これまでFanatecでは、ハンコンを管理するために2つのソフトウェアが使われていました。ドライバ管理には「Fanatec Control Panel」、細かな設定の管理は「Fanalab」を使用してきました。
老舗メーカーであるFanatecは、多数のデバイスを発売してきたこともあり、それらを1つのソフトで統合するのは容易ではなかったようです。その結果、長らく2つのソフトを併用する形が続いていました。
しかし今回、その2つのソフトが統合され、新たに「FANATEC APP」として一本化されました。今後はこの新アプリが継続的にアップデートされる一方で、従来の「Fanatec Control Panel」と「Fanalab」には更新が行われないとのことです。
Fanatecの公式サイトの「ソフトウェア」のページに行くと、下記のような表示があります。

「ダウンロード」から最新のドライバをダウンロードできるようになっています。
まだ初期のバージョンなので、気になる点も出てくるかも。

ダウンロードしてみると、ファイルサイズは約480MBでした。

ファイルを起動するとまず、既存のドライバをアンインストールするように画面が表示されます。

その後、ダウンロード先を指定する画面が出てきますので、適切なフォルダを指定し、「Continue(次へ)」をクリック。

同意を求めるチェックボックスが出るので、チェックをして進めると、インストールが完了したので、Windowsをリスタートを促す画面が出てきます。

起動時の画面ですが、ちょっとロゴが光っています。

プレステやXBOXの人はどうすべき?
今までと同様、プレステやXBOXを使って、このソフトウェアのアップデートはできません。
ハンコンやステアリング、ペダル等のドライバをアップデートしたい場合、古くてもいいのでWindowsのPCに今回のソフトウェアをインストールし、そこからアップデートする必要があります。(GTDDPROもGTDDExtremeもせっかくの高級ハンコンなので、最新のドライバを使用することをおすすめします)
UIが変更され、便利になっている点も。機能としては劇的な変化はなし。
ソフトが統合され、慣れれば便利さはあると思います。
ホイールベースやステアリング、ペダル、アクセサリー等の設定については、多少設定するための機能が増えたようにも見えなくもないです。
iRacingやアセコルでは、各車両に応じてFanatec推奨のFFB設定およびLED発光設定を以前に比べ直感的に割り当てられるような印象。
ただし、全体を通して劇的にできることが増えている印象はありません。
公式のNewsを読むと、このような記載が。
- New interface
- Improved hardware calibration
- Improved game profile management
- Improved LED presets
- Improved LED and display customization
- Streamlined updates
- Track Titan and trophi.ai integration
後ろの方で書いておきますが、Track TitanとTrophi.aiという、テレメトリー表示やAiによるコーチングサービス(あと30m手前でブレーキ踏めたとか、Trophi.aiは音声で言ってくれるっぽい)と連携しているようですが、別に他社のハンコンでも同様のサービスは使えそうな気がします。
最新のFANATEC APPの各画面
ホイールベースです。デザインこそ違いますが、できることはFanatecコントロールパネルと同じように感じます。


ステアリングの画面です。LEDの発光タイミング、FFB設定等、Fanatecが用意したプリセットを車種に応じて割り当てすることができます。(いっぱい英語で書いているところ)最新の車だと、間に合ってない時もあるようで、その場合は凝り性な方は手動で設定できるようです。(大変だから僕だったら、Fanatecの中の人が対応するまで待つかもしれませんw


もしかしたら元々Fanalabでインポートしていたからかもしれません。FANATEC導入直後の方の場合は、プリセットを自分でダウンロードしてインポートする必要があるかもしれません。(
ブレーキのペダルカーブ調整はまだ実装されていないみたい
ペダルカーブの調整ができるようになってないかな?と思って見てみましたが、まだですね。設定項目については多少見せ方は異なりますが、設定できることは従来と同じイメージ。


シフターの調整
見た目は多少変わっていますが、できることは以前のコントロールパネルと同じです。

左のスライドスイッチは、シーケンシャルシフターとしたときに、ステアリング側のパドルシフトと信号を連動させるかどうかだと思います。(以前はなかった??)


