MOZA Racingさんより、12月中旬、ハンドブレーキと、ESステアリングの交換用フォーミュラーステアリングのグリップ部分が届きました。正式名称はFormula Wheel Modとのこと。
このステアリングはMOZAから無償提供を受け、レビューをしています。
まずお値段39ドル。R5バンドルを購入して、フォーミュラ型ステアリングが欲しいな?と思っていた方にとって、とっても魅力的な商品になるかと思い、今回もレビューさせてもらうことにしました。
まず初めにESフォーミュラステアリングに対する個人的な感想
とりあえず、一番初めに結論を書いておきます。詳細については、記事の中に説明を入れていきます。
剛性感もあり綺麗に作られています。新たにステアリングを購入するのに比べ、かなり安価に設定されています。ESステアリングをすでに持っている方にとって、フォーミュラ型を手に入れるとてもよい選択肢のうちの一つになります。
丸形からフォーミュラ型にすると、ステアリングが軽くなるためR5のような小さめのトルクのホイールベースを使用した際にFFBがより伝わりやすくなると思います。また、ステアリングの上面がフラットなため、液晶モニタの情報が丸形に比べて見やすくなります。
MOZA ESフォーミュラステアリングを購入すると幸せになれる人
・R5バンドルや、ESステアリングを持っている方、購入する方で、フォーミュラ型が欲しい方で費用を抑えたい方
・ESステアリングだと、ステアリングの上の部分で液晶モニタの情報が見えにくいと感じている方
MOZA ESフォーミュラステアリングを購入してもそこまで幸せになれない人
・ESステアリングを持っていない方
・もう少し、機能があるステアリングが欲しいと思っている方
・丸形とフォーミュラー型の交換を頻繁に行いたい方(取り付け取り外しは、簡単ではありますが、頻繁に行えるほどめちゃくちゃ楽というわけではありません)
・パドルクラッチスタートをしたい方。(パドル部分がアナログパドルが付属しているGSステアリングやRSステアリングをお求めください)
・丸形ステアリングに不満を感じていない人
MOZA ESフォーミュラステアリングの開封レビュー
今回のMODのは、ステアリングの金属部分を交換するだけで、下の写真右の丸形のステアリングが、フォーミュラ型ステアリングに生まれ変わるという商品になります。
左が、その商品の箱です。非常にコンパクトです。これなら送料も安そうです。
箱から取り出しました。こんな形で梱包されています。
箱の中全部出してみました。本体と、大きいのと小さいドライバーが1つずつ同封されています。六角レンチが入っています。これで、ステアリングの交換が可能です。さらにおまけ?のシールが付いています。
シールの内容はこの通り。参考までに。
ステアリングですが、とても綺麗に作られていると感じます。フレームの材質はアルミ。グリップ部分はゴムです。質感としてはファナテックのマクラーレンステアリングのグリップと似た触感でした。素手で気楽に握るのもいいかもしれません。以下事前にもらった説明文より。
グリップは環境に優しいTPUラバーを使用して射出成形されています。滑り止め、防汗、耐久性に優れ、高級感があります。
ESフォーミュラステアリングの大きさは280mmで、これは、元々ESステアリングの丸形のステアリングと大きさは同じです。また、液晶画面が付属しているMOZAの中での最高級のFSRステアリングと横方向の大きさも同じです。(後で比較してみます)
上と真ん中のパーツがつながっておらず、別れており、剛性大丈夫かな?と思いましたが、剛性は全く問題がありません。ガッチリしています。
MOZA ESステアリングのフォーミュラ型と丸形の違いについて
撮影角度の関係で、ESの方が少し大きく見えますが、横幅はほぼ同じです。
大きな違いは、重量とステアリング上部の形状です。
下の画像のように、丸形ステアリングは、必要な情報を見るのに邪魔になってしまうことがあります。それに悩まされている方は、フォーミュラ型ステアリングへの交換する一つの動機になると思います。
MOZA ESフォーミュラステアリングの重量比較
ESフォーミュラステアリングの単体の重さは、500gです。(安物の測りなので、参考程度にしてください)
一方、丸形のステアリングの重さは、908gとなり、フォーミュラステアリングに変えることによって400g軽量化ができ、ステアリングの反応の向上が見込まれます。
MOZA ESステアリングの交換方法
やることは簡単で、6つの大きなネジと、3つの小さなネジを外して、交換するだけです。
まず付属の六角レンチで、丸形ステアリング正面の6つのネジを外します。この6つのネジについてはゆるみ止めが塗られているので、ある程度回す際に抵抗を感じますが、ゆるみ止めのせいなのでそこまで気にしないでください。
外し終えると、裏の3つの小さなネジを外す必要があります。一番下のこの1個と、
左右のパドルの下にある計2個のネジです。
下の写真のようにパドルにある穴にドライバーを入れてやれば、パドル下のネジにアクセスができます。
あとは、ESフォーミュラステアリングを合体して、正面の6つのネジを留めてやれば完成です。
ちなみに、丸形ステアリングの裏から外した3つのネジは使用しませんので、丸形ステアリングの元の位置に固定しておきましょう。
と、ここまでの過程ですが、やることは簡単です。今、もし1日おきにまたは数時間おきに丸形とフォーミュラを交換しながら遊ぼうと考えている方がいたら、あまりお勧めしません。交換の1回ならいいですが、ネジのつけ外しはめんどくさいですし、紛失リスクもあります。なので、そのような使い方を考えている方は、もう一セット購入するとか、GSステアリングやFSRステアリングを思い切って購入するということも少し考えてみてください。
1週間おきなら、まぁ耐えられるかと思います。
合体後の重量が1126gです。丸形ははこれより406g重い1532gとなります。持った感じ、しっかりとした剛性があります。R5より高トルクなホイールベースにつけても全く問題ないと思われます。
ちなみに、FSRステアリングの重さは1522g です。
ESステアリングの穴の大きさ
穴について、簡単な図面を頂きました。PCDは55mmで、6個のΦ5.4mmの穴が空いています。穴は、ザグってます。
またステアリングが増えてしまいました笑
実際にR5に装着してのレビューですが、後日アップロードしますのでもう少しお待ちください!!
円高傾向なら公式が安く買えることが多そうです。
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