ついに、FANATECからプレステ、XBOX、PC対応15NmのダイレクトドライブであるClubsport DD+と特別カラーのFormula V2.5ステアリング(振動モーターなし)のセットであるClubsport Racing Wheel F1が発売されました。192300円→209000円(XBOXに対応させるには新たに対応ステアリングの追加が必要)
1か月ほど前にほんの少しだけチラ見せで予約発売状態になったときがあり、その時に予約した人のステータスだと発送は5月末ぐらいになっていたようです。5月末ぐらいには発売されるんだろうなーと思って、書いてた記事をアップします。
海外の投資家情報やプレスリリースを確認する限りだと、FANATECにおいて、新旧経営陣の経営権の争奪戦が繰り広げられているようです。創設者の旧CEOが巨額融資を出せる投資家グループを引っ提げて経営権を取り戻そうとしているという報道があれば、現経営者側がCOLSAIRと独占交渉を始めたとプレスしたり。Facebookに旧経営陣側を支持する旨の主張が書かれたものが投稿され、その後消されたり。最新のプレスリリースを読む限りはCOLSAIRによる買収の方向になるのが濃厚なような気がします。(気がするだけで実際はどうかなんかわかりません)
個人的には、経営権争いがどちらに転んでも、FANATECブランドは続くように見えていますが、地球の裏側の出来事なので、もし購入したい方は、ご自身の判断で行なってください。
- FANATEC Clubsport DD+やGT DD Extremeについてはすでに3つのレビューを上げている
- 今回のセットに使われているホイールベースClubsport DD+について
- 今回はClubsport DD+バンドルに付属しているステアリングに注目して書いていく
- FANATECのFormulaステアリングについて
- 実際にClubsport DD+とFormulaステアリングの組み合わせで走ってみた感想
- セット品のステアリングには振動モーターがついていない
- Advanced Paddle Moduleはイイものだと思う。
- FANATEC GT DD Extremeが向いている人
- FANATEC Clubsport Racing Wheel F1が向いている人
- 剛性は、Clubsport Racing Wheel F1の方が高い
- Clubsport Racing Wheel F1は、Formula V2.5と一部同じ
- Clubsport DD+&Formula V2.5を単品で買う予定だった方は、Clubsport Racing Wheel F1の方が個人的にはオススメ
- Clubsport Racing Wheel F1は、プレイステーションには対応しているが、そのままではXBOX非対応なので注意!
- XBOX対応させるにはXBOX対応ステアリングの購入が必要
- プレステやXBOX対応させるには、ペダルはFANATEC製が無難
- 今回のステアリングは専用デザインで、単品では購入不可
- まとめ
FANATEC Clubsport DD+やGT DD Extremeについてはすでに3つのレビューを上げている
すでに3週間にわたって、GT DD Extremeに触り、その感想を書いてきました。この後もメインの機材として触っていますが、ここで書いている印象が大きく変わることはないでしょう。
今回のセットに使われているホイールベースClubsport DD+について
モーターの部分は、15Nmを発揮し、FFBの反応速度が従来のモデルより向上させた、Clubsport DD+が使われています。
今回のこのセットも、GT DD Extream同様、ホイールベースには新設計のClubsport DD+が使われており、FANATECのフラッグシップであるPodium DD1/DD2(もう5年前に発売されたモデルだけど)を超えるスルーレート(FFBの立ち上がりの速さ)を発生するスペックになっています。(6.2Nm/msとのこと)
下のグラフは、3ミリ秒(3/1000秒)のうちに、Clubsport DD+(青い線)が最大トルクである15Nm以上に達し、その後、素早く、15Nmに収束していく様子を表したグラフ。点線の他社製品に比べると立ち上がり、トルクの収まりともに早いということを伝えたいらしい。確かに、DD1とは違う、機敏な動きが感じられます。ただし、人によって感じ方は違うと思いますが、あまりハンコンを触ってきていない人なら「言われてみれば確かに!」・・・と言った程度だと思います。一方、今までDD1を触ってきて、ここがもうちょっと細かく反応してほしいな、と問題意識を持っている方なら気づくかもしれない、というレベル。(ただし、トルクが15Nmになるわけなので、プレステ対応が必要でない方は、別に買い換えるほどのものではないとは思っています。FullForce、PCドライバのFanatec Control Panelでのデモを触ってみて面白いと感じましたが、まだ対応しているソフトはありません。)
