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FANATECのハンコンの購入前にチェックすべき15のチェックリストを作ってみた | MASK | ブログ

まだGT DD Extremeが手元に届かずムンムンとしている時期に、FANATEC製品の購入前のチェックすべき項目をまとめていました。ある程度形になったので、公開します。

ここまで意地でブログを更新していると、FANATECの購入を考えている方から、SNSやブログを通して質問されたりすることもよくあります。

そのため、とりあえずこれを読んでもらえれば、疑問に思う人、組み合わせや買い方で失敗する人が減るかもしれない、と思い作成しています。

もし、調べた結果、わからないこと、検証してほしいことがあればDMでもなんでも聞いてみてください。すぐには答えられないかもしれませんが、ブログやYoutubeのネタになりますし。(最近、怪しい業者からのDMが多く、それに埋もれ、DMに気づけていない場合がありますが、気づけば何かしらのアクションはとるようにしています)

後日、このコンテンツを動画化したら、Youtubeの登録者もアップするかな…。と思いつつ、お互い(読む方も、コンテンツを作る私も)絶対文章の方がいいだろう、と思っているため、なかなかやる気が出ませんが、気が向いたら動画化します。

MASK SIM Racing
2020年、僕はiRacingが気になり、まず約30万円を投入してFANATEC製ハンコン、自作PC、自作SIMコクピットを設置しました。その後僕はいろいろ散財し、今まで少なくとも100万円以上はSIM機材に投入していると思います。このよう...

FANATEC製品で、どの種類の組み合わせを買えば良いかわからない方は、こちらをご覧ください。リンク先の記事の下の方に組み合わせ例なんかも載せています。

FANATECのステアリングの重量、直径についてまとめたサイト

FANATECのステアリングを軽い順に並べてみた(重量・直径も表示)|MASK
私のブログには、サイト維持やネタ収集、SIM研究のため、広告を含むページがあります。 2022年7月更新! 一般にステアリングが軽ければ軽いほど、径が小さければ小さいほど、CSLやCSWやDDのようなホイールベースから伝わるFFBは俊敏かつ...

それでは、FANATECを購入する前・到着する前にチェックすべきことをまとめていきます。

  1. 1.FANATECオーナーチェンジ予定
    1. 在庫があれば、すぐ届くはず。
  2. 2. FANATECのカートに入れている商品・入れようと思っている商品は全て「在庫あり」の商品か?「予約注文」の商品とは別に発注するようにしているか?
  3. 3.FANATECの日本エリア用のサイトで購入しようとしているか?
  4. 4.コンセントは3口のものがあるか?無いのなら、変換プラグや対応するものを準備しているか?
  5. 5.ペダルは準備しているか?
  6. 6.プレステで使用予定の人は、GT DD PROやClubsport DD+(GT DD Extreme付属のホイールベース)にしているか?
  7. 7.プレステやXBOXのみで使用予定の人は、ファームウェアバージョンアップ用のwindows PCを準備しているか?
  8. 8.プレステやXBOXで遊ぶ人は、準備しようとしているペダル、シフターやハンドブレーキはFANATEC製か?
  9. 9.取り付け方法は考えているか?
  10. 10.ロードセルブレーキペダルを導入する場合、ブレーキペダルのゴムがかなり硬いが、コクピットはそれに耐えられる作りか?
  11. 11.Xbox対応、非対応のステアリングがあるが、非対応のものでも問題ないか?
  12. 12.Clubsport DD+(GT DD Extreme)/Clubsport DDやPodium DD1/Podium DD2を購入する場合、ステアリングやクイックリリース保護のため、モーターの発生トルクが8Nm以下に制限されてしまうステアリングがあることを知っているか?
  13. 13.ディスカウントされる組み合わせを見逃していないか
  14. 14.決済方法VISA・Masterの場合は不正利用検知システムに引っかかる可能性あり
  15. 15.PayPalという決済手段もあることを知っているか?
  16. まとめ

