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FANATEC Clubsport DDとClubsportDD+の海外レビュー動画が出ていたので、まとめてみた | MASK | ブログ

FANATECからもうそろそろ発送されるClubsport DDですが、日本国内では、Clubsport DDやDD+をレビューしているレビュワーがいないので、内容は英語の1時間20分にわたるレビュー動画を見て、言っていることをまとめつつ、私の意見も書いてみました。聞き取り間違いがあればご指摘ください。

ちょっと前に風邪ひいて、声が出なくてなかなかアップできないって、この人が投稿していたのですが、ついにアップされたようです。

Clubsport DD+が発売されたら、自身で購入して僕もできるだけ細かいレビュー動画出してみたいと思います。

朝起きた時、日本のサイトを確認したら、Clubsport DDが売り切れになっていましたが、その後在庫が復活していました。が、出荷は12/15とのこと。初期ロットは11月中に出荷でした、もう欲しい時に発注をかけておかないと、買えなくなっていますね。

レーシングホイール/DD ホイールベース
Racing Wheels are bundled products that combine selected Steering Wheels and Wheel Bases. The wheel base is the heart of our ecosystem, combining…

その前に私のClubsport DD/DD+に関する記事

以下、動画で聞き取れたことと、その補足です。

ダイレクトドライブ市場について

ダイレクトドライブにおいては、現在の市場は競争が激しく、フォースフィードバックに微妙な差があるものの、FANATECの競合他社含め特に悪い選択肢はない。エコシステムとハードウェアの品質が最も重要な考慮事項になってくるとのこと。

どのブランドが好きか、周辺機器やソフトの互換性の話になるのだと思います。

FANATEC Clubsport DD/DD+のスルーレートについて

FanatecはClubsport DDとDD+のスルーレート(FFBの細かさ・反応の速さ)が他の製品より優れていると主張しているが、具体的な数値は非公表。FANATECは標準化されたテスト方法がないことを理由に挙げ、他のブランドを悪く言いたくないと述べている。とのこと。

以前、開発者の方がポロリと、6.2Nm/msと言っていました。(下記記事参照)

以下は公式ページに掲載されているスルーレートのグラフで、ハンコン(ホイールベース)に「12Nmを出力せよ」という命令を出した際のトルクの推移をグラフ化したもので、縦軸がトルク、横軸が時間になります。この解説については、私のFANATEC Clubsport DDをまとめた時のページでしていますので省きますが、FANATECは「Other Brand」の結果を、書いてめっちゃ公式ページのグラフで他のブランドのFFBより優れていることを主張しているように思います笑)

スルーレートは電気モーターの応答性を示す尺度。

この動画のレビュワーは、Clubsport DD/DD+と比較するために、Moza R12、Moza R16、Simucube 2 Sport、Simucube 2 Pro、Simucube 2 Ultimate、Simagic Alpha Mini、Asetek La Prima、Asetek Forte、Asetek Invicta、VRS Direct Force Pro、Fanatec Podium DD1に対してテストしたとのこと。

FanatecのClubsport DDとDD+は、他の製品と同等の応答性と活発さを示し、特にSimucube 2 ProやAsetek Forteに匹敵していた。と言っています。

FanatecのClubsport DDとDD+は放熱性が注目されているが、テストの結果、12NM(DD)と15NM(DD+)の保持トルクを長期間にわたり性能低下なく生成しており、最大トルクでの2時間使用してもパフォーマンス低下はなかったとのこと。

動画では外部ケーシングを非接触の温度計で測っていましたが、温度上昇は摂氏2度未満。FANATECはClubsport DD+の15NMは下のリンクのClubsport DDの12NMと比較してわずかに高いスルーレートと主張しているが、実際の運転条件では区別できず、どちらも素晴らしい感触とのこと。

ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

Clubsport DDの12NmかDD+の15Nmか?