現在対応しているクイックリリースはQR2であるため、家にステアリングがいっぱいあって、、、という方でステアリングをQR1のまま運用したい方は将来発売予定の別売のQR1 Base-Side (Type-F) が必要です。(一か八か社外品コピー金属QR2に少しずつ手を出してみる、みたいな手もあるかも)
QR2についてまとめたサイトはこちら
今回はClubsport DD+バンドルに付属しているステアリングに注目して書いていく
今回は、Clubsport DD+と、この私の持っているFormulaステアリングの組み合わせについてのレビューを書いてみたいと思います。
価格はGT DD Extremeは209,000円。Racing Wheel F1は192300円→209000円です。違いは値段とステアリングのみ。
FANATECのFormulaステアリングについて
まず、その前にFANATECのFormulaステアリングについて確認しておきます。大きく分けて、4種類あります。
一番リーズナブルで基本性能が詰まったF1 Esports V2ステアリング
過去に私も所有していましたが、前面のパネルが金属製であり、しっかりしていた印象でした。僕は初FANATEC導入時に、CSW V2.5とともに初期型を購入しました。
ボタンの数も必要十分であり、一番初めに購入したFANATECのステアリングで、昔1〜2万円のベルトドライブ式のハンコンをからステップアップした身としては感動したのを覚えています。
その後、Podium DD1とFormula V2ステアリングのバンドルに手を出してしまい、こちらのステアリングは手放しはしましたが、今でも全く悪くないステアリングだったと思っています。
Clubsport系のステアリングで唯一QR2Liteに公式対応しているステアリングです。個人的にはどうせなら初めから金属QR2を選んだ方がいいと思いますが、CSL DD/GT DD PROならQR2Liteでも最大トルク8Nmが出すことはできます。それ以上のグレードの8Nmを超える出力があるホイールベースなら金属QR2一択です。
プレステ対応不要、最大トルクもClubsport DD+の15Nmでなく、Clubsport DDの12Nmで良いなら、こちらの選択肢だと、144000円なわけで、約50000円安くなるわけで、悩む人もいるかもしれません。買える人は、高い方の今回のRacing Wheel F1バンドルにしといた方が、ボタンも多いですし、トルクも強いですし、プレステ対応なので、リセールバリュー等、長い目で考えるとイイと思います。
Xbox非対応のFormula V2.5(振動モーター付き!)
今回、Clubsport Racing Wheel F1に付属しているステアリングとの違いは
・色
・Formula V2.5(X)は左右のグリップの中に1個ずつ振動モーターが内蔵されている
今回のバンドルの付属ステアリングには、海外のレビューを漁りましたが、どうも振動モーターは付いていないようです。ここが大きな違いです。
Clubsport Racing Wheel F1付属ステアリングは、元々金属QR2化されています。QR2 Liteが使用されていたり、全体がプラスチックで構成されている剛性感が低めなGT DD Extremeよりしっかり感を感じることができるはずです。
XBOXの対応以外に次に紹介するFormula V2.5Xとの違いは、外観のカラーと、グリップが革だと言う点。Formula V2.5Xはアルカンタラーです。個人的には、XBOX使用予定がないのなら、こちらの方が安価だし、落ち着いたデザインだし、革はアルカンタラーより扱いやすいのでは?と思っています。
Xboxに対応するFormula V2.5X
V2.5との違いはXBOX対応ということです。僕が持っているFormula V2とほぼ同じもの。V2.5Xとなった際にパドルがマグネティックパドルにアップグレードされたモデル。多数のボタンやローターリースイッチが配置されていて、F1 Esportsステアリングからさらに感動しました。Advanced Paddle Moduleを追加し、満足度がさらに上昇しています。
ただ、3年以上メインで使用していると、プラスチックのグリップ部を握った時にギュッという音がし始めており、そこに不満点が。(接着剤とか流し込んだら、満足度回復するかもしれませんが、内部に振動用モーターがあるので、誰にもお勧めしません。思っただけです。あと、グリップだけ社外品で売っていたりしますね。)
