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FANATECのGT DD PRO/CSL DD用のQR2と、追加のQR2が届いたので、レビューしてみた | MASK | ブログ |

2023年末のブラックフライデーで、GT DD PROやCSL DD向けのQR2(Type-C)が約3000円で販売されていたため、今後のことも考えて、ポチっていました。

QR2 Base-Side (Type-C)
QR2 Base-Side(タイプ-C)は、Gran Turismo DD ProまたはCSL DD Wheel BaseをQR2にアップグレードし、互換性のあるQR2対応ステアリングホイールを使用を可能にします。

ブラックフライデーのQR2(Type-C)のセール当日、迅速な判断で即ポチった人は結構早く届いた人もいた気がしますが、僕がポチった頃にはこんな感じで予約注文。発送は1/17と書かれていました。(それよりほんの少し遅く発送・到着しましたが)

僕の場合は、ちょっと変わった環境で、部屋の中にハンコンがいっぱいある笑ので、ゆっくり待てました。初ハンコンの人は、来ると思ったのになかなか発送されない!という人もいたかもしれません。

QR2到着までに数ヶ月待ってみて思ったのは、初ハンコン購入の方みたいに、年末年始とかの寒い時期に部屋の中でぬくぬく遊びたいような方は、ブラックフライデー前に最低限遊べる基本的なセット(安くなっている3点セットとか、別にファナテックでなくても中古のベルトドライブとか)は購入しておいて、ブラックフライデーで増強したいものを足す、というのが年末年始をストレスなく楽しく過ごせる方法なのでは?と思いました。

FANATEC QR2(Type-C)のレビュー動画作ってみた

登録者数1000人超えたら、出てくる広告の種類や量を制限・コントロールできるようなので、登録してくれたら大変助かります。(日本語のレースSIM動画は、お金にならなさそうなので、怪しい広告が出ないような設定する予定)

実はQR2(ステアリング側)も買った!

QR2を1個で運用してきましたが、以下のFormula型のFormula V2ステアリングと円形のBMW GT2V2ステアリングへの付け直しがとても手間でして、ステアリング側のQR2(Wheel-Side)をもう1個欲しいなと思っていました。

ClubSport Lenkrad BMW GT2 V2
これは、BMW M3 GT2 レースカーのステアリングホイールと同じ寸法と材質を使用した正確なレプリカです。 V2 は前モデルより 30% 軽量で、磁気シフターと交換可能なクイックリリースを備えています。
ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X
Xbox 公式ライセンス取得 ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X は、あらゆるフォーミュラカーやシングルシーター型レースカーに最適なサイズと形状を備えています。

きっかけが無いけど、無いと無いで不便だし、X(旧Twitter)のフォロワーさんが2000人を超えたら購入してやろう、と思っていたところ、ありがたいことに到達してしまったので先日ポチっていました。

QR2 Wheel-Side
QR2 Wheel-Side は、頑丈で耐久性のある全アルミ製の構造を備えています。ダイキャストアルミニウムでCNC加工され、ブラックアノダイズ仕上げが施されています。

標準型のQR2は在庫不足の期間が長かったのですが、このタイミングについては思いの他早く在庫が復活して、QR2(Type-C)到着直後に届きました。

今回はFANATEC GT DD PROに取り付ける

すでに私所有のFANATECのPodium DD1にはQR2(Type-M)を装着済みですので、その感想を知りたい方はこちらをご覧ください。

今回はGT DD PROに取り付けます。QR2とQR1の違いを確認するために、まずはQR1が付いたGT DD PROをコクピットに取り付けました。

それでQR1の感覚を思い出しつつ、QR2に変えた時に何が変わるのか、本当に変わるのかというのを感じたいと思います。

Gran Turismo DD Pro (8 Nm)
Gran Turismo® の公式レーシングホイール。 PlayStation®5のパフォーマンスとFANATEC® ダイレクトドライブ テクノロジーを組み合わせることで、最もスムーズでダイナミックなフォース フィードバック感覚を実現しています。パッケージには、ステアリングホイール、ホイールベース、ペダル、Boost ...

すでに、ある程度の方がGT DD PROやCSL DDをQR1からQR2に換装していることと思いますので、いろいろな感想はSNS等でみられると思います。また、以前、QR1からQR2に交換された方から、レポートをいただきました。その時の記事はこちらです。

このように、このQR1からQR2への換装に目新しさはないと思いますが、暇つぶしの一つの読み物としてこの記事を読んでいただければと思います。

FANATEC QR1(GT DD PRO)の感想

QR1 Liteを取り付けたグランツーリスモ公式のステアリングについて、こちらのページでも感想を書いていますが、軸とQR1 Lite間がピッタリ完璧に接続されている感覚がなく、強いFFBがかかった際に、軸とQR1 Lite間が微妙にズレて気持ち悪さを感じました。

