最近、「iRacingで縁石あんまり感じれないな。」と不思議に思ってたので、今更ですが、よりよいプレイ環境のために、設定し直してみました。
思想としては、iRacing側からの入力は信じて、そこは100%でキープする。雑味があるものはiRacingの出力を落とさないぎりぎりのところでスムージングするようにしようと努力しました。
総合的な設定は必要ですが、どうも[INT]をできる限り低くすることがカギのように思えました。
F3のインテルラゴス、DD1&Formula V2ステアリングという条件で設定してみました。
(バージョンアップされたFormula V2.5, 2.5Xでもステアリングの重量や径は変わらないのでフィーリングも同じかと思います)
使用機材はこんなやつ↓
参考までに、次のリンク先はClubsport DD+の設定内容です。
iRacing側の設定
まず、iRacing側のセッティングから。
Wheel Rangeは、表示されるMAXとしています。(本来なら、FANALABで設定したSENの通りの値を入れるべきなんですが、毎回調整後に変えるのが大変なのでこれで固定。)
FORCE FEEDBACKの項目ですが
Use linear modeはチェック。(DDにはこれがいいと、表示される説明も有。)
Max force(Strengthになっている方は、Strengthをクリックすると変わります)は、コースで実際の車が走った際に、発生されるFFB。一度、10周ぐらい綺麗に、最速で走って、Autoを押したらそれがコース内で発生したMAXのFFB。一度、そのFFBで設定したら、どこのコースでも大体変わらないだろうから、固定しておく方がいいと考えています。これ毎回変えると、毎回FANALABも微調しないといけなくなると思う。
走行中、「F」のバーが赤くなるようであれば、赤にならない程度にバーを左側にして、上限を増やしてやる必要があります。詳細を知りたい方は「FFBクリッピング」で検索してください。
Wheel forceは、上記に対して、DD1のスペックであるMaxのトルク。これはDD1なら共通で20Nm。
DampingはiRacingのFFBをどれぐらい減衰させてハンコンに出力するか、なので、不要。とりあえず、ハンコンにはiRacing側の生の出力を入力してもらう。
Min Forceは、どれぐらいiRacingで発生するFFBを一律に増幅してハンコンに出力するか。DD1側で調整できるので0%として、iRacingの生のFFBをDD1に出力してもらう。
FANALABの設定
思想としては、iRacing側からの入力は信じて、そこは100%でキープする。雑味があるものはiRacingの出力を落とさないぎりぎりのところでスムージングするようにしようと努力しました。
[SEN]DD1の使用できる角度。一番きついコーナーで、体勢が辛くならないステアリング角度になるよう調整すればいいと思う。
[FFB]FFBの強さ。情報を感じ取るために、レース中に負担にならない中で重めの値がいいと思う。
[FFS]これはLINEARにしました。LINEARにすると、DD1が出せる最大トルクを少し絞る(多分18Nmとか19Nm)ことで、出力特性を綺麗に出せるようするモードです。DD1を最大トルクなんて使ったら、腕折れるので、多少最大トルク死んでも、綺麗なFFB出たほうがいいじゃないですか??という私の思想でした。(CSL DD/DD Proだと、出せるFFBが限られているのでピークの方がいい?)
Linearity Mode “LIN” reduces maximum FFB output by a small amount to guarantee a consistent output between peaks and holding forces. Improved general linearity between game output and torque output.
リニアリティ モード「LIN」は、最大 FFB 出力をわずかに削減して、ピーク力と持続力の間の一貫した出力を確保します。ゲーム パワーとトルク出力の間の全体的なリニアリティが向上しました。https://forum.fanatec.com/discussion/1417/huge-upgrade-for-your-podium-dd-much-more-fidelity-and-faster-response
→2023年8月追記:その後、PEAKの方がフィーリングが良かったので、PEAKにしています。
[NDP]アイドリング中にハンドルが振動して増幅していくようだったら、それがない程度に増やしてあげればいいという私の思想。振動しないなら0でもいい??
[NFR]ゲームとは別に、ステアリングの摩擦を足す機能。iRacing側より適切な出力がされ、FFBに取り込まれていると思ったので、0でいいと判断。
[NIN]ゲームとは別に、ステアリングの軸の重さを足す機能。上記同様、iRacingを信じる思想で0にした。
[INT]0だと、ハンコンに入ってきたFFB信号をそのまま出力。上げていくと、それをスムージングする。縁石や路面の凹凸の表現に効いてくる設定だと思う。
0だと、細かい入力を感じやすいが、モーターや中のギヤがカチカチ動いているようなフィーリングがある。1ぐらいにすると、それを感じさせないスムーズな感じになりつつもFFBが残った。2でもいいかも。
[FEI]ゲームからの急な入力をどれだけスムージングするかのフィルターに感じた。とりあえず、100にしてる。ちなみに0にすると、ゴム感がすごくなる。0で試してみれば、このパラメータの意味が分かると思う。
[FOR]ゲームからのFFBの強さ。iracingを信じましょう。100。
[SPR]ゲームからのスプリングの動きに関するFFBの強さ。同じく100。
[DPR]ゲームからのダンパーに関するFFBの強さ。同じく100。
[BLI]いつブレーキの振動モータを動かすか。V3ペダル用。
[SHO]振動モーター付きのステアリングの振動をを動かすかどうか。
おわり。
2023年8月の時点での長期レビュー記事です↓
コメント
FANALAB設定のFFSは出力特性の変更項目のようでLINEARは出力の瞬間出力と保持力の差を抑える項目だと思います。滑らかにFFBがでますがクラッシュした時のドンとした出力や縁石の細かい連続した出力と減速時のコーナーなどのググっとくるFFBの差が滑らかになり過ぎてかえって縁石を感じにくいのでは無いかと思いました。私もDD1とformula v2なので走りながら縁石などに乗りPEAKとLINEAR切り替えをして検証しました。別記事で仰る通り推奨設定のACCはPEAKなので縁石などの細かい振動と強いFFBが両立していると思います。FFSはPEAK(default)となっているので私はPEAKにしました。長文失礼しました。
ありがとうございます!おっしゃるとおり、私も結局はPEAKにし、そのまま記事だけ更新できていませんでした^_^
本文もそれがわかるように更新しておこうと思います。
この記事を投稿した当時は、理論上、LINEARの方が綺麗な出力が出るのかな?と思いLINEARでした。
その後、いろいろ試す中でPEAKの方がFFBの感じ方が気持ちよく感じたのでPEAKにしています(^^)