1.FANATECオーナーチェンジ予定

FANATECのプレスリリースを見ると、ドイツのEndor社は解散し、アメリカのCORSAIRによる買収予定です。(おそらく)PCの周辺機器を製造・販売している会社であることから、配送・在庫・カスタマーサポートが改善が加速される可能性が高いと見ています。サポートは引き継がれ、ユーザーとしては特に大きな変化は無いのでは?と思います。

在庫があれば、すぐ届くはず。

私の経験上、日本のサイトから注文した場合、「在庫あり」の商品であれば、基本的に翌日あたりに東京都内から発送されるので、大体翌々日には手元に届きます。在庫ありの商品を買うことに関する未配リスクはほぼ無いはず。

またPayPalで予約購入製品を購入した場合は、万が一届かなければ、発注後180日以内なら、買い手保護制度により返金されるのではないかと思います。(PayPalの規定を満たしていたら)

買い手保護制度・バイヤープロテクション|サポート|決済サービスならPayPal(ペイパル)
PayPal(ペイパル)のお客様サポート(個人・ビジネス共通)情報です。こちらでは、買い手保護制度についてご案内します。

2. FANATECのカートに入れている商品・入れようと思っている商品は全て「在庫あり」の商品か?「予約注文」の商品とは別に発注するようにしているか?

FANATECの商品はカートに入れた商品全ての在庫が揃わないと発送してくれません。

また、送料は1つ数百円となっておりそんなに高くなく、一緒にまとめて購入したからといって、送料が安くなることはありませんので、在庫ありの商品と、無しの商品を購入する場合、別々に分けて発注することを強くオススメします。

そうしないと、
例えば4月10日の段階で、
・GT DD Extreme(在庫あり
・ペダル(在庫無し。4月30日発送)
の組み合わせでまとめて購入したとします。

GT DD Extremeを先に受け取っても、ペダルが届かないと遊べないからと言って、上の二つをまとめて発注してしまったとします。
ペダルが4/30に在庫が揃って、GT DD Extremeもその時在庫があれば両方4/30に発送されます。

Gran Turismo® DD Extreme
Gran Turismo® のための最強の公式ダイレクトドライブシステムは、 Polyphony Digital とのパートナーシップにより設計された先進のステアリングホイールと、15NmのClubSport DD+ホイールベースを組み合わ...

ですが、例えばペダルの在庫が揃う直前にGT DD Extremeが在庫切れになっていたら最悪です。

ペダルが揃ったのに、GT DD Extremeの在庫がないので4/30には発送されず、GT DD Extremeの在庫が日本の倉庫に届くまで待たないといけません。この無限ループが永遠と続く可能性がありますw

もう、FANATEC側のシステムがおかしいんでしょうけど、今のところそういう運用なので仕方ありません。ブラックフライデーで、一気に購入してしまった方はこのパターンにハメられてしまった方もいるのでは?と思います。ということで、在庫ありのものと無しのものは分けて注文しましょう。

3.FANATECの日本エリア用のサイトで購入しようとしているか?

ドルやユーロの口座があるからと言って、アメリカの公式サイトや、ヨーロッパ用の公式サイトで購入しても日本には届きません。

日本用に準備されたサイトで発注する必要があります。(以下が日本国内発送用のページ)

レーシングホイール/DD ホイールベース
Racing Wheels are bundled products that combine selected Steering Wheels and Wheel Bases. The wheel base is the heart of...


見分け方は簡単で、それぞれの商品の価格が以下のように¥表記になっているかです。

GT DD Extreme

また、日本用のサイトでも英語・日本語の二つの言語表示があります。英語表示でも価格が¥表記であれば、それは日本語のサイトですので問題ありません。

4.コンセントは3口のものがあるか?無いのなら、変換プラグや対応するものを準備しているか?

