのペダルだと以下に書いている大きく分けて3種類(CSL,V2,V3)のペダルが選択肢に入ります。
将来的に本格的なPCのレースSIMを考えている方はV2ペダル・V3ペダル(Invertedも含む)のどちらかを選ぶと良いでしょう。どちらもロードセルの容量が90kgです。一番安い上のCSLペダルのロードセルは60kgなので、90kgを知っている人間からすると結構違います。CSLペダルの場合、60kgで力強くブレーキを踏むと、ブレーキロックしやすくなります。うまく、コントロールすればCSLペダルかつロードセルペダル無しでも速い人は速いのでしょうが、V2やV3が欲しくなる可能性があります。
よくわからない方で、PC SIMとプレステの併用を考えている方は騙されたと思ってV2かV3を買っておいてください。後で効いてきます。(ただし、それなりにしっかりしたコクピットが必要)
予算がある方はV3またはV3 Invertedにしておくと、見た目が切削加工でかっこいいですし、ペダルの角度・位置の微調整が効きますので満足度が高いと思います。(グミみたなブレーキの重さを変えるオプションも買いたくなると思うけど)吊り下げ式のInvertedにするかは、お好みで。(Invertedは高価な分、素のV3に対し、12900円のダンパーが追加されています。)
一方、コクピットが貧弱な方や、とりあえずはグランツーリスモメインかなと思っている方は、CSLペダル(ロードセルなし)からでもよいかもしれません。2ペダルなら12900円で買えます。
シフターやハンドブレーキを追加する場合もFANATEC製
市販車のドライブを楽しんでいるとシフターが欲しくなってくると思います。
ペダルについてはすでに記載しましたが、プレステやXBOXで遊ぶ場合、直接FANATEC製のホイールベース(モーター部分)に、ペダルやシフター、ハンドブレーキを取り付ける必要があります。
なので、基本的にはFANATEC製のペダル、シフター、ハンドブレーキを用意する必要があります。
ペダルについてはすでに記載しましたが、プレステやXBOXで遊ぶ場合、直接FANATEC製のホイールベース(モーター部分)に、ペダルやシフター、ハンドブレーキを取り付ける必要があります。
なので、基本的にはFANATEC製のペダル、シフター、ハンドブレーキを用意する必要があります。
今後やってみようかなと思っていること
GT DD Extremeに金属製のQR2を装着してみた。
今後公開予定。使っている感じ、QR2 Liteのまま使用している限り、気になりません。このステアリングの武器は、軽さだと思うので、QR2を金属製↓にする必要はないのでは?と思っています。
グランツーリスモ公式ステアリングはGT DD PROで使えるのか?
ファームウェアアップデートをする工場出荷の状態でちょっと挿してみましたが、その時点ではGT DD PROには使えませんでした。ファームウェアアップデートした後も、使えませんでした。今のところ、公式サイトの「互換性」の項目には以下のような表記あり。
Gran Turismo® DD Extremeステアリングホイールは、今のところClubSport DD / ClubSport DD+ ホイールベースにのみ対応しています。その他のホイールベースとの互換性については、将来のファームウェア更新により対応する予定です。
GT DD Extreme付属の公式ステアリングにQR1を装着してみた。
GT DD PRO側のクイックリリースも交換が必要なため、かなり、やる気が出ればやってみます。
FANATEC Podium DD1との比較
Podium DD1は重いので、ホイールベースの入れ替えが大変ですが、やってみたいと思います。DD1を使用していた少し昔の記憶を頼りに比較すると、GT DD Extreme(Clubsport DD+)の方がDD1よりFFBがスムーズに感じます。トルクについては、DD Extreme(Clubsport DD+)の15Nmというものが、安定して継続的に出せるトルクを15Nmとしているのですが、DD1の20Nmが同じ基準かは不明。ちょっと交互に触ってみないとわからなさそうですね。
Full Forceについて感じたい
このハンコンはFullForceという高周波振動を発生できるようになっているようです。ただし、ソフトウェアが対応している必要ありとのこと。どうも調べている限り、まだ実装されているSIMソフトは無い。
既存のフォースフィードバックプロトコルは、当初ギアとベルト駆動のデバイス向けに設計されたもので、その当時の唯一のハードウェアでした。FullForceは、FANATEC® Direct Drive専用に設計された新しいフォースフィードバックプロトコルです。このプロトコルは、ダイレクトドライブテクノロジーの瞬時の反応とゼロのバックラッシュを活かし、高周波の振動を生成して没入感のある効果を実現します。エンジンの回転数や路面のディテールをかつてないほど感じられます。FullForceだけが、レースカーを運転しているかのような完全な体験を実現します。
2月19日のFANATECの中の人の回答は以下の通り。
FullForce is not supported by ANY game atm. iRacing will be the first one, followed by GT7 and ACC. Those are all titles which are confirmed.
