
2026年2月2日のFanatec価格改定により、日本向け価格は大きく整理されました。
レースSIM市場の成熟に伴う価格競争の激化、そしてFanatec自身のラインアップが一通り出揃ったことを踏まえた、戦略的な整理なのかわかりませんが、「CSL DD → ClubSport → Podium」というグレードを、戦略的な価格に設定してきているように感じます。
今回は、価格データを整理したうえで、
- Base単体とReady2Race Bundleの違い
- ClubSport世代が“本命”になった理由
- 最新Podium DDを含めた最終的な選び方
を、2020年ごろからFanatec製品を追ってきた経験からまとめます!
2月1日に一足先にZENKAIRACINGが値下げ開始し、
さらに対象のセット商品は公式より安くなっています↓↓

どうも、得られた情報によると、
FanatecとCORSAIRの緊密な連携により、製造、調達、そしてグローバル物流のあらゆる面で目に見えるメリットがもたらされました。生産プロセスの合理化とサプライチェーンの効率性向上により、持続可能なコスト削減を実現し、その削減効果をお客様に直接還元することが可能になりました。
ということだそうです。
まずは結論|今回の価格改定をどう見るか
最初に結論です。
- Base単体は「性能重視層」にとって明確に狙い目
- Bundleは割引率より“失敗しにくさ”を買う選択
- Podium DDは“必要な人だけが選ぶ存在”に

特にClubSport DD / DD+は、これまで価格で手が出せなかった層に少し現実味を持たせました。
Fanatec価格改定一覧(主要ホイールベース)
以下は、Fanatec公式に記載された最新価格をベースに整理した比較表です。
また、ZENKAIRACINGについてとして反映しています。
| モデル | Fanatec 公式価格 | ZENKAIRACING 価格 | 旧価格からの 割引率 |
|---|---|---|---|
| CSL DD(5Nm) | 52,000円 | 52,000円 | 約7.3%OFF |
| CSL DD(8Nm) | 68,000円 | 68,000円 | 約5.7%OFF |
| Gran Turismo DD Pro Wheel Base | 80,000円 | 80,000円 | 約11.1%OFF |
| ClubSport DD | 100,000円 | ― | 約22.5%OFF |
| ClubSport DD+ | 130,000円 | 130,000円 | 約18.9%OFF |
| Podium DD | 170,000円 | ― | ― |
セット商品については、以降の項目にて紹介



個人的には、これ買って尖端部分をQR2 type-Cにするのが一番コスパが良い。


ホイールベース単体をどう評価するか
Fanatec ClubSport DD / DD+ が“本命”になった理由
今回の価格改定で最も評価すべきは、ClubSport世代です。
これまでは、CSLグレードに対してClubsportグレードが少し高く感じていた人も多いかと。また、新型のPodium DDが発売されるまで、Podium DD1/DD2についてはモデルが古く、当ブログでも最近は積極的に推していませんでした。
CSL DD → 他社ハイエンド → Fanatecはスキップ
という流れになる方もいたかもしれません。
しかし価格が整理されたことで、CSL DDからの正統ステップアップ先として、ClubSport DD / DD+や最新のPodium DDが現実的な立ち位置に入りました。
CSLグレードに比べClubSportやPodiumグレードの違いは、単なる最大トルクではなく、
- FullForce(ホイールベース本体の振動機能)による表現の追加
- フィードバックの密度
- 中高速コーナーでの情報量
- トルクの立ち上がり
- 使用材料
これらが、CSL DDグレードと結構異なります。
「強いだけのDD」ではなく、運転を安定させるようなトルクも出してくれます。(車体の姿勢が乱れた時にセルフステアで車がまっすぐ剥こうとする)


Fanatec CSL DDは“価格調整”という位置づけ
CSL DDは大幅値下げというより、価格の微調整という印象です。
- 初DDとしての安心感
- 設置性・扱いやすさ
このポジションは変わりません。
ただし、ClubSportとの価格差が縮まったことで、
最初からClubSportを選んでも良いのでは?
と悩む人が増える構図になりました。
個人的な結論としては、「もうちょっとトルクがあれば、あそこの表現ができるのに」とかになって後悔しないように
予算の範囲で一番イイもの買う!!
とは言いつつも、CSLDDクラスでも少し前のベルトドライブに比べると十分高性能なので、
- 剛性・設置環境に余裕がある → ClubSport
- まずは試しにダイレクトドライブを手に入れてみたい → CSL DD /GT DD PRO
と考えておいたら良いかと思います。
ただし、現在、iRacingやAC Evo、グランツーリスモに対応しているFullForceが使用できるのはClubsport DD/DD+またはPodium DDのみになります。(プレステ対応はDD+のみ)

GTDDExtreme、Racing Wheel F1の割引情報はまだなし
Clubsport DD+が160210円から13万円に大幅値引きされることとなりましたが、それに伴い一部のバンドルは値引きが開始されています。しかし、日本国内では比較的需要がありそうな以下の2モデルの値下げを忘れているようですw


これら2機種については、以下の2025年の年末最終セールぐらいの価格になることが予想できるかな?と思いますので、それぐらいの値引きになるまで少し待つ必要がありそうです。