Universal Hub V2やPodium Hubにフォーミュラステアリングやパドルの組み合わせ
フォーミュラステアリング、機能性について、文句がありませんが(大きなカラー液晶があればいいですが)、長く使っているとグリップ部分の剛性に不満が出てきたので、通の人は、最終的にステアリングをガッチガチの金属製のものにしたくなるかもしれません。僕が考えているのが別売りで売っているスパルコのフォーミュラーステアリングと、Universal Hub V2やPodium Hubの組み合わせです。
ボタンをもっと欲しかったり、ピカピカ光らせたいなら後でこれをあとで追加。
実際にClubsport DD+とFormulaステアリングの組み合わせで走ってみた感想
今回レビューに使用した私のステアリングは、Formula V2に、標準のQR2およびAdvanced Paddle Moduleをつけたモデルです。前々からGT DD Extremeのレビューの際にもちょこちょこと登場させていましたが、改めてこの組み合わせに着目して書いていこうと思います。
このフォーミュラステアリングの直径は270mmです。また、重量は技術仕様書によると1.7kgです。(どのクイックリリースを取り付けるかによるけど)
FANATECでは一番直径が小さいステアリングにあたり、そのためホイールベースから発生されたトルクがよりダイレクトに腕に伝えやすいです。路面のうねり、縁石によって高速に変化するタイヤへの入力が金属製のQR2や、DD Etremeステアに比べて剛性のあるグリップによってよりソリッドに、重く伝わってきているように感じます。
重量については、金属製のQR2を使っているため、GT DD Extreme付属のステアリングに比べると、重くなりますが、直径は小さいため感じるFFBの大きさについては、こちらの強く感じるはず。FFBの瞬発力については、直径はこちらが小さく、重量はDD Extremeの方が軽い関係上、どちらがどうということもないかと思います。
僕のステアリンググリップ部はアルカンタラー(Clubsport DD+のバンドルは本革)が巻かれており、GT DD Extremeのビーガンレザー(人工の革)に比べると薄いため、より細かなFFBが減衰することなく直で伝わってきているような感じがします。もしかしたら、力を込めてステアリングを握っていると親指の付け根は痛くなりやすいかもしれません。
F1ステアリングは親指の付近に多数のボタンが配置されており、レース中のコミニュケーション、設定なんかも、簡素なモデルのものに比べるとやりやすいかと思います。
セット品のステアリングには振動モーターがついていない
Formula V2.5(X)や、F1 Esports V2には、振動モーターが左右のグリップに内蔵されています。一方、今回のバンドルのステアリングには振動モーターがついていません。
私が持っているFormula V2の場合、エンジンの回転数や、路面の変化、サスペンションの変化等に応じて振動モーターを駆動できるようになっています。(Fanalabで設定)
Formula V2の振動発生時の雰囲気ですが、必要な場面になったら、モーターが回転し始め、Fanalabからの信号が無くなるまで回るというもの。回転が始まり、最高回転数になり、そして回転が収まるという過程があるので、強度はSIMが求めている強度とズレがあるかもしれません。でも、その振動は手、さらにはコクピットを通してシートまで伝わり、結構臨場感を感じられておもしろい機能だと思います。
今回、Clubsport DD+はFull Forceと呼ばれる技術を導入しており、ホイールベースからその振動を再現することができます。現在、対応しているSIMソフトはありませんが、将来的にiRacingやグランツーリスモ、アセコルでも対応する予定ということが書かれていました。ただし、現在それを体験できるのはFanatec Controlパネルのデモモードのみです。確かに、振動モーターが不要であると感じられるほどの振動モーターが発生するときに似た安定した振動が発生はしていますが、まだ対応しているソフトが無いため、それを体験できるまでの我慢は必要かと思います。
Advanced Paddle Moduleはイイものだと思う。
2024 F1がそろそろ発売され、それに間に合うようにどうにか日本でも今回のバンドルを出したのでしょう。
F1のスタートは、現在パドルクラッチを使用して行っています。この操作を真似したい場合は、アナログパドルがあるステアリングが必要になります。