FANATECホイールベース(モーター)は、基本的にアース付きの3口のコンセントが付いています。

一応、アースはしなくても動きますが、もともとアースを取る設計にしているので、よりよいFFBを感じるためにもアースを取った方が無難でしょう。

ちなみに私が以前提供してもらったMOZA Racingのホイールベースも基本的には3口でした。おそらく他社のハンコンもそうなのでは?と思いますので、レースSIMの世界では3口のソケットは必須なのかもしれません。(エアコン用のコンセントぐらいしか無いかても多いかもしれませんが)

上の写真のようにエアコン用コンセントに、アース専用の3口の端子があることが多いので、エアコンを取り付けていない部屋なら、そのまま僕みたいにエアコン用コンセントに挿すだけで完了です。

緊急的には上の写真のように挿して、アースは無視してもハンコンは動くでしょう。

しかし、前述の通りモーターの性能をフルに感じたいなら、もし余裕があれば、このような線をアース端子にまで延長してあげてもいいかも。

緑が嫌というなら、白や黒のアース線もあります。

1.25sq(線の太さ)のものを選んでおいたら余裕でしょう。詳しい方、ご意見がある方がいたらコメント等で教えてください。個人的には、ハンコンに線さえ繋いでアースへの逃げ道を作ってあげれば、やらないよりかは全然マシという認識です。どうせなら、それなりに無難な太さの線を選び、電気の流れをよくしてやろうということで一般的なアース線を選択しています。

調べた感じ、緑の線が割安に感じます。緑のケーブルなら大体が定格電圧600Vです。

白と黒のケーブルですが、緑のケーブルとお値段変わらないぐらいのものを選定。一方、下の二つの定格電圧は300V。(そもそもコンセントが100Vなので。ノイズを逃すだけなら、十分のはずと考えています。)

ホームセンターにも、切り売りで売ってますので、近い方はそちらで実物を確認しに行ってもいいかも。

5.ペダルは準備しているか?

例えばGT DD Extremeにはペダルは付属していません。PCのみで遊ぶのであれば、ペダルはPCに直接USB接続すれば、どこの会社のペダルでも使えます。しかし、プレステやXBOXで遊ぶには、FANATEC製のペダルをホイールベース(モーターの部分)へ付属のケーブルで直接接続が必要です。

なので、僕はiRacingのためにHeusinkveld製のペダルを使ったりもしています。グランツーリスモで遊ぶこともあるために、今はV2ペダルを接続していることが多いですが。

現状、FANATECのペダルだと以下に書いている大きく分けて3種類(CSL,V2,V3)のペダルが選択肢に入ります。

CSL Pedals
CSL Pedals LC
CSL Pedals LCは、CSL PedalsとCSL Pedals Load Cell Kitのバンドルです。

将来的に本格的なPCのレースSIMを考えている方はV2ペダル・V3ペダル(Invertedも含む)のどちらかを選ぶと良いでしょう。どちらもブレーキのロードセルの容量が90kgです。一番安い上のCSLペダルのロードセルは60kgなので、90kgを知っている人間からすると結構違います。60kgのロードセルに力強くブレーキを踏むと、60kg以上の力で踏み込み、ブレーキロックしやすくなります。90kgだと、多少多めに踏んでもブレーキロックまでにはならないことが多く、調整幅もあるので、レース中より有利になります。うまく、コントロールすればCSLペダルかつロードセルペダル無しでも速い人は速いのでしょうが、V2やV3が欲しくなる可能性があります。

CSL Elite Pedals V2
CSL Elite Pedals V2は完全組み立て済みの3ペダルセット。加工し切り出されたアルミニウム製、クラッチとスロットルにはプリシジョンハールセンサーを搭載。ロードセルブレーキは“デュアルステージ”スプリングとエラストマースタックで...
ClubSport Pedals V3
カスタムメイドのロードセルは非常に耐久性があり、V2のものよりはるかに正確です。リアルで強い圧力をかけ、本物の車と同じように筋肉の緊張でブレーキを正確にコントロールできます。
ClubSport Pedals V3 inverted
クラッチとブレーキのピボットポイントはペダルの上側に反転し、Fanatec ClubSportシリーズに期待されるように、非常に頑丈なフレームに取り付けられています。より長いペダルの移動とペダルの距離は、細部にわたって実際の車に触発されてい...