この記事では自己責任で軸の部分にテーピングをして、小さな隙間を埋めるような工夫をする、金属製QR1に変えた方がいい等と書いています。

最近、GT DD PROのグランツーリスモ公式ステアリングに金属製QR1を取り付けてみたのですが、QR1 Liteで見られた軸とQR1の回転方向のずれのような症状は全く確認できませんでした。普通に遊べますし、特に不満は感じません。ちなみにこの赤いQR1はもともとFormula V2ステアリングに付いていたものです。

またBMW GT2V2ステアリングにおいてQR1で遊んだ場合も特に問題は感じません。ステアリングのフレーム剛性が、プラスチック製のGT公式ステアリングに比べて高いので、より剛性感を感じ、さらにガッチリしている印象です。まぁ、たまに後で言う「カチン」という音は出るわけですが。

はっきり言って、GT DD PRO/CSL DDの8Nmまでにとっては、個人的にはQR1でも十分ではないのかな?と、今回手元にQR2が来るまでは思っていました。

FANATEC GT DD PROへQR2(Type-C)の取り付け

さぁ、QR2を試す前にQR2をGT DD PROに取り付けなければなりません。開封すると、内容物は4つ。QR2(Type-C)本体と、リング状のカラー、六角レンチ、取説です。

まずは、QR1を取り外します。QR1を締め付けている金具のボルトを緩め、QR1を取り外します。

そして、QR2に付属している新しい金具であるカラーを仮組して、

QR2を取り付けて、最後に

最後に、2本のボルトを締め付けて金具を取り付けます。この時の締め付けトルクは8Nmです。ボルトから10cmの距離のところに8kgぐらいかければ8Nmになります。

リング状のカラーの位置が大事です。本体とカラーの距離を空けて、QR2側で留めるようにしてください。

Formula V2もすんなり装着することができました。

2個目のQR2です。今からBMWGT2V2ステアリングに取り付けます。何度か入れ替えをしていたので、5分程度で取り付けられるようになってしまいました。

ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X
Xbox 公式ライセンス取得 ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X は、あらゆるフォーミュラカーやシングルシーター型レースカーに最適なサイズと形状を備えています。
QR2 Wheel-Side
QR2 Wheel-Side は、頑丈で耐久性のある全アルミ製の構造を備えています。ダイキャストアルミニウムでCNC加工され、ブラックアノダイズ仕上げが施されています。

FANATEC QR2(Type-C) & GT DD PROの感想

若干剛性感が出たのは確かです。ただし、FFBが何段階もアップグレードしてめちゃくちゃ感動!というほどではなく、それよりは僕は2つのステアリングをすごくスムーズに交換できる恩恵を強く感じました。(僕の意見です。QR2に変えたら別物だ!とおっしゃる人もいます。僕が鈍感なだけかもしれません。)

今まで、QR1背面のボルトを追加で締め込んでいましたが、QR2は複雑な形状となり、さらに軸とステアリング側の接する表面積が大きくなるため、しっかり固定されます。そのためボルトが省略されています。したがって、ステアリングの交換がワンタッチでできるようになりました。

QR2でのFFBの感じ方はというと、QR1に比べて、FFBが細かく伝わるようになっています。QR1の問題点として、高トルクがかかった時に、軸のくぼみを押さえつけていた内部の金属球が、外側に押し出されることがあります。その後に金属球にかかっていた力が抜け金属球が元の凹みに戻る際に「カチン」という音がしていると思っています。

その「カチン」という音が、私の場合Podium DD1で高トルクが発生した際に聞こえることがありました。FANATECサポートに問い合わせたところ、グリスを塗るようにと言われたことがありました。以下参照。

GT DD PROの場合、最大トルク8Nmだったので、あまりそのような音が発生することは少ないと思います。たまたま細めの軸と、たまたまブカブカ目なQR1の組み合わせに当たって、カチンと言いやすい組み合わせで遊ばれている人にとっては、効果を大きく感じるかもしれません。ただし、現状、何も感じてない人にとっては、QR2の軸と、ステアリング側クイックリリースを同時に交換するのは結構なコストに感じると思います。

クイックリリースとはちょっと話がそれますが、GT DD PROCSL DDの最大トルクは8Nmですが、GT DD PROがどう変わったか感じるために鈴鹿をF3で走り続けました。最近ラリー等で低めのFFBでやっていたせいか、8Nmっていう数値を十分トルクフルに感じていました。

DD1で遊んだ後に、GT DD PROを触ると、もうちょっとトルク欲しいなとか言い出すんですが…高トルクを知らない・忘れている体にとっては、やっぱりGT DD PROあたりのトルク帯でも悪くはないんだろうなと思ってしまいます。