もともとGT DD Extremeの付属ステアリングはアナログパドルがついています。F1のバンドルのステアリングの場合、必要な時は後付けし、アナログパドルを追加することになります。
左右の下の方についている長いアナログパドルを使用することで、実際のF1と同じくスタート直後に、クラッチを例えば一気に70%まで繋ぎ、その後100%まで繋ぐといった操作を、半自動で手元で行うことができます。
こちらで、Advanced Paddle Moduleを使用した、フォーミュラーカーのスタート方法を解説していますので、気になる方は読んでみてください。
FANATEC GT DD Extremeが向いている人
GT DD Extreme付属のステアリングは、多数のボタンが配置されているとともに、初めからアナログパドルがついています。320mmの外径のステアリングであり、ドリフトやラリー、GT、使おうと思えばフォーミュラ等、汎用性が高いステアリングです。また軽量のため、低めのトルクでもFFBの急激な変化を腕に伝えやすいと言う特色があります。QR2Liteという廉価版のQR2が付属していますが、Clubsport DD+の最大トルクである15Nmを発生されることが許されています。ちなみに他のCSL系のステアリングにQR2Liteを取り付けると、Clubsport DD/DD+やPodium DD1/DD2だと8Nmに制限されます。(この記事を書いた5月中旬の時点では、Clubsport DD+/DDしか、このステアリングは対応していません。将来、他のホイールベースにも対応予定とのこと。)
一方、プラスチック素材がメインで使われており質感については、CSLグレードのステアリングレベル。Clubsportグレードのステアリングと比べると、質感は劣ります。しかし、GT DD PRO付属のステアリングに比べると、幾分か高級なものに見えます。またフォーミュラーやGT系のステアリングに比べると上部まで丸いため、フォーミュラーやGT系のステアリングと比べると画面内の車内メーターが見にくくなるかも。また、QR2 Liteが使われていることから、取り付け後の剛性が金属製QR2に比べるとステアリングを左右に交互に押した時に”たわみ”が確認できました。円周上にステアリングに回転力をかける場合には影響がありません。ステアリングを押したり引っ張るような方は、気になる方もいるかもしれません。
今回のF1ステアリングのセットより、FANATEC GT DD Extremeが向いている人を考えてみました。
- プレステ、特にグランツーリスモも多く遊ぶ方で、とにかくステアリングで簡単に設定をいじれることに魅力を感じる人。グランツーリスモで遊ぶには、GT DD Extremeのステアリングの方が、専用にデザインされているので、操作しやすいはずです。
- とりあえず、1つのステアリングで色々なことに挑戦したい人。円形のステアリングが万能で、公道を走れる車から、ドリ車、フォーミュラまで様々な車種に、これ一つで対応が可能です。
- 4つのパドルに価値を感じる方。パドルシフターに加え、アナログ式のパドルが左右に1枚ずつあるため、フォーミュラカーのスタート時に使用するパドルクラッチと使用できます。(今回発売のF1ステアリングに対しても後付けで6つのパドルをつけられるオプションがありますが29000円。)
- 足の不自由な方。左右のパドルをアクセルとブレーキに割り当てたりすることもできると思います。
FANATEC Clubsport Racing Wheel F1が向いている人
FANATEC Clubsport Racing Wheel F1が向いている人を考えてみました。
- どちらかというとフォーミュラ関係の車のSIMから始めてみたい人で、初めはフォーミュラステアリングのみでも構わない人。
- 後から円形のステアリングを追加で購入することに金銭的な抵抗がない人。
- グランツーリスモのステアリングのデザインにあまり魅力を感じていない人。
- もしアナログパドルが欲しくなったら、後からオプションの以下のAdvanced Paddle Moduleを購入することに抵抗がない人。(29000円します)
剛性は、Clubsport Racing Wheel F1の方が高い
GT DD Extreme付属のステアリングの剛性はClubsport Racing Wheel F1のステアリングほど高くないです。使用されているクイックリリース(モーターとステアリングの接続部)もGT DD ExtremeはQR2 Liteとなり、金属ではなく以下の炭素繊維強化プラスチック製です。
一方、Clubsport Racing Wheel F1は以下の金属製のQR2が使用されています。
Clubsport Racing Wheel F1は、Formula V2.5と一部同じ