シーケンシャルとパドルシフトの信号を連動するモード

キャリブレーションはこんな感じ。まず、ニュートラルにして、下の黄色いボタンを押す。

次に1速にして、また黄色いボタンを押す。次は2速、3速と同様にする。

ハンドブレーキ
右側にV1.5ハンドブレーキと、V2ハンドブレーキを選ぶプルダウンがありますが、どちらを選んでもやれることは同じです。左上の製品名と、右の画像が変わるだけだと思います。(V1.5ハンドブレーキは昨年末ころ以降、販売が終わり、V2のみの販売となりました)

V2ハンドブレーキを選んだ時のスクショ。


キャリブレーションについては「Manual Calibration」をEnabled(可能)にした方が良さそうです。「SET MIN」「SET MAX」をクリックして、ハンドブレーキの最小、最大を調整してください。
Disable(不可能)とすると、オートキャリブレーションモードとなり、この画面を表示中にハンドブレーキを一番強く引いた時の強さが自動的にMAXに調整されます。(これ一度強く引きすぎてしまうと元に戻すためのリセットができません。このスライドをマニュアルモードにして元に戻しても、その時の強い出力が残っています。リセットボタンがないため、Fanalabを再起動させるか、マニュアルモードで設定するしかなくなります)

FFBとかのプリセットの適用が直感的に(多分)
以前は、Fanatecの中の人が作成したプリセットファイルをダウンロードして、Fanalabに読み込ませて・・・という手順がありましたが、その読み込ませるのはなんか自動でやっててくれてそうな雰囲気のUIとなっています。(この辺が自動でやってくれてるかどうかまだ不明)
アセコル、F1、iRacing、WRCと親和性が高そうで、元々プリセットが入っていそうなので、あとは車種を選べば、自動的にFFBとLEDの設定が適用されるはずです。

僕の場合は、今回のアプリをインストール直後からプリセットが入っていたらしくこの機能を使うことができました。FANATEC APPにて、以下のような画面の「SEARCH」にて、車を検索し、右下のLOAD(画面から切れていますが)を押すと、推奨FFBだったり、LED発光タイミングが適用されます。

ちなみに、ここに書いているようにiRacingなら、外部ディスプレイの設定をONにする必要があります。

ここです。

プリセットのダウンロード方法はこちらに書いています。
Track TitanとTrophi.ai
Fanatec APP内に2つのサービスが表示されるようになっています。多分、Fanatecじゃないと使えないサービスというわけではなく、この2つのサービスがFanatecに広告料支払って、このFanatec APPが表示しているだけのような気も。(違ってたらごめんなさい)
Track Titanは月50ラップまで無料で、フィードバックをくれるようです。

お値段はこんな感じ。年間契約だと月換算1600円。Ultraってなんなんでしょうね。(Xでコメントをいただきました:「『HYMO』と言うセットアップストアも使用出来るサービス込みのサブスクだった記憶が」とのことでした)


Trophi.aiは7日間無料で、音声でのフィードバックをくれるようです。AI音声は一番左のベーシックなやつでも使えれそう。右側のプロフェッショナルは、AIを元に人間がオンラインでコーチングしてくれるみたいなこと書かれているようですね。でも、どれぐらいコーチングしてくれるんでしょうかね。年間契約で7.5ドルなので、AI音声のフィードバックだけ欲しいなら上のサービスより安いみたいです。


Fanatecの公式サイトの「ソフトウェア」のページに行って、「ダウンロード」を押せば始められます。今のところバグは気になりませんでしたが、次のアップデートや、9月の頭ぐらいまで様子をみてもいいかもしれないですね。

ちなみにこのタイミングでClubsport DD+のアップデートもあったようで、それをインストールすると、FullForceの出力が上がったようで、再度調整し直しました。FullForceの設定については以下の通り。
何かの参考になった方、なにか補足情報を教えてくれる方、この2つのコーチングサービスについて、経験がある方等、いいね・コメントいただければ嬉しいです!


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