よくわからない方で、PC SIMとプレステの併用を考えている方は騙されたと思ってV2かV3を買っておいてください。後で効いてきます。予算がある方はV3またはV3 Invertedにしておくと、ペダルの角度・位置の微調整が効きますので満足度が高いと思います。(グミみたなブレーキの重さを変えるオプションも買いたくなると思うけど)

ドリフト等する人は、より実車に近づけるためにInvertedという選択肢もあるかもしれないですね。(Invertedは高価な分、ブレーキやアクセルに使えるダンパーのオプションがおまけで1つついてきます)

ClubSport Pedals V3 Damper Kit
感圧ロードセルに加えて油圧ダンパーにより、おなじみの油圧ブレーキ感が得られます。

一方、コクピットが貧弱な方や、とりあえずはグランツーリスモメインかなと思っている方は、CSLペダル(ロードセルなし)からでもよいかもしれません。

CSL Pedals
CSL Elite Pedals V2
CSL Elite Pedals V2は完全組み立て済みの3ペダルセット。加工し切り出されたアルミニウム製、クラッチとスロットルにはプリシジョンハールセンサーを搭載。ロードセルブレーキは“デュアルステージ”スプリングとエラストマースタックで...
ClubSport Pedals V3
カスタムメイドのロードセルは非常に耐久性があり、V2のものよりはるかに正確です。リアルで強い圧力をかけ、本物の車と同じように筋肉の緊張でブレーキを正確にコントロールできます。

それぞれのペダルに対する僕の評価としては、こちら。

補足説明(2024年3月時点)
CSL Pedals(公式)12,900円
2ペダルから販売している。ロードセルブレーキペダルまたはクラッチペダルを追加購入することで3ペダル化も可能。ロードセルブレーキは最大踏力60kg。
CSL Elite Pedals V2(公式)48,100円
アルミ鋳造製のしっかりしたペダル。2022年モデルなので、V1に比べ様々なところがアップグレードされていて、長く使えそう。ロードセルブレーキは最大踏力90kg。60kgのCSL Pedalsとの差が結構感じられる。ペダルの上下奥行き方向の位置は調整不可。CSL Elite Pedals V2のレビュー記事
ClubSport Pedals V3(公式)64,100円
アルミ切削加工により製作されており美しい。ロードセルのブレーキは最大踏力90kg。ペダルの角度や位置を調整しやすい。オプションのダンパーを追加したりゴムを追加可能。
ClubSport Pedals V3を触った時の記事1
ClubSport Pedals V3 Inverted(公式)96,200円
上記のペダルを吊り下げ式にしている。約1万円のオプションのダンパーが1個同封されている。(非吊り下げ式はダンパーは同封されていない。)
表中リンクは全てFANATEC公式ページへのリンクか私の記事へのリンクです。

6.プレステで使用予定の人は、GT DD PROやClubsport DD+(GT DD Extreme付属のホイールベース)にしているか?

プレステで遊ぶことができるFANATEC製品は基本的にGT DD PROかClubsport DD+ (GT DD Extreme付属のホイールベース)のみとなります。

ClubSport DD+
最も先進的なClubSport Wheel Baseです。ClubSport DD+は15 Nmのトルクを提供し、PlayStation®5向けに公式ライセンスを取得しています。

CSL DDやClubsport DD、Podium DD1/DD2でも遊びたい場合は非公式の裏技を使う必要がありますが、裏技で適応させるにはコストがかかります。まだ購入されていないのであれば、リセールバリュー(中古市場での売却)も考えると、個人的には初めからプレステに公式対応しているものの方が長い目で考えるといい気はします。

Gran Turismo DD Pro Wheel Base (8 Nm)
Gran Turismo® の公式レーシングホイール。 PlayStation®5のパフォーマンスとFANATEC® ダイレクトドライブ テクノロジーを組み合わせることで、最もスムーズでダイナミックなフォース フィードバック感覚を実現してい...
Gran Turismo® DD Extreme
Gran Turismo® のための最強の公式ダイレクトドライブシステムは、 Polyphony Digital とのパートナーシップにより設計された先進のステアリングホイールと、15NmのClubSport DD+ホイールベースを組み合わ...

