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MOZA RacingからKSステアリングが発売された | MASK | ブログ

この記事は、MOZA Racingより製品の無償提供を受け作成しています。また、記事内のMOZA Racingへのリンクより購入していただくと、MOZAより私に広告収入が入ります。(海外通販となるためか、購入実績はほとんどありません)その費用はSIMの研究費用(ネタ)に全力投入させていただきます。

MOZA Racing製品の公式HPからの購入は得なのか? | MASK | ブログ
MOZA Racing製品を公式HPから下記リンクを介して5%OFFで購入した場合、一度の購入額が高ければ、送料を考慮しても国内代理店で購入した場合より数万円安くなる場合があるので、初回購入等、一気に購入する際は検討してみてもいいのかも。


6月26日、R12とKSステアリングが発売されました。MOZA Racingによると、KSステアリングの日本での販売価格は42900円とのこと。さて、どのようなステアリングなのでしょう。

KS Steering Wheel | MOZA Sim Racing
The KS is MOZA's GT style racing wheel. With its sleek butterfly design and 300mm size, this wheel is built to deliver the ultimate immersion and realism.

同時に発売されたR12についてもレビューしています。

MOZA KSステアリングまとめ

・問題のないクイックリリース
・必要十分な質感・剛性
・ステアリング上部のくぼみは、視野が広がりメーターが見やすい。
・十分な数のスイッチ、そして光る
・過去のMOZA製品に比べ対策はされたものの、カチカチうるさいパドル

MOZAのKSステアリングの開封

中国から届くため、多少外箱は完璧にキレイとはいきませんが、

毎回内側の箱は、四隅が保護され、綺麗な状態で届いています。

パッケージのサイズですが、約22x35x15cmです。

箱を開けると、取説と、何やらシールが同封されています。

また、ステアリング本体はしっかりとした袋で覆われています。

MOZA KSステアリングの内容物をすべて並べてみました。
ステアリング本体と、取説、シール、ピンセット(シール貼るのに使うのか?)

表面のカーボン調の部材は炭素繊維強化ポリマープラスチックです。また、グリップ部分はゴムになります。MOZAさんよりFSRステアリングも提供して頂いており、そのステアリングのグリップは革が使われています。確かに革の方が高級感はありますが、このラバーでも特段不満はありません。
ロータリースイッチですが、その付近に左から、TC,TURBO,ABSの文字が印字されています。また、白いボタン周りや中央部のロータリースイッチ周りは平滑な炭素繊維強化ポリマープラスチックが使われています。個人的には、このメインで使われているカーボン柄はカッコイイと思うので、平滑な炭素繊維強化ポリマープラスチックは使わず、オールカーボン柄にし、その上から印字した方がいいのでは?と思いました。中央のカラフルな印字もシールっぽいなと感じてしまいます。皆さんはどう感じるでしょうか。

ステアリングの重量は約1.23kgでした。またハンドル径は300mmです。

これは、GSステアリングと同じ径となります。ちなみにFSRステアリングは280mmです。
径が大きいステアリングだと、手に伝わるFFBを弱く感じるようになりますので、R5のようなFFBが弱いホイールベースの場合は、ESステアリングやFSRステアリング等、径が小さいステアリングの方が適しているかもしれません。

後ろから見ると、左右上下4枚のマグネティックパドルが使用されています。下部の左右2枚のパドルはアナログパドルで、どれだけパドルを引いたかの情報も含め、PCへ情報が送られるので、例えばクラッチに設定したりすることもできます。

またそれぞれのパドルの材質は金属(おそらくアルミ)です。

MOZA以外のホイールベースで使うにはMOZA Universal Hubの購入が必要

(2023/7/1追記)上の画像を見るとわかるように、ステアリングの下の方にRJケーブル用のコネクタがあります。このKSステアリングをMOZA社以外のホイールベースで使用することもできますが、下記リンクのように、MOZA社製のUniversal Hubを使用することで、PCにステアリングを直接接続し、ボタンの操作情報をPCに入力することができます。

MOZAのKSステアリングは、消音対策が改善されていた(が・・・)

GSステアリングやFSRステアリング、RS V2ステアリング等の高級ステアリングではマグネティックパドルが使われていますが、その発売当時よりパドル操作時のカチカチ音が大きい、ということがいろいろなユーザーや私のようなレビュワーより指摘されていました。
MOZAは、消音のゴムシートを同封し、ユーザーに貼ってもらうという応急措置的な対応をしていました。個人的には、「5万円~10万円するようなステアリングにこの作業をさせるのはちょっとなぁ。」と思っていたところです。

しかしこのKSステアリングでは、ゴムシートを貼る位置がくぼむような設計となっており、製造段階でそこにゴムシートが貼られています。FSRステアリングやRS V2ステアリングのレビュー時に経験しましたが、この貼る作業は結構手間なのでユーザーとしてはありがたいと思います。