FullForceはどのゲームでも今のところサポートされていない。iRacingが一番初めのものとなるだろう。GT7とACCがそれに続く。この3つが今の所確認されている。
2024/2/19 https://forum.fanatec.com/discussion/comment/119439#Comment_119439
4/13時点での感想の再度まとめ
・GT DD Extreme(Clubsport DD+)の電源はアース端子付きのコンセントなので、変換プラグを事前に準備しておいた方がいい。
プレステのグランツーリスモ
・GT DD Extremeをプレステで使う場合であっても、まずファームウェアのアップデートをすべき。ファームウェアアップデートには、WindowsのPCが必要。どうも、工場出荷状態で使うとFFBが良く無いらしい。そのため自分で調達するか、Windows PC持ってる知り合いに土下座してお願いして、アップデートして貰ってから使うべき。
・グランツーリスモを遊ぶ際に、GT DD PROとの違いは明確にあった。GT DD PROの場合、路面のフィードバックはギア感がある。ガチャガチャ感がある。(FFBをスムージングする効果のある[INT]というパラメーターを0、1、2と触って調整はしたつもり)それに比べると、GT DD Extremeはそのギア感は無く、ねっとりとズシンとしたフィードバックが来る。トルクの大きさ、FFBの解像度の向上を感じ取れた。グランツーリスモでは、カウンターも早く当たる。そのためオーバーステア傾向になっても、車が自動的に前に行く効果(セルフステア)が強く、安定して走れそう。
・GT DD Extreme付属のグランツーリスモ公式ステアリングについて、CSLグレードの剛性であり、金属のフレームのBMWステアリングと比べるとガッチリ感は劣る。ただし、ボタンがかなり多く、グランツーリスモに最適化されている。液晶ディスプレイにどのような情報が表示されるのかまだ検証できていないが、プレステで遊ぶ人にとっては最適な道具になるのかもしれない。
PC SIMのiRacing
4/13においてはFormula V2ステアリングで走っています。多少色は違いますが、海外では発売されているこの組み合わせと基本的に同じです。
・iRacingを走った限りでは、GT DD PROに比べるとグランツーリスモの時と同様、ギア感(路面のギャップ、縁石でガチャガチャする感じ)が無くなった。
・iRacingにおいては、フォーミュラーカーを運転する上で、トルクの強さの恩恵を結構感じた。F3の鈴鹿では、SIM内の架空のドライバーの腕にかかる最大トルクは40Nm程度になる。ドライバーは0〜40NmのFFBを感じている。ただ、GT DD PROは8Nmしか表現できないので、その情報を0〜8Nmの中に圧縮する。なので、情報量は8/40=1/5となる。すると、小さな路面の変化だとか、そういう情報がFFBとして自分の手に伝わりづらい。GT DD Extreme(Clubsport DD+)なら、それが15/40となる。小さいFFBもGT DD PROの時より2倍で手に伝わってくるわけで、路面の状況が伝わりやすい。この効果をすごく感じた。(グランツーリスモのフォーミュラもそうかもしれないが、基本的にGTカーメインだと思うので、iRacingのフォーミュラほど違いを感じられないような気はする)
Podium DD1との比較についてはまだできていないのでもうちょっと待って欲しい。
FANATEC GT DD Extremeを買いたい方へ
FANATECはカートに入れた商品全ての在庫が揃わないと発送してくれません。また、送料は1つ数百円となっており、一緒にまとめて購入したからといって、送料が安くなることはありませんので、在庫ありの商品と、無しの商品を購入する場合、分けて発注することを強くオススメします。
基本的にGT DD PROと比べ、GT DD Extremeは明らかな違いはあったので、価格なりの性能差はあると思います。将来PCのシミュレーター導入の可能性がある人にとっても、十分なFFBの表現力もあるので、他に目移りせずに長く使っていけると思います。
GT DD PROと比べるとペダルも含めると追加で10万円以上違います。より良いものを求める、生活に少しでも余裕がある大人の方は、ガンガン買っていいと思います。その方にとっては、何百時間も共に遊ぶかもしれないハンコンの10万円の差は誤差だと思います。リセールも期待できるでしょう。
最近融資先の銀行の要請でFANATECのCEOが解任され、経営層が入れ替えられたことがプレスリリースされています。僕は経営修士号を持っているわけでもなく、製造小売業や国際会計基準について詳しいわけではないので、今後ドイツでFANATECが特に何事もなくうまく盛り返し存続するのか、ブランドだけ生き残るのか、それとも最悪全てなくなってしまうのか、ドイツから遠く離れた日本ではわかりません。万が一のリスク(供給・ドライバの更新)も考えないといけないとは思いますが、個人的にはここまで広く認知され価値が上がっているブランドは、残るんじゃないか?と思っていますが。
ちなみに、在庫さえあれば、大体は当日か翌営業日発送してくれていますし、PayPal等を使うと万が一、届かないようなことがあれば消費者保護もありますので、注文したのに届かないままで返金もされない、とかにはならないと個人的には思っています。
普通のアルバイトや奨学金生活をしている学生さんが買うべきか?と言われたら、「GT DD PROでも十分なハンコン。」と言っておきたいと思います。当時と物価は違いますが、学生時代1万円のハンコンで満足していた僕からすると、GT DD PROでも超高級です。(本格的にFormulaやりたいなら、ちょっと8Nmだと少ないかもしれないけど。。。)GT DD Extremeとの差額の10万円で徐々にシフターやハンドブレーキ、ステアリングを揃えていく方が充実感が得やすいかも?なんて思います。
GT DD Extreme:209000円。ペダルなし。
GT DD PRO:128200円。ペダル付き。
FANATECの純正コクピット(上の両方に対応)
Clubsport DD+単品(GT DD Extreme付属のモーター部分のみ)
コクピットのまとめ↓
参考になった!それなりに書いたな。もっと書けよ!もっと情報出せよ!という方、いいねや、検証して欲しいこと等書いていただけたら、もっと頑張るかもしれません。あと、Youtubeにも後日、動画でアップできたらいいなーと思っているので、事前に登録しておいてもらえると、やる気が出ます。。。
心優しい方、Youtubeの登録、お願いします。。。GT DD Extremeレビュー動画↓
コメント