F1_Fanatec_logos_black_v2.jpg

現在、海外でしか発売されていないClubsport DD+とFormulaステアリングのセットのClubSport Racing Wheel F1®ですが、「日本でもまもなく発売される」と、以下の公式ブログに4/30に書かれています。さすがに5月末のF1 24発売までには、公式サイトに並ぶのでは?と思っていますが、いつになるかはわかりません。DD Extreme付属のような円形ステアリングの方が汎用性はありますが、フォーミュラやGTカーのみを遊ぶのであれば、こちらステアリングも径が小さくFFBが腕に伝わってきやすいです。(週末にGT公式ステアリングとの比較の動画なんて出せたら良いなと思っています)

Blog

以下リンクはアメリカのサイトなので、まだ購入できませんが、参考までに。

ClubSport Racing Wheel F1®
The ClubSport Racing Wheel F1® combines an advanced Formula Steering Wheel with a unique blue forged carbon finish, and ...

過去に調べて書いた記事。

7.プレステやXBOXのみで使用予定の人は、ファームウェアバージョンアップ用のwindows PCを準備しているか?

ハンコンのFFBは、ファームウェアによって味付けがされています。発売直後だと、その進化の速度は速いはず。ファームウェアのバージョンによって、FFBのフィーリンが変わる場合もあります。

そのため、気が向いた時でもいいのでファームウェアが更新されていればそれを更新していくべきです。そのドライバは、FANATECのページの一番上に小さく「ドライバー」と書かれているので、そこから下記リンク先のドライバーのページに行き、ダウンロードします。

Fanatec

ファームウェアの更新は、WindowsのPCで行います。

PC SIMの方は心配ご無用でしょうが、プレイステーションやXBOXのみで遊ぶ予定の方は、古くても遅くてもいいので、WindowsのPCを手元に準備しておく、または優しいWindows PCを持ってる誰かにドライバのアップデートを頼める環境を整えておくといいでしょう。

FANATECのドライバのページやインストールマニュアルを見ても、Windowsのバージョンについての記載はないので、結構古いWindowsでも動きそうな気はします。ですが、windows10以上のモデルが無難でしょう。

参考までに、新作の機材を手に入れたけど、何かおかしいな?と思った場合、ベータ版(試用版)のファームウェアがフォーラムに掲載されている場合があります。
ファームウェアのベータ版の更新方法↓

8.プレステやXBOXで遊ぶ人は、準備しようとしているペダル、シフターやハンドブレーキはFANATEC製か?

ペダルについてはすでに記載しましたが、プレステやXBOXで遊ぶ場合、直接FANATEC製のホイールベース(モーター部分)に、ペダルやシフター、ハンドブレーキを直接接続する必要があります。

なので、基本的にはFANATEC製のペダル、シフター、ハンドブレーキを用意する必要があります。

ClubSport Shifter SQ V 1.5
ClubSport Shifterは完全に金属でできており、これは、組み込みの品質、耐久性、信頼性をします。
ClubSport Handbrake V1.5
ClubSport Handbrake V1.5の助けを借りてコーナーを滑り、ラリーおよびドリフトシミュレーションで完璧なドリフトを実行します。

※PCの場合は、FANATEC以外のペダルやシフター、ハンドブレーキを直接PCにUSB接続しても問題ありません。

9.取り付け方法は考えているか?