Clubsport Racing Wheel F1のステアリングは、Formula V2.5と、素材は同じで、色そして振動モーターの有無が違います。今回のバンドルのステアリングには振動モーターは付いていないです。
また現行モデルでFormula V2.5Xというものが存在します。これは、V2.5に対しXBOX対応の機能を追加したものです。
私は、XBOX対応のV2.5Xと比較し、パドルのみが違うだけのFormula V2を持っています。
現在はFormula V2はマイナーチェンジされ、上記リンクのFormula V2.5Xとなりましたが、V2.5Xと私のV2の違いは、パドルがマグネティックパドルにアップグレードされていること以外変更点はありません。(V2もV2.5XもXBOX対応します。)
今回発売されたClubsport Racing Wheel F1のステアリングは、使用されている部材と機能は、現行のXBOX非対応のFormula V2.5ステアリングと同じで、色だけが違うと思ってください。
現在販売されているFormula V2.5(XBOX非対応)と比較する上で気をつけることとしては、
- Clubsport Racing Wheel F1は、振動モーターが付いていない
- Clubsport Racing Wheel F1は、Formula V2.5とカラーが違う
- Clubsport Racing Wheel F1のクイックリリースは、もともと金属製の標準のQR2が使われている。(V2.5の価格43500円は旧式のQR1付属の価格。Formula V2.5の場合、新型の金属製QR2にするには購入時に追加料金を払う必要がある。)
- Clubsport Racing Wheel F1のステアリングはFormula V2.5同様、グリップ部分に本革が使われている。
なので、現在Formula V2、V2.5やV2.5Xを持っているような方からすると、振動モーターが無くなります。
Clubsport DD+&Formula V2.5を単品で買う予定だった方は、Clubsport Racing Wheel F1の方が個人的にはオススメ
今回のClubsport Racing Wheel F1のセットは、単品でそれぞれClubsport DD+(単品は発売未定)とFormula V2.5を買うより、セットで割り引かれ、お得に買えます。
Clubsport DD+は160200円で販売されています。
Formula V2.5の単品は、現在62500円(QR1)+15800円(QR2アップグレード費用)=78300円になるので、
単品で揃えると合計238500円ぐらいになると予想されますので、それに対し、セットは192300円。今回のF1ステアリングに振動モーターが付いてはいませんが、個人的にはこの振動モーターのために3万円も多く払ってClubsport DD+とFormula V2.5をバラで揃える必要はないと思います。それよりは、ゆっくりと「FullForce機能の追加がこればラッキー」ぐらいの気持ちで、気長に待てばいいと思います。
Clubsport Racing Wheel F1は、プレイステーションには対応しているが、そのままではXBOX非対応なので注意!
GT DD ExtremeもClubsport Racing Wheel F1も、そのままではXBOX非対応です。
XBOX対応にしたい場合は、ステアリングをXBOX対応のステアリングに変更する必要があります。
※XBOX非対応で構わないなら、FANATECのステアリングのページから、ClubsportグレードまたはPodiumグレードの好きなステアリングを選べば、無難だと思います。(CSLグレードのステアリングは、15Nmに対して、剛性不足を感じるかもしれません。)
XBOX対応させるにはXBOX対応ステアリングの購入が必要
Xboxに対応させたい場合、フォーミュラ型のステアリングならFormula V2.5Xの一択です。
円形のステアリングなら、剛性の観点からUniversal Hub V2 for XBOXを使用したステアリングをお勧めします。
無難なステアリング径320mmで、ベーシックなものだと、これです。
見た目にこだわる方はお値段が張りますが、Module Rallyを使用したステアリングを選択されたらいいかと思います。
WRCステアリングもXBOXに対応しますが、せっかく15Nm発揮されるはずのClubsport DD+のトルクが、ステアリングの強度の関係上、自動的に8Nm以下に制限されてしまいますので、あまりおすすめはしません。(GT DD PROならWRCステアリングでもいいと思いますが)