Clubsport DDの12NMの保持トルクは、一般的な車のステアリングホイールを通じて感じるトルクはあるため、さらなるパワーは必要ないと感じるとのこと。Clubsport DDのトルクは、没入型の体験と強力なホイールの間で絶妙なバランスを保ち、ステアリングとの格闘を避ける。追加のパワーが必要な場合はDD+を検討。追加のパワーによりダイナミックレンジも広がり、Fanatecの「PEAK」モードを使えば、弱いFFBについても増強でき、補うことができます。

PEAKモードを使えば、ゲームから出力される小さなFFBも増幅できるので、12Nmや15Nmでも十分楽しめるということが言いたいのだと思います。

ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

FANATEC Clubsport DD/DD+の新機能のフルフォースについて

Fullforceは新しいシステムであり、直接入力のフォースフィードバックとは独立したテレメトリベースのエフェクトを生成する。

レビューの時点ではFanatecがレビュワーに提供したiRacingのテレメトリベースのLFEエフェクト(振動モーター用の出力のこと)をホイールベースに出力するプログラムを使用しているとのこと。

路面質感やギアチェンジ時の音などをより詳細かつ忠実に再現できるが、有効性はゲームの品質に依存。現時点ではLogitechのTrueforceに似ているが、ゲーム開発者の実装次第で業界に影響を与える可能性があると言っていました。

プレステとXBOX対応について

PlayStation 5とXbox Series Xで、グランツーリスモ7、Forza Motorsport、Assetto Corsa、Assetto Corsa Competizione、Dirt Rally 2、F1 2023などの様々なレーシングゲームをテスト。

コンソール上のフォースフィードバックに関する詳細は限られており、FullForceはまだコンソールタイトルで利用できない。しかし、TrueForceをサポートするタイトルでLogitech G Proを使用した経験に基づいて、これはコンソールゲームを変えるような体験になる可能性がある。

現時点ではCClubsportDDとDD+は強力なCSL DDまたはGT DD Proと同じように感じられるが、将来的にはさらなる可能性がある。LogicoolG Proは、TrueForceをサポートするタイトルのコンソール上で最高品質かつ最も詳細なフォースフィードバックを提供する。

FANATEC Clubsport DD公式ページ

Clubsport DD/DD+について気になること

・Clubsport DDを、オプション品の購入をしたとしても15Nmにしたりプレステ対応にすることはできない

・緊急停止ボタンを接続する構造はない

・シャフトの延長機能については開発中と言われている。

まとめ

Clubsport DDとDD+はFanatecにとって相当な進化と言っています。以下のPodium DD1と同じトルクでも、忠実度や反応性がぐんと向上してるらしい。微妙なトルクの波やホイール回転時の感触も気にならないとのこと。Clubsport DDやDD+はすごくダイナミックでリアクションが速いとも言っています。

Podium Wheel Base DD1 QR2
ClubSport DD
最も先進的なClubSport Wheel Base。

DD1/2とClubsport DD/DD+、どっちを選ぶかの話は、今はClubsport DDやDD+がおすすめと言っています。幅広いダイナミックレンジがあるし、コンソールでも使えるためオールラウンドとのこと。

ちなみに日本円ではClubsport DDは92900円で、DD+とDD1は同じ価格で1336000円です。私はDD1を持っていますが、確かにMAXトルクでは使わないので、DD+の15Nmあれば十分ですし、DDの12Nmでも、筋トレ目的の人以外は特に文句は出ないと思います。

同じカテゴリの他の製品と比較しても、Clubsport DDとDD+は忠実度や反応性でトップ。Fanatecのエコシステム(FANATEC内の互換性)やユーザー体験も良いとのこと。

これらの新しい製品は市場に新しい風を吹き込む有望な選択肢になりそうだが、急いで今のものを売る必要はないとのこと。ただ、新しく買うならClubsport DDとDD+はかなり良い選択肢になるみたいです。

FANATEC Clubsport DD公式ページ

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