FANATECのダイレクトドライブ製品は、一番エントリークラスのCSLDDやGTDDPROでも時には5Nmや8Nmのトルクを発生します。

剛性感の低いコクピットや、こたつや勉強用机では、5Nmをフルで出すと、うまく固定ができないかもしれません。とりあえずハンコンを入手して、机とかに固定して、5Nmとはどれぐらいなのか体感しつつ、トルクを小さくして遊んで、その後コクピットについて考える。というのならいいですが、初めから大きめのトルクで遊びたい方は、がっちりハンコンを固定するため、専用のコクピットを用意するか、よーく、取り付け方法を考えなければ、楽しさが半減するかもしれません。

FANATECもコンパクトなコクピットを販売しています。日本のメーカーさんもアルミフレーム製のコクピット等発売していますの。将来的な拡張性や調整幅を考えるとアルミフレームも考えてもいいかなと個人的には思いますが、このシートはFANATECマークとかがついていたり、軽量、コンパクトなので、そういうのが好きな人はありかもしれません。

10.ロードセルブレーキペダルを導入する場合、ブレーキペダルのゴムがかなり硬いが、コクピットはそれに耐えられる作りか?

ロードセルペダルは、硬めのゴムやバネ(油圧の物もある)をペダルに挟み込み、足で踏んだ時の重さを信号に変換してPCに出力します。

それはCSLペダルであれば、MAX 60kg、V2やV3ペダルであれば90kgにもなります。それだけの重さで踏んでも、ペダルがずれないようにしっかり固定しておく必要があります。

そのためある程度がっしりしたコクピットが必要になります。こういう純正品のコクピットも2024年4月に発売はされています。

CSL Cockpit
CSL Cockpit は、その重量以上のパンチ力を発揮します。アルミニウムとスチールの構造は、剛性と強度のためにあらゆる部分が最適化されています。

不思議な形ですね。

11.Xbox対応、非対応のステアリングがあるが、非対応のものでも問題ないか?

XBOXで遊ぶ予定の方は、下記のステアリングからでないとXBOXでは遊べません。ステアリング内にXBOX用のチップが入っています。PCやプレステの方は、どのステアリングでも対応しますので気にする必要はないです。

XBOX 対応ステアリングのみが出てきます↓

ステアリングホイール
Experience immersive sim racing with advanced technologies and premium materials such as Alcantara, leather, and carbon ...

2024年4月の段階で大きく分けて4種類が対応可能です。そのうちの1つであるUniversal HubV2 for XBOXに対応するステアリングが複数(11種類)用意されていることから、合計16種類から選ぶことになります。

12.Clubsport DD+(GT DD Extreme)/Clubsport DDやPodium DD1/Podium DD2を購入する場合、ステアリングやクイックリリース保護のため、モーターの発生トルクが8Nm以下に制限されてしまうステアリングがあることを知っているか?

以下に紹介するP1系のステアリングは、どのようなことをしても、Clubsport DD+(DD Extreme)/CSDD, Podium DD1/DD2はトルク8Nm以上を発生してくれません。そのため、これらのホイールベースを持っていたり、将来買い替えの可能性がある人は、それ以外のステアリングを購入することをお勧めします。

CSL Steering Wheel P1 V2
CSL Steering Wheel P1 V2は、パフォーマンスに妥協せず最低価格でフル機能を備えるホイールです。 まさにCSL DDの理想的なスターターホイールです。
CSL Steering Wheel BMW
BMW による公式ライセンス品、パフォーマンスの妥協なしに最低価格でフル機能を備えたホイールです。 CSL DDの理想的なスターターホイールです。
CSL Elite Steering Wheel WRC
世界ラリー選手権公式ライセンスを取得した CSL Elite Steering Wheel WRC は、最も要求の厳しいラリーステージを極めるのに最適です。

以下のマクラーレンGT3V2ステアリングやCSL Universal Hub V2を使用したステアリングは、金属製QR1か金属製QR2またはQR2 PROを使用すれば8Nm以上のトルクの出力が可能。QR1 Lite、QR2 Liteだと、8Nmの制限がかかります。CSLグレードで安いけど、金属製QR1、QR2を導入すると、ハイトルクにもなるのはありがたい存在のステアリングです。

CSL Elite Steering Wheel McLaren GT3 V2
これは、McLaren GT3 レースカーに実際に装着されるハンドルのレプリカです。McLaren Automotive Limited の正式なライセンスを受け、実物大として細部まで複製されています。 Xbox One® および Xbox...
CSL Steering Wheel 320 Alcantara® V2
この製品は、CSL Universal Hub V2 とClubSport Wheel Rim 320 Alcantara®のバンドルです。

