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FANATECのPodium Hubが届いたので、MOZAのFSRステアリングをPodium DD1で使ってみた | MASK | ブログ |

MOZA FSRステアリングをFANATECのPodium DD1で使用できるようにしてみた記録になります。
FSRステアリング、ハブ、Podium DD1とFSRステアリングを接続するアタッチメントはMOZA Racingさんからの無償提供になります。
本当にトリッキーな使い方だと思いますので、どれぐらいの方が真剣に検討するかわかりませんが、読み物として楽しんでいただければと思います。

FANATECのPodium Hubと呼ばれる製品が届きました。

Podium Hub
Podium Hubは、Fanatec®モジュラーステアリングホイールシステムのプレミアムコアコンポーネントです。

クイックリリース(以降QR1)についても別の箱で一緒に届きます。

これ、単品で購入すると13000円ぐらいしますので中古品等お買い求めの方は、↑これの同封の有無についてしっかりご確認ください。参考↓

FANATEC Podium Hubの開封レビュー

Podium Hubの箱の中身です。これに加え、取説も入っています。

簡単に説明すると、ネジ穴は下記のような寸法のもので、そのネジ穴を利用して市販品のステアリングをFANATECで使用することができます。

裏側から見た図です。ピンはプラスチック製のカラーとテープで保護されていますので、QR1と

別の箱で届いたQR1です。

同封のボルトと同封のレンチで留めてください。

接合したらこんな感じ。この状態のものに、ステアリングをくっつけるとFANATECで使えるわけです。

Podium Hub
Podium Hubは、Fanatec®モジュラーステアリングホイールシステムのプレミアムコアコンポーネントです。

ちなみにFANATECのPodium Hubですが本来?はこんな使い方をします↓

FSRステアリングに直接接続しようとしてみたが、無理だった。

MOZA RacingのFSRステアリングはFANATECで使用できるのか?確認するために、FSRステアリングを分解したときの写真です。

FSRステアリングの裏には長方形型(真ん中が丸みを帯びている)プレートが使用されています。これが、ステアリングとクイックリリースを接続するためのプレートとなっています。

↑ステアリングには長方形の4つの角の部分で固定。
クイックリリースは、6つのボルトで固定しています。

よく見てみると、真ん中には6つの現状クイックリリース用の穴に加え、
3つの穴が存在していました。その2種類の穴ですが、中心からの距離(PCD)が異なります。

ここではd1とd2とします。

この穴が、既存の変換用のアダプタやPodium Hubと合えば、機械的にFANATECに接続できるわけです。

ただ、計ってみるものの、いまいちしっかり測れない。ダメもとで、担当者の方にこの2つの径を聞いてみました。するとご親切に図面を送ってきてくれました。

読者?の方にもMOZAを知ってほしいとのことで、なんと公開しても良いよ!と言ってくれたので、
堂々と公開させてもらっておきます。

図面によれば、d1=55mm d2=50mmとなるようです。

図面を見るに、内側の3つの穴はΦ50mmでM5用の穴が空いています。

ということで、途中までトライしてみたわけです。ここまでは3つの穴に取り付けることができました。

ここで、問題が!レンチがアクセスできません!隙間は1cmです。
途中までは指で締めこんでいくとして、短い方の長さが8mm程度の以下の特殊なレンチがあるならアクセスできるんでしょうが。。。今は手元にありません。

ということで、頂き物アダプターを使用することにしました。

結局こんな感じに。長ーい部品が出来上がりました。

このアダプターに、MOZAのクイックリリースがガッチャンとくっ付くわけです。

Podium Hub
Podium Hubは、Fanatec®モジュラーステアリングホイールシステムのプレミアムコアコンポーネントです。
FSRフォーミュラホイール|MOZAレーシング | MOZA Sim Racing
MOZA FSRは、フォーミュラスタイルのレーシングホイールです。 究極のレース体験を実現するために設計された280mmのシムホイール。

そして、Podium DD1に接続!

かっこいいです。そして、ハンコンとして普通に使えます。が、犠牲にしていることも結構あります↓

FANATEC Podium Hub &MOZA FSRステアリングとの組み合わせで我慢しないといけないこと

1.RJケーブルをステアリングに接続しなければならない

今回の組み合わせでは、付属のケーブルを使用して、ステアリングの情報をPCから受け取り液晶に表示しています。また、ステアリングスイッチの出力もPCに入力しています。
そのため、ケーブルが絶対必要となるので、邪魔に感じる人も多いかもしれません。
どの組み合わせでもそうですが、ボタン等の機能がある社外のステアリングを使うには、ステアリングの情報をPCに入力する必要があります。その結果、基本的にはケーブルが必要になったり、ブルートゥースの機能があったとしても電池が必要になったりします。

2.FSRステアリング上でPodium DD1のFFBの調整ができない

FANATECでは、ステアリングにある小さな液晶ディスプレイを使って、FFBの様々なメニュー(ステアリングの切れ角、FFBの強さ、ダンパーその他もろもろ)を自分の好みにダイヤルで微調整できます。
個人的に、これはFANATECの結構な強みだと思います。
FANATECのステアリングを使用しないと、その機能は使えません。