プレステやXBOX対応させるには、ペダルはFANATEC製が無難
コンバーター等を購入し、裏技を使えば他社のよりハイエンドなペダルも使えないこともないようですが、FANATEC製のペダルを買えば、本体とペダルを付属のケーブルで繋ぐだけでプレステ・XBOXに対応するので、無難です。(SONYによって対策されたら、もしかしたら使えなくなるかもしれないですし…)
この20万円クラスのハンコンを買うようなマニアックな方なら、V2ペダルかV3ペダルにしといた方がいいと思います。
V2は最近ビッグマイナーチェンジされ、見た目は古臭いですがアクセルクラッチは非接触センサーが使われ、故障の可能性が下がり、ブレーキのコントロール性がV3より高いです。アルミ鋳造性でフレームがしっかりしています。
V2ペダルのレビュー記事
V3はアルミ削り出しで見た目がよいのが特徴。振動モーターが付属していたり、ペダルの角度が可変なのがV2ペダルとの違いです。(V3となりマイナーチェンジは重ねていますが、開発時期は古いので、他社の高級ペダルとはブレーキストロークが短めなのが△)
どちらもロードセルブレーキが使われており、どちらとも90kgの踏力まで受け付けます。
コスパがいいのはV2ですし、PC SIMでも戦えると思います(結局は、その人の腕前次第)が、見た目の良さのV3も捨て難いです。見た目を大事にする人なら、V3買っといたら後悔ないかと思います。将来、プレステから離れ、PC SIM一本でやる時に、社外の10万円超のペダルをあさってみるのもあり。
今回のステアリングは専用デザインで、単品では購入不可
すでに記載したように、今回のセットのステアリングに振動モーターが追加されているステアリング(Formula V2.5・V2.5X)は販売されていますが、今回のセットと全く同じF1ライセンスのステアリングは単品で購入することができません。
このデザインがいい方は、これらのセットを買うか、フリマサイトで個人売買するぐらいしか入手方法はありません。
まとめ
Gran Turismo DD Extremeか、Clubsport Racing Wheel F1どっち?と聞かれたら、「見た目好きな方を買って!」と書いて終わりたいですが、
- Clubsport DD+単品とFormula V2.5を購入予定だった方は、Clubsport Racing Wheel F1を買った方がいい。安くなってるし。(ただし、Formula V2.5にある振動モーターは内蔵されていない)セットになって割引になっている。剛性と質感はDD Extremeのグランツーリスモ公式ステアリングよりClubsport Racing Wheel F1の方が高い。
- GT DD Extremeはプレステ、特にグランツーリスモで遊ぶ人にとっては武器になるはず。フォーミュラステアリングより操作しやすいはず。元々、DD Extremeはアナログパドルもついてるし、液晶画面も大きい。(グランツーリスモにおいて、速度とギア以外の例えばタイムとかラップ数とかの情報は今の所表示されない。対応するPC SIMでは表示される。)
- Clubsport Racing Wheel F1もGT DD Extremeも両方XBOX非対応なので、XBOXに対応させたければ別に対応するステアリングを購入する必要あり。
- Clubsport DD+を使用するような、20万超えるハンコン買うわけなので、CSLペダルではなく、ペダルはV2ペダルかV3ペダルを買っておくと、買い直しが防げるため個人的にはオススメ。
そんなところです!
悩んでいた人の参考になれば幸いです!
もし何かの参考になったり、暇つぶしになったりした方、Xでいいねをいただけるとただ単に僕がなんか嬉しい気分になります!
Clubsport DD+についてのレビューについてはすでに複数回お届けし、回を増すごとにどんどん動画の視聴者数、閲覧数が下がってきています。もうだいたい、Clubsport DD+の感想の相場感がわかって、みんな興味を失ったんだなw、と思っていますが、最後の悪あがきでClubsport DD+にグランツーリスモ公式ステアリングをつけたり、新発売のセットのステアリングと同型の僕が持っているFormulaステアリングを比べてみた動画も最近アップしてますので、本当に興味がある人だけ見てみてください。興味が無くても、いいね押していただいたり、登録していただけるのはとてもうれしいです。声バレ防止?で加工している音声がダメですね。ボイストレーニングでもして、いい声で生音声でやるか、いっそのこと、かわいい女の子最強AIみたいなので、やるか、考えないといけません。
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