MOZA Racingさんより提供していただいたFSRステアリングですが、液晶画面があってカッコいいので、私のFANATECのPodium DD1で使用したいなと思っていました。
2022年12月、なんと社外のホイールベースでも使用できるような必殺技のセットを送っていただけたので、その使用方法と使ったときの感想を書きます。
MOZA Universal HubとFSRステアリング:今回のポイント
・FANATECのPodium Hubと、MOZAのHubを併用した際、「FANATECのクイックリリースのせいでガタがある」と言う意見が、先にレビューされた方からあったが、本当か?
(動画を見ると、コクピットの土台のガタが原因であるように見えたので、検証してみます)
・よりしっかりと取り付ける方法や、もしガタがあるならそれを緩和する方法は?
・FSRステアリングの2つの気になっていた点(液晶画面のカスタマイズ性が低いので、アップデートに期待、パドルの質感)は久しぶりに使用するとどう感じるか?アップデートされたのか?
今回送っていただいたのは、上記で説明したHubになります。(一度開封した後元通りに戻したので、元はもっときれいに梱包されていたかも)
付属品は、こちらの画像の物のほかに、あと1点、FSRステアリングとHUBを接続するRJケーブルがあります。(一緒に撮り忘れました。)
例のRJケーブルをHubに接続したのがこちら↓
HUBとFSRをつなぐケーブルはカールされてくるくるした感じのケーブルになっています。
現在、MOZAからはFSRステアリングやDashが発売されており、それらがこのHUBで使えそうですが、このコネクタの表記を見ると将来的に、シフターとハンドブレーキにも使用可能のようです。
こちらが、MOZAのクイックリリースとカチャンとくっけられるコンバーターです。
アルミを美しく切削し、綺麗にアルマイト加工されています。
Hubは49ドル、コンバータは15ドルということで、結構リーズナブルだと思います。
Φ50の位置にΦ6の3つ穴があけられています。これがFANATECに合うんです。
Φ70×6もありますね。
ホームページにもどこにも、穴の大きさが書いていません!後で調べて掲載します。
これをFANATECのPodium Hubや、ユニバーサルHubに取り付ければ、いいわけです。
注意としては、MOZAの中で、ステアリングスイッチを使える状態で、他のホイールベースと合体できるのは、FSRステアリングのみです。(2022年12月)
他のステアリングはHUBに接続する機能はありませんので、FSRステアリング以外は、社外ホイールベースを使用時にステアリングのスイッチを使えないと思ってください。
FSRステアリングとユニバーサルHUBをPCにつないでみた
FSRステアリングとHUBはHUBに付属されているRJケーブルをつなぎ、HUBとPCをUSBでつなぎます。さらにAux power supplyにUSBを接続(PCからでも、充電器からでも何でもいい)
すると、PCはFSRステアリングを認識し、ステアリングにはUSBから電源が供給されます。
液晶画面が映り、ボタンが光ります!!
これでもう、あとはボタン配置をiRacingで設定するだけだと思いましたが…
FSRステアリングのスイッチを設定画面でいくら押しても、ゲーム上でボタンが操作したと認識されません。
Universal Hub復活まで
ケーブルを変えたり、USBの差込口を変えたり、ドライバを再インストールしたり、他のPCで試してみたり、こちらでできることをしたうえで、担当者さんに相談。
何往復かやり取りし、その後Pit House内でエラーレポートの送付を依頼されたので、データをMOZAさんに送付。
エラーの提出方法はPit House内の左の人型のマークを選択し、「Report Error」をクリック。
クリックすると、下のような画面が。
上から、
①Emailアドレス
②症状
③MOZAの技術者がどうすれば症状を再現できるか
を書きます。最近は、自動翻訳も優秀なので、Google翻訳等で日本語を英語にして、貼り付ければいいかと思います。
その後、1時間程度で技術陣から担当者さんを通して修正用プログラム(公式には公開されていません)が送られてきて、それをインストールしたら、ボタンが使用できるようになりました。
商品の提供を受けている身。公開するか悩みましたが、「こういうこともあったけど、商品自体は正常だった!」ということの報告として書いておくことにします(*^_^*
Universal Hubトラブル再び
と書いていましたが…
2023年2月下旬またUniversal Hubでトラブルが。
Universal Hub自体がMOZAのソフトのPit Houseで認識されない問題が発生。
これについても、まずソフトウェアのアップデート。その後Pit Houseのアンインストール&インストールを何度か。そして、MOZAの担当者さんに泣きついたら、オフラインアップデートの方法を教えてもらい、試してみました。このリンク先の3番目の「Offline Firmware Update Tool」を使用します。すると、一度しっかり使えるようになったのですが、PCを再起動するとなぜかまた振出しに戻るといった症状が。また時間がある時に再度復旧を試してみたいと思います。
完璧にボタンも反応して、使えるようになりました!
あとは、FANATECのPodium Hubの到着を待つのみ!!(↓こういうやつ)
Podium Hub到着しました!
参考情報:FSRステアリングの構成部品
MOZA RacingのFSRステアリングはFANATECで使用できるのか?確認するために、FSRステアリングを分解しました。
FSRステアリングの裏には長方形型(真ん中が丸みを帯びている)プレートが使用されています。これが、ステアリングとクイックリリースを接続するためのプレートとなっています。
↑ステアリングには長方形の4つの角の部分で固定。
クイックリリースは、6つのボルトで固定しています。
よく見てみると、真ん中には6つの現状クイックリリース用の穴に加え、
3つの穴が存在していました。その2種類の穴ですが、中心からの距離(PCD)が異なります。
ここではd1とd2とします。
この穴が、既存の変換用のアダプタやPodium Hubと合えば、機械的にFANATECに接続できるわけです。
ただ、計ってみるものの、いまいちしっかり測れない。ダメもとで、担当者の方にこの2つの径を聞いてみました。するとご親切に図面を送ってきてくれました。
読者?の方にもMOZAを知ってほしいとのことで、なんと公開しても良いよ!と言ってくれたので、
堂々と公開させてもらっておきます。
図面によれば、d1=55mm d2=50mmとなるようです。
図面を見るに、内側の3つの穴はΦ50mmでM5用の穴が空いています。
これはFANATEC Podium Hubのドリルテンプレートです。
Podium HubもM5ですので、このΦ50のところに3つのM5のネジで、MOZAのクイックリリースの代わりにプレートを固定してしまえば、FSRステアリングも私のFANATEC Podium DD1のホイールベースに使用できるかもしれません。
また、既に持っている方は、このユニバーサルハブでも接続が可能です。
ちなみに、これでFSRステアリングを物理的にPodium DD1に取り付けることができますが、FSRステアリングのボタンを押した情報はPCに取り込まれませんし、液晶を光らせることはできません。
MOZAは、FSRステアリングにPCと直接接続するためのHUBを発表しましたので、するようなので、そちらを併用すればFANATEC(GT DD PROやCSL DD, DD1/DD2…etc)でもFSRステアリング仕様が可能になります。
円高傾向なら、公式が安くなる。
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