3.クイックリリースはFANATECのクイックリリースとなります。

現状、MOZA製のQRの方が、FANATEC製に比べ設計が新しく、剛性も高そうです。
でも、今回の組み合わせだと必然的にそのMOZA製クイックリリースを外し、FANATEC製クイックリリースを使用しての接続となります。軸とステアリングの距離が遠くなり、ステアリング上下に力をかけると軸に対して大きな力が加わりやすくなります。FANATECのクイックリリースの特性上、多少の動きます。延長せずFANATECの純正ステアリングを使う分には全く気になりませんが。

QR2に変更しました↓(登録もしてくれると嬉しいです)

4.FANATEC Podium HubとMOZA FSRステアリングとアダプタの組み合わせは、重い

にいろいろと繋ぎまくってるので重いです笑 2237g。Podium DD1だとあまり気にしなくていいのでしょうが、CSL DDだとかGT DD PROだと、ちょっと重すぎて、FFBが弱く感じてしまうかもしれません。

ちなみにFANATEC Formula V2は1405gでした。

5.FANATEC Podium HubとMOZA FSRステアリングとアダプタの組み合わせは、長い!

グリップの後ろ側からクイックリリースの先端までの距離ですが、MOZA FSRステアリング&FANATEC Podium Hubの組み合わせが19㎝。(もし、上の方で挑戦してみたPodium Hubを直結する方法が成功したら13cmぐらいになります。)
ちなみにFANATECのFormula V2ステアリングは9㎝です。写真は撮っていませんが↓BMW V2ステアリングは12㎝でした。

ClubSport Lenkrad BMW GT2 V2
これは、BMW M3 GT2 レースカーのステアリングホイールと同じ寸法と材質を使用した正確なレプリカです。 V2 は前モデルより 30% 軽量で、磁気シフターと交換可能なクイックリリースを備えています。
ClubSport Steering Wheel Formula V2.5
ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 は、あらゆるフォーミュラカーやシングルシーター型レースカーに最適なサイズと形状を備えています。


注意:今のところMOZAではFSRステアリングのみが、社外のホイールベースで使用可能

FSRステアリングニアケーブルを接続できるソケットがもともと装備されています。
一方で、MOZA RS V2ステアリングのような高級ステアリングでも、そのソケットは装備されていません。ということは、RS V2ステアリングをFANATECのホイールベースに接続できたとしても、ステアリングのスイッチを押しても、何も入力できません。

久しぶりにFSRステアリングを使用してみました。FSRステアリングの長所短所については、こちらのレビュー記事での印象と変わりありませんでした。

私が↑レビュー記事で挙げている欲しい機能:
・液晶の中のパラメータ配置を自由にカスタマイズできるようになるのか?
というのを担当者さんに確認したところ、ユーザーがカスタマイズできるようにする計画も進行中とのことです。また新デザインを後日追加予定とのことです。(いつになるかは不明)

Podium Hub
Podium Hubは、Fanatec®モジュラーステアリングホイールシステムのプレミアムコアコンポーネントです。
FSRフォーミュラホイール|MOZAレーシング | MOZA Sim Racing
MOZA FSRは、フォーミュラスタイルのレーシングホイールです。 究極のレース体験を実現するために設計された280mmのシムホイール。

まとめ

FSRステアリングですが、とってもカッコいいのですが、FANATECホイールベースに接続すると不便なこともあり、実はFormula V2を継続使用しています…。

あまりにも軸の長さが違ってしまうため、コクピットの再調整が必要になるのと、FSR使用後、丸形であるBMW V2ステアに交換する場合再びコクピットの調整が必要となる。また、一番多く触るボタンである、パドルのクリック感がAdvanced Paddle Moduleの方が好みなので、Formula V2を継続使用しています。適合するレンチを見つけて、うまくFSRとPodium Hubを直結し、クイックリリース部分が短くなれば使用する気になるかもしれません。

ちょっとした人柱レビューとなりました。

もしこの人柱レビュー、参考になった!という方がいたらイイネ頂けたら嬉しいです(*^_^*)

計算してみました。円高傾向なら、公式がおススメ。。。

コメント

  1. brandy より:

    コメント失礼します。
    質問なんですが逆にmozaのホイールベースにfanatecのステアリングは可能なんでしょうか?
    現在、自分もv2のステアリングを持っているのですがホイールベースをR9かR12にしようか迷っています。

  2. MASKMASK より:

    コメントありがとうございます!

    自分で試したことがないので、どうとは言えないですが、以下のようなタイプの社外品の製品が適合しているなら使える可能性はあると思います。でも、社外品なのでどうとも言えません。。。
    https://simracingmachines.com/product-category/conversions/conversion-kits/

    個人的には、ホイールベースとステアリングはどちらのメーカーにしろ、同じメーカーに揃えたほうがいろいろと使いやすいと思います。