かと言って、すごく静か、というわけでもない

それなりに、音はしますので無音ではありません。FSRステアリングに付属のラバーシートを貼ったものと比較しましたが、残念ながらそれよりも音が大きいです。賃貸の3.5cm程度の扉を閉めた状態で、隣の部屋からパドル音を聞きましたが、睡眠の妨げになる程度のカチカチ音がします。これは、協力してくれた人も同意。(僕の部屋のドアが安っぽいのかもしれませんが)FSRステアリングに付属のラバーシートを貼った時より高音が出ているので、FSRステアリング(+ラバーシート)より響きます。夜中にレースをする人で、隣でご家族が寝ているような方は、さらにラバーを貼る等、工夫が必要です。(実は…部屋と部屋の間にウォークインクローゼットがあるのですが、2枚扉を隔てても、2枚先の部屋で音が聞こえます。)
マグネティックパドルの消音についてはファナテックのマグネティックパドルの方がかなり音が小さいですし、気持ちいいと感じています。隣の部屋でも問題になるレベルではありませんでした。これは、消音材のゴムの厚みや、形状によるものかと思われます。MOZAの消音材はちょっと薄いです。

MOZAのKSステアリングをできる限り分解してみたけど、表面が取り外せず断念

表面のロータリースイッチは、プラスチック製です。引っ張るか、下の写真のように養生をして、隙間にマイナスドライバーを入れて外したりしました。ちなみにFSRステアリングのロータリースイッチは金属製でした。はっきり言って、見た目はほとんどわかりませんし、触った時、FSRステアリングの金属製のロータリースイッチは冷たさを感じるぐらいで、ぱっと見はよくわかりません。

できる限りネジを外し、ダイヤルとその下のナットも外して、さて外していくぞ…としましたが、結構がっしりと結合されているようで、これ以上分解すると破壊しそうだったので、ここでまでとしておきます。結構多くのネジが使われています。また、機会と要望があればと言うことでお許しください。

MOZAのKSステアリングは、真ん中が凹んでいるので、ゲーム内のメーターが見やすい

以前提供してもらった液晶モニタ付きのFSRステアリングでは、ステアリングの上部が盛り上がっていて、ゲーム内の車のメーターが見にくいこともありました。しかし、このステアリングだと、以下の写真の通り、視野が広がるメリットがあります。個人的にはこの形状、好きです。

シフト用のパドルのストロークは少し深め

FSRステアリングやRS V2ステアリング、そしてFANATECのマグネティックパドルに比べると、パドルのストロークが少し深いです。はっきり言って、気にする必要はありませんが、ストロークが浅いパドルの方がより短い時間でのシフトチェンジはできると思います。一方、誤操作防止にはなるかもしれません。

それぞれ比較しながら触ってみたら分かる、というレベルなので、気にしなくてもいいと思います。

MOZAのKSステアリングは、ボタンの色を変えられる

左右のアナログスティックを両方とも内側に倒すと、中央のインジケーターが黄色に光ります。その際、各白色のボタンを押すと発行するLEDの色を変えることができます。これ、どこか別のメーカーのステアリングでも、同じようなボタンを採用していたと思います。ボタンの色は8色選択できます。
また、このボタンの押し心地にこだわっているようで、押した際の深さは0.25mmで誤操作防止なのかちょっと固めな押し心地となっています。

MOZAのKSステアリングは、剛性感がある

剛性については不満を感じませんでした。とくにミシミシという音もせず、しっかり作られていると思います。

MOZAのKSステアリングの付属のシールの使い方

ちなみに、付属していたシールですが、丸形のシールを発光するボタンに貼ると、文字部分が浮き出るようになります。ただ、シールを貼ったところで、手で操作しているとはがれてきて汚らしくなるだろうと思い、試していません。(そういうところをレビューしないといけないですね。後でやります)

MOZAのKSステアリングのまとめ

MOZAのFSRステアリングと比べると、表面はプラスチックのような見た目となっていますが、実は炭素繊維強化ポリマーが使用されており、ステアリングとしての性能はしっかりしていると思います。
ボタンの数としては、他のMOZA製品の高級ランクのGSやFSRと比べてもロータリースイッチが2個少ないくらいで、その他のボタンの数は遜色ありません。
また中央の上部が凹んだデザインは、使いやすいと感じます。
ただし、パドルの音が響くので、同居の家族等がいる場合は、夜中は気を遣う必要があるかもしれません。径は300㎜と少し大きめでGTカー向きです。

MOZA Racing製品を購入したい方で、総合的にはこのステアリングは見た目が好みであるならば、十分選択肢に入れていいかと思います。

KS Steering Wheel | MOZA Sim Racing
The KS is MOZA's GT style racing wheel. With its sleek butterfly design and 300mm size, this wheel is built to deliver the ultimate immersion and realism.

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