クイックリリース(QR2)についてマニアックにまとめた記事

13.ディスカウントされる組み合わせを見逃していないか

ブランドを選び、その中で自分で好きなステアリングとペダルを組み合わせていくのが、レースSIM機材選びの楽しみでもありますが、まとめて購入すると、値引きが多くなるセットもあります。念の為の公式サイトのホイールベースReady2Raceのページをチラ見して、好みの組み合わせがないかだけ見といた方がいいかも。

4月末、以下のセットが発売されました。例えばバラバラにClubsport DDとCSL系のステアリングを買おうと考えていた方は、このセットを買っておいた方が満足度が高いはずです。

ClubSport DD F1® Esports V2

CSL DDとCSL系のステアリングのセットよりは、ホイールベースのトルクも設計年次も、ステアリングの剛性も違うので、予算を増やすことで値段なりの価値は感じられるようになるとは思います。15Nmという高トルクとプレステ対応の希少性を求めるのなら、近々発売されると言われているClubsport Racing Wheel F1(Clubsport DD+とF1ステアリングの組み合わせ)がいいかもしれません。さらに+6万円ぐらいになるので、なかなか勇気がいる額にはなりますが。

14.決済方法VISA・Masterの場合は不正利用検知システムに引っかかる可能性あり

いざ購入しようとする時が、深夜で、ドイツのメーカーにクレジットカードで10万円や20万円の決済をしようとすると、カード会社の不正利用検知システムに引っ掛かり、決済されない可能性があります。

カードの設定(3Dセキュア等、何かあった時にスマホ等で本人確認をする設定)を特にしていない方は、怪しいと判断された取引はとりあえず止められる可能性があります。

なので、クレジットカード会社の設定画面で3Dセキュア等の本人認証サービスに登録しておくか、日中に電話で事前にドイツのEndorから購入予定ということを伝え、セキュリティを解除してもらい、購入する必要があります。

また、PayPalを通してだと、決済される可能性もあります。

15.PayPalという決済手段もあることを知っているか?

クレジットカード決済時に、決済されない場合はPayPalを使うと決済されることもあります。

海外企業が作っているサイトでお買い物をする時は、直接クレジットカード情報を入力するより、安全性が高いとされています。

また、商品が何かの理由で届かなかった場合等、180日以内ならPayPalが返金する制度もあります。(絶対に返金されるとは限らないと思うけど) なので選択肢の一つに取っておくのも良いでしょう。

まとめ

以上、FANATECのハンコンは、プレステ対応になったため、日本でもある程度有名にはなりましたが、経営の話もあったり、依然結構マニアックな製品なので、買う直前にチェックしてもらったり、買った直後に見返してもらって、ハンコン到着前に準備をして、受け取り直後から楽しんでもらえたらと思います!

最近、アクセス数解析を見て、どのようなエリア・年代の人が、どのようなことに興味を持っているのか確認したり考えたり、記事やSNSを工夫して、アクセスが増えている方法を考えるのが趣味になってきています。(将来自宅でそういう仕事をしたいです。どこかに需要ないですかね)僕のサイトの場合は、FANATECのことを書くとアクセスがそれなりに増える傾向があります。今、週1ペースの更新のペースにしているため、少ない更新頻度の中で読んでもらえる記事となると、現在はFANATECの記事が多いです。夏以降に、時間ができそうなので、5月末に発売されるF1 24やそろそろリリースされそうなアセットコルサ2なんかも初めて、よりマニアックなことも書いていくブログにしたいと思います。

何か、参考になったとか、頑張ったねと思う方、いいねを押していただいたり、Youtubeを(見なくても良いので)登録していただければ嬉しいです。

MASK SIM Racing
2020年、僕はiRacingが気になり、まず約30万円を投入してFANATEC製ハンコン、自作PC、自作SIMコクピットを設置しました。その後僕はいろいろ散財し、今まで少なくとも100万円以上はSIM機材に投入していると思います。このよう...

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