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【AC Evo v0.2】アップデートされ、車とコースが増えたAC Evoをやってみた感想

Assetto Corsa Evo(AC Evo)は、現在はアーリーアクセス期間といって、割引価格で完成品発売前にユーザーに試してもらい、フィードバックを得る目的の期間です。完成品を求めて購入する段階でないことをお伝えしておきます。

2025年5月7日にAC EvoがVersion 0.2にアップグレードされ、車種が追加されたり、他車種との混合レースができたりするようになりました。今回は、少し触ってみての感想です。

アセコルEVOのグラフィック

僕のSIM環境では、フルHDの液晶モニターを3画面用意し、それらをRTX 5070 Tiに接続して使用しています。GPUのオーバークロックは、NVIDIAのGeForce Experienceに自動で任せており、軽くオーバークロックされた状態です。

『Assetto Corsa Evo(AC Evo)』を起動すると、GPUの使用率はおおよそ97%、CPUの使用率は20%程度で、これはメニュー画面でもレース中でもほぼ変わりません。

AC Evoのメニュー画面は、愛車が3Dでリアルに表示される仕様になっているため、メニュー中もGPUやCPUにある程度の負荷がかかっているようです。

メニュー画面表示中のPCの頑張り度。

電気代が気になる方は、たとえメニュー画面でも起動したまま長時間放置するのは避けた方がよいかもしれません。GeForce Experienceで見た感じ消費電力はおおよそ~300Whなので、1時間あたり約10円ぐらいでしょう。これを高いと感じるかどうかは人それぞれですが、例えば1日3時間プレイすると30円、1ヶ月(30日)で約900円になります。そう考えると、使用しないときはAC Evoは終了させておいてもよいかも。

Nvidia Surroundを使用した3画面

まずNvidia Surroundを使用した際の感想です。Nvidia Sorroundでは、3画面を統合して1枚の5760×1080ピクセルの画面としてシミュレーター側に認識させ、映像出力させる方法を使用しています。

話を3画面設定に戻します。現時点のAC Evoでは、視野角(FOV)や視点角度について、もう少し最適化されて、細かく設定できたらなと思ったりしています。

たとえば、左側の運転席視点から右奥のダッシュボードを見たとき、本来なら奥に行くほど物体が小さくなり、適切な角度で描写されることで自然な奥行きが生まれます。

その辺を調整するパラメーターがモニター角度になるんですが、そこの値がしっくりきません。

値を30度ぐらいにすると、画面間のつながりは自然でフロントガラス・ダッシュボードが自然です。しかし奥行きが近く感じます。モニター角度の値を45度〜60度にすると、奥行き感はイメージ通りですが、ダッシュボードが引き伸ばされた感じで不自然に。

Nvidia Surroundを解除したらどうなるのか?

Nvidia Surroundを解除してみました。

AC Evoの設定画面をいじるだけでは3画面化が実現しなかったので、Resize Racoonというソフトを使って、3画面にしています。(気になる方はこれ↓)

Nvidia Surroundと比べ、画質や画角の調整のしやすさ等について何か大きく変わった印象はありませんでした。

5070Tiでは現状グラフィック設定はMediumか。

version 0.1の時に書きましたが、5070Tiのグラフィック設定は現状Mediumが良さそうな気がします。傾向は変わりません。

DLSSはHigh QualityよりもPerformanceやBalanceの方が自然

DLSS(フレームレートを上げる処理)を試しました。

ざっくりいうと、High Qualtiyを選ぶと、下の写真のように、加工したような赤みが出ます(前のNAロードスターの左側面が顕著)し、残像感が出ます。FPSは10-20FPSぐらいの改善でしょうか。

PerformanceやBalanceを選ぶと多少解像感が落ちぼやけた感になりつつも色味は変わらない感じなので、個人的にはPerformanceやBlaanceをお勧めします。FPSはだいたい20-30FPSぐらい改善しているイメージです。

アセコルEVOのFFBはまだまだと感じた

まず挙動については、それぞれの実車と比較したわけではないのでなんとも言えませんが、少なくともv0.2から登場したポルシェ911は、リアエンジンの3.6Lのターボ車らしく、加速しながらだと全然曲がらないなんてことは、乗ってすぐに伝わってきます。

全体的に、フォースフィードバック(FFB)の細かな情報が乏しいと感じています。

個人的に気になるのは、特定のコース(マウントパノラマとか)では多くの縁石においては、縁石の凹凸を乗り越えるときに車内からは高周波の音が聞こえるにもかかわらず、ステアリング(ハンコン)側にはFFBがほとんど伝わってきません。

これは縁石の上を低速で走行しても高速で走行しても同様で、特定の縁石ではFFBが返ってこないことがあります。なので、ハンコンのスペックの問題ではなく、縁石に対しFFBの情報を与えられていないのではと考えています。

つまり、縁石に限らず路面の微細な凹凸も同じように再現されていないのではという疑念も拭いされず、結果として全体的に表現力に乏しいという印象を受けます。

Clubsport DD+(CSDD+)側の設定には手を加えずに、古い『Assetto Corsa(AC)』でも同じ環境で試してみました。すると、ACやACC(Assetto Corsa Comeptizione)の方が明らかにFFBが細かく、多くの情報が手にしっかりと伝わってきました。これは、おそらくACやACCでは長年のアップデートを通じてFFBの出力が成熟してきたからではないかと思います。

ClubSport DD+
The all-new ClubSport DD+ delivers 15 Nm of consistent torque performance with incredible responsiveness and dynamics. Y...

この現象が全てのハンコンに共通しているかとは断言できませんが、FanatecがACやACCでは情報量があるFFBを発生させることができていることや、ある程度の市場シェアを持つメーカーの製品であることを考えると、他のハンコンでも同様の傾向が見られる可能性があります。

一番良いのは、ハンコンを変えてその反応を見ればいいのですが、ハンコンの付け替えは重労働なのでお許しください。

AC EvoのAIはまだまだか。

マウントパノラマの上りの途中のきついカーブとか、まだAIが自爆してぶつかっていました。20台で走ると事故渋滞が起こったりします笑

また、AIのアグレッシブさは現状「SAFE」しか選べない状態で、AIとのレースを楽しみたい方には物足りないかもしれません。

まとめ

Assetto Corsa Evoは、現在アーリーアクセス版として販売されており、20%オフの3,960円で購入できます。今後もロードマップに沿って定期的にアップデートはされていくと思います。

Assetto Corsa EVO on Steam
Assetto Corsa EVO redefines the realism and features of one of the most popular multiplatform driving simulations ever d...

完成版リリース直後に購入を検討している方にとっては、今の割引価格で手に入れておくのも悪くない選択だと思いますが、予算に限りがあり、これからメインで遊ぶレーシングシミュレーターを探している方にとっては、購入しても、なんか物足りない感じになりそうかなと思ったり。

というのも、ACやACCは完成度も高く、ゲームシステムやFFB(フォースフィードバック)の質感も練り上げられていますし、何よりお値段も安くなっています。まずはそうした熟成されたSIMで遊ぶ方が満足度は高いでしょう。

何かの参考になったらいいね等いただけると嬉しいです!

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