Ready2Race Bundleは“楽・無難”
Ready2Race Bundleとは、Fanatecがもともと用意したセット商品です。
ZENKAIRACINGについても、セット商品を準備しており、Fanatecより3%ほど安く提供していることが多いので、バンドル買うならZENKAIRACINGの方がお得のパターンが多いと思います。
一方、Fanatec公式サイトだけで出ているバンドルや公式でこっそり値引きもあるので、両方チェックしてみてください。
以下のように、同じ組み合わせでもZENKAIRACINGの方がちょっと安いことがあります。


Ready2Race Bundle(セット商品)の価値は、
- そのセットを選ぶと確実に始められる
- 構成のバランスがもともと考えられている
- 相性問題が起きにくい(Fanatec製品感での相性問題は僕は聞いたことがないが)
という点にあります。
とりあえず走れる状態まで一気に持っていく
のがBundleです。


特に、
- 初めてFanatecに触れる
- 構成で失敗したくない
という方にとっては、結果的に遠回りになりにくい買い方だと思います。
Fanatec Ready2Race / Bundle 価格整理表
Clubsport DDやClubsport DD+が使用されているバンドルの値引率は多少ありますね。その他はだいたい5%前後といったところでしょう。
最新Podium DDについて|あえて冷静に見る
2026年に登場した最新Podium DDは、Fanatecのフラッグシップです。
- 25Nmクラスの保持トルク
- 最新世代の制御・FullForce対応
性能面ではCSLDDと比較するとかなり高いものになります。
ただし重要なのは、価格と体験の関係です。

ClubSport DD / DD+がすでに非常に完成度の高い領域に到達していることで、
Podium DDでなければ得られない体験
が人によっては限定的かもしれません。
また、この機種はプレステには対応していないことをお伝えしておきます。
PCやXBOXユーザーであれば、Clubsport DD+を購入するよりは満足感が高くなる可能性が高いと思いますが。
Podium DD、近々テストしてみたいと思います。
それでもPodium DDを選ぶべき人
Podium DDは、次の条件が揃う人にとっては今でも最適解です。
- 超高剛性コクピットを前提にしている人
- 実車ドライバーのトレーニング用途
- フォーミュラ等のハイダウンフォース車・高荷重ステア中心
この場合、Podiumの価格が下がったから選ぶのではなく、
必要だから選ぶ
という判断になると思いいます。
Podium DD1/DD2は大幅値下げ
旧PodiumシリーズであるPodium DD1・DD2については30%程度の大幅値下げとなり、11万円台。とは言っても、最新のPodium DDと比べると設計が古く、FullForce機能もありません。

新型Podium DDやClubsport DD/DD+で感じられて、Podium DD2で感じられない情報もあると考えられるため、個人的にはあまり推せません。

最新のPodium DDを購入した方が幸せになる方が多いと思います。

FANATEC公式サイトかZENKAIRACINGか?
2025年8月より、ZENKAIRACINGがFANATECの正規代理店になりました。
FANATEC公式も、ZENKAIRACINGも日本国内に倉庫を持っており、私の知る限りどちらの会社もコロナ禍ごろから、SIMレーシング機材を発送してきました。
双方多少セール内容が異なることがありますが、僕が確認した限り、基本的に送料無料。(1月時点で、公式は3800円以上の購入で無料。ZENKAIRACINGは送料無料のようです。)
保証についてですが、FANATEC製品を、FANATEC公式で購入しても、正規代理店ZENKAIRACINGで購入しても以下の通りFANATECの親会社のCorsair社が3年間の保証をするので互角と言えます。
Corsair GmbHは、Fanatecブランド製品(「製品」)をCorsair GmbHまたは 正規販売代理店から直接購入された消費者に対し、通常の使用条件において 材料または製造上の欠陥がないことを、購入日から3年間(「保証期間」)保証します。
FANATECヘルプのページより
FANATEC公式もZENKAIRACINGも対応窓口はあり、FANATEC公式についても日本人の方が対応してくれていますが、ZEKAIRACINGについても日本人のスタッフの方が対応してくれます。
サポートを受ける時、公式の場合さまざまな情報を細かく入力する必要があります。それを考えるとZENKAIRACINGは、日本人の担当者に繋がるまでが早い”かも”しれません。
公式のサイトは商品や在庫が充実しており、スペアパーツまで置いてあります。一方、ZENKAIRACINGは需要がありそうなものに絞って管理している印象があります。
| 比較ポイント | FANATEC公式 | ZENKAIRACING |
|---|---|---|
| 価格 | 公式価格・セールをすることがある | 公式より価格を下げている事がある。公式のセールに合わせてセールをすることがある。 |
| 送料・納期 | 国内発送・全商品販売 | 国内発送・商品種類は厳選 |
| 保証 | 3年保証 | 3年保証 |
| サポート | 海外 → 日本語対応 | 国内スタッフ対応 |
まとめ|2026年、Fanatecをどう選ぶか
今回の価格改定とPodium DDの登場により、Fanatecのラインナップは非常に分かりやすくなりました。
- 最もバランスが良い → ClubSport DD / DD+(Base単体)
- 初DD・失敗回避 → バンドル(セット品)を選ぶ
- 最高峰を必要とする人 → Podium DD
価格が安いということだけで選ぶと、後々買い替えたくなる可能性がありますので、予算の範囲内で後悔しないように悩んでみてください!
ということで、何かの参考になったら、いいね等いただけると嬉しいです!



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