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レーシングシミュレーターに飽きても、レースSIMはなかなか手放せないという話

趣味には波がある。

僕もこれまで、釣りやスノーボードなどにそれなりの時間とお金を投じてきた。(レースSIMよりは少ないかもしれないがw)
しかし、忙しくなると自然と足が遠のく。

スノーボードの道具は、結局手放した。
釣り竿はまだ残しているものの、かれこれ数年、海にも川にも行っていない。

では、レースSIMはどうか。

冬になり、コクピットを置いている部屋には暖房が入っていない。
加えて、いまは仕事も立て込んでいて、稼働時間は明らかに落ちている。

ペダルが金属だから、靴下履いてペダル踏んだら一気に足冷たくなるw

正直に言えば、寒い部屋に移動する気力が湧かない。

もちろん、暖房の効いた部屋にSIMを置けばいいのだろう。
しかし、あのサイズのコクピットを移動させれば、部屋は確実に“生活空間”ではなくなる。

そこまでは踏み切れていない。


レースSIMは“道具”ではなく“環境”である

レースSIMは、単なる機材ではない。

  • コクピット
  • ハンコン
  • ペダル
  • PC
  • モニターやVR
  • 配線・設置環境

つまり“環境”そのもの。

たとえば iRacing のようなタイトルは、思い立った瞬間にレースへ参加できる。
しかしそれは、環境が整っているから成立している。

一度手放せば、再構築には時間も気力も相当かかると思う。(iRacingに課金してきたコースや車は、サブスクを止めても、将来サブスク再開した時に残っているので、そこは安心)


コクピットは、数年経っても本質的には変わらないと思う

ここが意外と重要だ。

レースSIMコクピットの基本構造は、数年経ってもほとんど変わらないはずだと思っている。

  • 剛性の高いアルミフレームまたは鉄パイプ製
  • 適切なペダル・ステアリング角度調整機能
  • シートのポジション調整

これは物理的な話なので、革新的に変わる余地があまりない。

モーションSIMとかになると、エントリーレベルの製品については安いのが出てくるかもしれないがやはり課金すればするほど剛性感があったり反応が早かったり、他ソフトの連携がよかったりするんだろうと思う。

昨今の住宅事情を考えると、モーションSIMなんてものおける人は限られていると思うので、その話は置いておいて、コクピットだけについて考えると今後起こり得る変化は、おそらくこうだ。

  • デザインが少しスタイリッシュになる
  • 価格が上がる
  • 価格据え置きなら、インフレで材料が減り剛性が落ちる

結局、「今持っている堅牢なフレーム」は、数年後も普通に通用する可能性が高い。

アルミフレームで設計しているなら、なおさらだし、その他のフレームでもある程度のものを買っておけば10年経っても“金属の塊”で劣化しない。

処分は難しい。梱包もしづらい。でも、家に置いて置けるのなら半永久的に使える。

実際、僕のコクピット製作したのも5年ぐらい前。別に、遊ぶ分には不自由を感じていない。


ハンコンはすでに結構成熟している

もう一つ大きいのが、ダイレクトドライブの登場と成熟だ。

現在の主流はダイレクトドライブ方式。モーターにステアリングがくっついているという構造。
トルク、解像度、レスポンスは、すでに実用上かなり高水準に達している。(まあ、価格やグレード、世代によって多少違うんでしょうけどね)

仮に今しっかりしたものを購入しているなら、

5年、10年以上経っても普通に使える可能性は高い。

ベルトドライブのハンコンであっても色々と工夫し、10年前のハンコンで遊んでいる人は少なくないのではないだろうか?

もちろん、僕のフォロワーの中には散財が趣味の方もいるかもしれないので、
常に最新機材という方もいるだろうがw。

しかし本質的な体験という意味では、
“十分に成熟した機材”は長く使える。

次世代タイトル、たとえば Assetto Corsa EVO が出たとしても、
問題になるのはむしろPCの性能だろう。

ハンコンやリグは流用できる。


PCだけは、確実に陳腐化する

唯一、明確に寿命が見えるのがPCだ。

GPUは進化が速く、それに合わせてゲームのグラフィックも綺麗になってきている。

将来5年後なんか、最高スペックのGPUでプレイしている動画なんかを見ると、今自分の持っているGPUのか弱さが気になってくるかもしれない。

だが、たとえちょっと古いGPUが搭載されていても機材があれば

  • 必要ならPCだけ更新すれば良いし、別に、グラフィック妥協すれば動かすことはできる
  • 環境の土台は残っている

という状態。

ゼロから組み直すのと、PCだけ入れ替えるのとでは、心理的負担はまるで違う。


レースSIMを完全にやめたわけではない

一時期、YouTubeにヘッドマウント動画を投稿していたことがある。
頭にカメラを装着して、ステアリングと画面の両方が自然に映るように撮影するスタイルだ。

しかし、あれは想像以上に大変だった。

画角の水平を取るのが難しい。
ステアリングとモニターの両方をバランスよく映すのも難しい。
少し角度がズレるだけで、酔いやすい映像になる。

撮るだけで疲れる。

気づけば、投稿も止まっていた。

けれど——

実はこの記事を書く前日、ヘッドバンドを注文した。
もう一度、レースSIM動画を撮ってみようと思ったからだ。

多分、GoPro純正ゴムバンドよりしっかりしてそうだけど、使ってみて感想書こうと思う。

寒いし、忙しい。
それでも、完全にやめる気にはならない。

多分、これが答えなのだと思う。

Xの動画で僕の使っているステアリングの記事↓

Podium Button Module Rally
Designed in collaboration with the M-Sport World Rally Team, the Podium Button Module Rally is a feature-packed device u...

飽きることと、撤退することは別

レースSIMは環境を一度整備すれば半永久的?(結局なんかいろいろ付け加えてしまうんだろうけど)な趣味。

だからこそ、手放すとなると、どこか“撤退宣言”のような意味を持つ。

しかし実際はどうだろう。

  • 仕事が忙しいだけかもしれない
  • 子どもが小さいだけかもしれない
  • いまは優先順位が下がっているだけかもしれない

数年後、ふと走りたくなる可能性はあるかもしれない。

結論

レースSIMは、

・コクピットは基本構造は今後変わらず、劣化しづらい。
・ダイレクトドライブはある程度成熟している。

だから多少時間が経っても、機材さえあればある程度走れる。

部屋の隅に置かれたコクピット、手放すのも勿体無いし置いとくのも、このままでいいのかな?と思うだろうけど、置いといてたまに乗ってあげてもいいなじゃないとも思います。

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