この製品、FANATECのPodium Button Module Rallyは、一言で言うと、2022年のモンテカルロラリーで、セバスチャン・ローブの車両に搭載されていたステアリングのパネルです。
FANATECで良く見るタイプのディスプレイ
FANATECを使ってきた経験から言うと、僕にとってはいつものディスプレイ笑
フォーミュラのV2やV2.5ステアリングで使われてきた液晶ディスプレイと同じだと思います。
レース中は、速度が表示されます。(いろいろセッティングできるかも)
FANATECのCの右下あたりにある小さな黒いボタンを押すと設定モードになって、ステアリング上のボタンを操作することでFFBの強さやフィーリングをチューニングすることができます。
慣れたらいちいちFanaLabという設定ソフトをPCで開かなくていいので結構便利。
統合されたディスプレイは、ドライバーがエンジン、再生、またはブーストスイッチの位置が車に受け入れられたことの確認を受け取り、ボタンインサートによりチームがレイアウトを簡単に変更できるようにし、バックライトの明るさをステージに合わせて調整できることを意味します。
とは書いていますが、バックライトっていうのは、このカラフルなボタンの明暗のことでしょうか?それともこの液晶の明暗でしょうか。
組み合わせ自由自在
アルミニウム製アダプターリング(付属)により、Podium Button Module Rallyを標準の6穴パターン(6×70mm)のほとんどのホイールリムに取り付けることが可能です。
このパネル以外に必要なものは、ステアリングとPodium HubまたはClubsport Universal Hub
Podium Hubとは、下記の製品で、
一言で言えば、FANATECのホイールベース(モーターの部分)と、ステアリング(汎用品でもOK)を接続するための金具のようなもの。追加のパーツを取り付けることも可能です。
↓FANATEC Podium Hubについてまとめたので気になる方はどうぞ。
Clubsport Universal HubもPodium Hubと同様に、FANATECのホイールベース(モーターの部分)と、ステアリング(汎用品でもOK)を接続するための金具みたいなものですが、Podium Hubに比べてもともとパドルが付いていたり、多数のボタンが付いていることが特徴です。
汎用性を考えるならこちらかと思います。
コンパクト、軽量、耐久性のあるボディ
材質はカーボンファイバーフロントプレートを使用した結果、非常に軽量となり、アダプターリングを含めて300g未満です。
十字キーをしっかり2つ搭載
ダイヤル部分も一部色変更可能
各ダイヤルの上の部分の「0」と書いているところは色の変更が可能なLED
Podium Button Module Enduranceとの違いは、Hubとステアリングの間に挟むか、挟まないか
FANATECにはもう1点、同様の機能を持った商品があります。Podium Button Module Enduranceです。
Podium Button Module Enduranceのマニュアルのスクリーンショットですが、見てわかる通り、
ステアリング→製品→ハブという風に挟まれて取り付けます。
(こちらの製品もPodium HubまたはClubsport Universal Hubを使用することが可能:V2バージョンやXBoxバージョン含む)
一方、Podium Button Module Rallyは挟みません。一番手前に付きます。
製品→ステアリング→ハブ
の順となります。
これが何を意味するかというと、ステアリングからハブまでダイレクトに力が伝わるということ。つまり、剛性が上がり、よりホイールベース(ハンコンのモーター)のFFBが伝わりやすくなるのではと思います。(少しだけでしょうが)
お値段
少しプラスチッキー?でスイッチのイルミネーションも無いPodium Button Module Enduranceの価格が、25800円なので、実車に使用される品質であるこのモジュールはこれより少し高くなる程度かなと思います→単品39,199円でした。(結構高い!)
ただ、BMWのレースカーに実際に使用されていて、FANATECのハンコンでも使用できる↓このステアリングは、他のステアリングが高くても5~8万程度のところ、約20万円。
ということを考えると、下記の実際にラリーカーに取り付けられたこのステアリングが92,900円というのは、適正価格というか安い?と感じる人も多いのかもしれません。
FANATEC Podium Button Module Rallyの過去の記事
おわり
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