また、ステアリングの直径270mmのFormula V2と320mmのBMW GT2V2を一瞬にして取り替えができるわけで、比較しやすくなったわけですが、やっぱり直径5cmの差は大きく、FFBの体感の仕方に大きく影響をするなと感じます。小さな径だと8NmでもFFBをずっしり重く感じますし、細かい変化が手に伝わりやすくなります。もちろん320mmかつ円形という組み合わせのステアリングも汎用性がありますが、8Nm程度のハンコンを使用する場合は、小さめな直径のものを持っておくと楽しみやすいのかなと思ったりします。グランツーリスモ公式ステアリングの280mmも悪くはないと思います。(ステアリング自体の剛性は低いですが)

FANATECのステアリングを軽い順に並べてみた(重量・直径も表示)|MASK
私のブログには、サイト維持やネタ収集、SIM研究のため、広告を含むページがあります。 2022年7月更新! 一般にステアリングが軽ければ軽いほど、径が小さければ小さいほど、CSLやCSWやDDのようなホイールベースから伝わるFFBは俊敏かつ強く感じられます。 丸形ハンドルを調べていくと、結構ステアリングによって重量が変...
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これは、BMW M3 GT2 レースカーのステアリングホイールと同じ寸法と材質を使用した正確なレプリカです。 V2 は前モデルより 30% 軽量で、磁気シフターと交換可能なクイックリリースを備えています。
ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X
Xbox 公式ライセンス取得 ClubSport Steering Wheel Formula V2.5 X は、あらゆるフォーミュラカーやシングルシーター型レースカーに最適なサイズと形状を備えています。

この項目をしめくくると、大きな恩恵はFormula V2ステアリングとBMW GT2V2ステアリングの取り替えがスルッと一瞬&ノーストレスで終わることです。今までQR1裏のねじ止めをしていましたが、QR2からは不要です。また、FANATEC有無限らず金属球を使っているクイックリリースと比べても明らかにストレスが無くスムーズにはまります。個人的にはこの変化が大きかったです。複数のステアリングを使用したい場合は、予算との相談にはなりますが、QR2はアリだと思います。

FANATEC QR2を2つ揃えるのお金かかりすぎ問題

QR2 WS x2 + BS Bundle (Type-C)

結局、僕がやったことは上のセットを購入するとできるわけですが、上のセットの価格は39,800円。

QR2(WS)を個別で2つ買い、QR2(Type-C)は2900円で買いました。QR2(WS)の単品の価格は15800円でそれを2個なので、31600円。ということで、ブラックフライデーを利用しましたが、34500円+送料という感じで、結構なお金をかけたアップグレードになります。

QR1からQR2に変えた時の感動というのは、QR1 LiteからQR1に変えた時の変化よりは少ないような気がします。QR1Liteが頼りなさすぎるだけなのですが、GT DD PROやCSL DDの方で気軽にアップグレードしたい方は金属製のQR1の方が良いと思います。

QR1 Wheel-Side
以前はClubSport Quick Release Adapterとして知られていたQR1 Wheel-Sideにより、交換可能なクイックリリースを備えた互換性のあるステアリングホイールをQR1を装備したホイールベースで使用できます。

ただし今後、FANATECの上位機種(Clubsport DD+/DD、Podium)へのアップグレードも視野に入れている方は、ステアリングにもQR2を使用しておき、ストレスなく遊ぶという選択肢もあります。予算と相談してください。

「Clubsport DD+が日本で発売さえされれば、すぐにでもQR2に移行してやるよ!」っていう人もいるかもしれませんが…海外ではすでに発売はしてお金集めておいて、発送予定時期を過ぎてもなかなか取れないSONYのライセンス。どうなるか全然わからないですよね…。クラファンみたいになってますw

QR2が二つ手元にあり、現状Formula V2とBMWGT2V2に使用しているわけですが、今の構想として、Formula V2についているAdvanced Paddle Moduleは取り外し、Formula V2は売却。今持っているPoidum HubにQR2を取り付けて、ステアリングとRally Moduleを取り付けて高剛性なFormulaステアリングを作成したいなと考えています。この2つを足せばその構想は達成するわけですが、6万円以上もかかるので、宝くじが当たったり、投資信託で爆益にならない限りは手出せないですね笑

Podium Button Module Rally
Podium Button Module Rally は、2022年と2023年の Ford Puma Hybrid Rally1 WRC カーで使用される機能満載のデバイスです。
ClubSport Wheel Rim SPARCO® Formula
Sparco F-10 A ホイールのレプリカ。コンパクトなフォーミュラスタイルのホイールで、人間工学に基づいたグリップを備えています。 快適性とグリップのため、高品質のアルカンターラ®で覆われています。Podium Button Module Rally(別売)と完璧にマッチします。

あと、Clubsport DD+が発売されたら、GT DD PROとPodium DD1を手放してClubsport DD+一台体制にしてみたりしたいですね。部屋にハンコンの段ボールがいっぱいあって、どうにかしないといけないなと思っています…。

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